朝倉未来は『ライト級でもフェザー級でもどっちでもやります』と。芦澤は負け続けて勝つまでやれ
──もう1試合お伺いします。その前に出る姿勢ってことで言うと、芦澤選手は負けてしまいましたけど、すごく前に出て打ち合って激しい試合で、観客も沸いてましたけど、ただ結果としてRIZINでは4連敗というところで、ここもまたその競技とプロモーターというところの観点があると思うんですけど、芦澤選手への評価は?
「本当に芦澤ももがいてるな、前向きにね、本当に僕も同じ意見で、だから芦澤にはチャンス上げたいと僕は思ってますね。もう負け続けて勝つまでやれって感じです。今の姿勢でとにかくガンガン、アグレッシブにトレーニングもしっかりして、下向いていてもしょうがないんで、僕らが届けたいのはやっぱり戦うことを通じてそれぞれの選手たちの生き様を、みんなに理解してもらい、人間ドラマを届けたいと思ってるんで、何らかの形で芦澤選手とも話をして、個人的な意見が今中心ではありますけど、チャンスを上げたいなという風には思ってます」
──芦澤選手、負ける勇気を持って勝ちに行ってたと思いますか。
「負ける勇気なのか。多分本能的にああいう戦い方しかできないんじゃないかなって。もう少し戦略的にアウトボクシングに徹して戦ったらいいんじゃないかなと見てて僕は思うんですけど、芦澤竜誠ってああいう男なんだと思いますね。だから本当にもう真剣勝負を挑む、その外連味のないファイトスタイルにはやっぱり胸を打たれるものがありますから、僕らが届けたいのはまさにそういうことではあるんで。ただもちろん戦績もあるし、キャリアも年齢も9つぐらい若くて(芦澤31歳・井上22歳)キャリアもまだまだの選手に結果、負けてしまったってことは、これはプロモーター側も選手側も受け止める必要があると思いますけど、この試合を持ってして芦澤竜誠は使いませんってことではなくて、この試合の結果・トータルを受けて、個人的な思いが強いですが、芦澤にはチャンス上げたいなっていう風に思ってます」
──今後のライト級のタイトル戦線についてお聞したいんですけど、今日(ホベルト)サトシ選手もセコンドに来られてましたし、堀江選手が勝利して、『超RIZIN.5』ではライト級に上げて戦って朝倉未来選手も勝利しました。何か今後の挑戦者という部分で考えていることはありますか。
「うん。まあ、あの普通、今(ルイス)グスタボがチャンピオンじゃないですか。その中に当然怪我を負ってはいるけど、(イルホム)ノジモフもサトシもいるし、外国勢で言うとね。その中で未来とも話をしなくちゃいけないけど、彼は『ライト級でもフェザー級でもどっちでもやりますよ』と。『自分と見たい相手がいれば』ってことなんで、未来とこの10月に入ってから時間取って会おうってことは話してるんで、じゃ大晦日に向けてどうするのか、その辺も相談したいと思いますし、今日のやっぱり堀江選手の勝利も受けて、あの堀江選手にどう次の相手を用意するのか。野村(駿太)選手もいますしね。だからライト級で大晦日に向けて色々カード編成、頭を悩ませながら選手の意向も聞きながら早急に進めたいなと思ってます」
──またメインカードの体重についての話になってしまうんですけど、これまでRIZINは体重オーバーしたらノーコンテストルールっていうのが主流になってる中で、今回キャッチ交渉して通常ルールで実施した。一般的にUFCとかでは結構、普段からあるやり方(※相手が試合を受諾した場合、キャッチウェイト(契約体重変更)などで試合が行われる。ファイトマネーの20~25%が没収され、対戦相手に譲渡される)だったと思うんですけど、今後も他の選手からこういう呼びかけみたいなものがあれば、応じていくか。
「いや、選手の呼びかけでは全くないんで。プロモーターの裁量ですからそれは。僕らが必要だと思えばこういう場合のカードを引くかもしれません。それを選手側が承諾してくれればこういう形で、もちろんJMOCのレフェリー陣との競技陣との調整も含めてですね、必要な時にはあるかもしれませんけど、選手の申し入れでこのノーコンテストルールがひっくり返るなんてことは絶対ないんで、基本、ノーコンテストルールが大前提です」
──では、今後も体重オーバーした場合は、基本的にはノーコンテストにする?
「そうです」
──今ちょっとライト級のお話もあったんですけども、10月に入って大晦日が見えてくる中で、ファンも今年は名古屋ドームということで色々と期待していくんですけど、当然ドームなりの仕掛けも?
「そうですね、本当に1年の集大成、シーズンピークをRIZIN旗揚げ以降、大晦日にその1年を締めくる格闘技の祭点を作り出すっていう大前提で、年間の大会スケジュールを組んでますんで、今年のいろんな出来事がもう1回、11月8日にもう1大会(千葉・LaLa arena TOKYO-BAY)ありますけど、そこも踏まえて、今年見たい選手をずらっと並べたいと思ってます」
──『超RIZIN』という大きい大会があった直後ではありますけど、そこにまた(名古屋)ドーム大会を短期間で作っていく苦労というのもかなりあるかと思いますが。
「苦労しかないと思いますけど。はい。作るっていうよりはでも本当にファンのやっぱり見たいって思ってもらえる熱というか、そういうものをキャッチしながら、でもファンの見たいものを全部選手たちが了承してマッチアップできるわけではないんで、そのせめぎ合いをこの10月が勝負、プロモーターとしてマッチメイクする側からすると勝負だと思うんで、しっかり積み上げて──名古屋ドームでやる格闘技大会は23年ぶりなんですね。ボブ・サップvs.曙(K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!)以来の名古屋ドームでの大晦日開催 。バンテリンドームとしても満を持してというところこもあるし、 僕も名古屋出身ということもあるんで、本当に名古屋を中心に東海地方の熱を中心に集めながら、全国から大晦日に行こうって言ってもらえるようなマッチメイクをずらっとラインナップするよう頑張ります」









