(C)RIZIN FF, GONG KAKUTOGI
2026年10月3日(土)長崎スタジアムシティHAPPINESS ARENAにて『RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI』が開催された。
3選手が体重超過し、1試合が計量前日の怪我で中止となった波乱の今大会。メインイベントでは、これまで体重超過選手が出場する場合の「ノーコンテストルール」ではなく、ユニファイドルール等で行われている「キャッチウェイト」による契約体重での「通常ルール」で試合は行われた(※第2試合とOP第1試合はノーコンテストルール)。
試合後総括で榊原CEOは、その意図を説明し、年末から2027年に向けたRIZINの展望なども語った。9月25日の『RIZIN.55』(11月8日・千葉)会見後に確認した海外戦略も併せて紹介したい。
パトリックがビッグヒールとなってしまった中で、堀江の思いがRIZINを救ってくれた
──榊原CEO、大会総括からお願いします。
「本日は遠く長崎まで足を運んで取材に来ていただきましてありがとうございました。あの、今日この場にいる記者の皆さんが真のRIZINの記者だということが分かりました。映像を見て記事を書いてる皆さん、現地に足を運ばないとRIZINの良さとか地域の熱とかは感じられないんで、やっぱり現場に、本当に経費かかるかもしれないけど足運んで、一緒に体感して文字に思いを載せて欲しいです。映像で本当に見てればビジュアルでは届くと思いますけど、これ 嫌味じゃなくて本気で言ってますからね、皆さん。匂いとか感性とか五感で感じないと。もちろんPPVで見ていただけることも心から感謝するんですけど、少なくても本当にこの熱を長崎で今日起きた出来事を文字にして映像にして届けたいっていう風な志があるなら、お金かかるかもしれませんけど、是非、次回長崎大会がある時は皆さんずらっとこのインタビュールームに足を運んでいただくことを切にお願いします。今日来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。とはいえですね、映像見て記事書くのは止めるよとかっていうのも止めていただいて(笑)。それぐらい本当に長崎大会の熱は凄まじかったです。
やっぱり、ある意味、ここまでのゴタゴタがプラスオンされてビッグヒールとなってしまった(宇佐美正)パトリックが、そういう意味では本当にヒール役を見事に──役を演ずるって気はなかったと思いますけど、ヒールとして完全に出来上がっちゃったんで、その中でベビーフェイスで登場した堀江(圭功)が圧巻のKO勝利。多分、今のこの時間の思案橋あたりは大変な経済効果をRIZINがもたらしていることと思いますが(笑)、格闘技の良さは本当にこのスカッとすることだと思いますんで、いずれにしてもいろんなゴタゴタはあったけど、それを清濁合わせのんでメインとしての仕事をしっかり果たした堀江圭功にこの場を借りて、感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
堀江もケージの中からファンのみんなに感謝を伝えてましたけど、みんなのファンの思いが堀江を奮い立たせたでしょうし、やっぱりその堀江の思いが僕のプロモーター、RIZINをある意味救ってくれたなという風に思ってます。感謝にたえないということをまずお伝えしたいと思います」
女子スーパーアトム級は「大晦日に4人で準決勝をやろうかなと」
「他のアンダーカードの試合も、特に前半戦は生き残りをかけるではないけど、しっかり自分の存在意義、何が求められ、何をここで表現することが次のプロとしての格闘家として一歩前に出れるのかってことを理解してる選手たちが──しっかりそれを勝った選手、負けた選手関係なくです。僕、何度も選手にも昨日ルールミーティングでも言いました。『負ける勇気を持って勝ちに行け』と、本当に僕らが求めてるファイターは大変なことだという風に常々思いますけど、本当にしんどい時に一歩前に出る、最後まで諦めずに、最後の1分1秒まで一本を取りに行く。そういう姿勢を貫いて見せてくれた選手には、心から本当に感謝したいと思います。ただまあ何試合かは“行けよ”って、ファンも見てるみんなもそう思ったと思いますし、それが行けないのが生身の人間だったりするんですけど、はっきり言います。残念ながら“行ける”トップスターがいるんです。本当にトップに登りたい、登り詰めたいって思うんだったら、負ける勇気を持って勝ちに行かなきゃ、本当の栄光とか勝利の喜びは手に入らないんで、酷だと思いますけど、格闘技の道を生業として選ぶんであれば、一歩踏み出して欲しいとそう思います。
どの試合に向けて言ってるかは、大体ご察しがつくと思いますけども、あの、NOEL選手、ケイト・ロータス選手、僕はもっと行って欲しかった。体調(負傷明け)の問題もあると思いますけど、この後大晦日に駒を進めて4人で準決勝やろうかなとは思ってますけど(女子スーパーアトム級の「見えないトーナメント」は、ここまでパク・シウが須田萌里に判定勝利、大島沙緒里がイ・イェジに一本勝ち、ナターシャ・クジュティナがRENAに一本勝ち、ケイト・ロータスがNOELにスプリット判定勝ち)、行けなかった理由とか色々あると思いますが、評価する側は残酷なもので、選手の状況とかコンディションとか心境ってのは慮ることができないんで、結果だけで判断するしかないんでね。女子格全体、もう1回僕らも熱をつけたいと思ってプロモーターも全力で取り組みますんで、女子のファイター、選手、今日の試合含めてですね、もっともっと男子の選手に負けないぐらいの女子の格闘技の良さを伝えられるべく、プロモーターとしても猛省して次の一歩、次の一手に打って出たいと思います。DEEP、DEEP JEWELSの佐伯代表にも教えを乞うて、世界に通じる世界中を熱狂させる女子格の熱を作り出すために頑張ろうと、そう思えた大会でした。あとは、各試合、選手に関して皆さんのご質問に答える形で進めてさせていただけたらと思います」










