▼女子アトム級(※52.2kg)5分3R
×ジヒン・ラズワン(マレーシア)
[判定0-3]
〇デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
地元マレーシアで動物病院に勤めるラズワンはいつものように猫耳イヤフォンで登場。2019年2月にジナ・イニオンにスプイリット判定負けも7月にジョマリー・トーレスに三角絞めで一本勝ち。対するザンボアンガは、URCCなどでデビュー以来5連勝中。今回がONEデビユー戦となる。
1R、オーソドックス構えのザンボアンガはボディロックへ。サウスポー構えから小手に巻いて投げるラズワンに上を取るザンボアンガ。腕十字を狙うラズワンに担ぎパスのザンボアンガ。再び足を戻すラズワンが腕十字狙いから立つ。
スタンドで詰めて組むのはザンボアンガ。再び小手に巻いて強引に投げを狙うラズワンだが上はザンボアンガ。しかし金網際でラズワンもすぐに立つ。右を振りスイッチしながら圧力をかけるザンボアンガ。ダブルレッグテイクダウンするがラズワンも蹴り上げから立つ。すぐに詰めるザンボアンガは、両脇を差して金網に詰めていく。
2R、組みを嫌うラズワンは遠間。スタンドで両者に注意が2度。ボディロックテイクダウンはザンボアンガも下から腕十字狙うラズワンに、片足をヒザで押さえ、腕を抜くザンボアンガは上から圧力をかける。下から蹴り上げで突き放すラズワンは立つ。両者にイエローカード。左ストレートを打つラズワンを掻い潜りボディロックテイクダウンはザンボアンガ。蹴り上げて立つラズワンにダブルレッグで押し込むザンボアンガ。
3R、ダブルレッグテイクダウンのザンボアンガに左でオーバーフックし三角に固めて下から右の鉄槌を打つラズワン。しかしザンボアンガも肩を抜くと、下からラズワンは腕十字へ。頭に足がかかるが腕を抜くザンボアンガ。しかしラズワンは下から手首をつかみ鉄槌。
判定は3-0でテイクダウン、上からアタックを続けたザンボアンガがONE初勝利。MMA負けなしの6連勝をマークした。
▼ウェルター級(※83.9kg)5分3R
〇アギラン・タニ(マレーシア)
[判定2-1]
×ダンテ・スキーロ(米国)
2019年6月に秋山成勲に判定勝ち、10月に岡見勇信にスプリット判定負けしたタニ。毎試合ごとに成長を見せている。対するスキーロはLFAなどでMMA6戦無敗。ギロチンチョークを得意とする。
1R、地元タニに大歓声。スキーロの右の蹴りを掴み金網まで詰めてボディロックテイクダウンへ。立つスキーロに再びボディロックテイクダウンを狙うが倒れないスキーロ。タニは右で差して押し込み接近戦で左右を打つとダブルレッグで尻下でクラッチ。持ち上げてテイクダウン。
パウンド狙いもスキーロは立とうとする。そこを再びダブレッグテイクダウンするタニ。スキーロのギロチンから首を抜く。立つスキーロとスイッチ合戦を繰り広げるタニ。再びギロチンを狙うスキーロ。ハーフで首を抜くタニが亀のスキーロに鉄槌を入れてゴング。
2R、ボディロックテイクダウンはタニ! サイドからすぐにマウントを奪うタニに、足を戻すスキーロは下からヒジ。しかしパスするタニにスキーロは亀に。そこでバックを奪うタニはリアネイキドチョーク狙いへ。スキーロも正対し上を取り返すとかつぎパスへ。4の字ロックからスキーロがリアネイキドチョーク。パームトゥパームで絞め直すが剥がしたタニが腰をずらして正対したところでゴング。
3R、組もうとするスキーロを左右フックで剥がすタニは、今度は自らボディロックで組み付く。下がりながら左を振るスキーロ。離れる両者。ダブルレッグで押し込むスキーロだが切るタニが今度は押し返して金網まで電車道!
離れ際にヒジを打つ。スタミナが苦しいなかでもタニはシングッレッグで前へ。右で差して押し込むもスキーロも突き放す。右後ろ廻し蹴りはスキーロも力無く、タニは大声援をバックに流血しながらも前へ。両脇を差して押し込みゴング。判定は2-1のスプリットでタニが激闘を制した。