photos by Tkazawa Keisuke(C)Lemino修斗
2026年7月13日(月)18時から東京・後楽園ホールにて『Lemino修斗.7』(Lemino配信)が開催された。
▼メインイベント フェザー級(65.8kg)5分3R
×宇野 薫(UNO DOJO)35勝25敗5分 65.8kg
[判定0-3] ※28-29×2, 27-30
〇児山佳宏(THE BLACKBELT JAPAN)25勝15敗3分 65.8kg
前日計量では、ともに65.8kgのリミットちょうどでパス。51歳の宇野は、シューティングジム八景から和術慧舟會に入門。1996年10月、後楽園ホールで行われた桜井速人戦でプロMMAデビューを果たした。
98年の『VALE TUDO JAPAN '98』でヒカルド・“リッキー”・ボテーリョに3R TKO勝ちすると99年5月に佐藤ルミナにRNCで一本勝ちし、修斗ウェルター級王座獲得。
2000年の再戦も右フックKOで佐藤を下すと、01年からUFC参戦。2月の『UFC 30』で「初代UFC世界バンタム級(現ライト級)王座決定戦」でジェンス・パルヴァーと対戦し、0-2の判定負けで王座獲得ならず。BJ・ペンとの2度目の戦いで判定1-1ドローでUFC世界ライト級王座獲得ならず。その後、HERO'S、DREAMで活躍。修斗で6連勝をマークも、15年からは3勝7敗と黒星先行に。
柔術の試合にも積極的に出場し、25年12月のTORAO山口大会で毛利昭彦と50歳対決で判定勝ち。19年11月のマーカス・ヘルド戦の一本勝ち以来、6年ぶりにMMA白星を掴んだ。今回は65.8kgのフェザー級で戦う。
1日の『Lemino修斗.6』で解説を行い、試合間にケージインした宇野は、「1996年にここ後楽園ホールのプロ修斗でデビューして、ちょうど30年なります。また修斗の試合ができることを本当に感謝しています。ありがとうございます。30年目宇野薫の修斗、打倒極。その試合でぜひ見せたいと思いますんで応援よろしくお願いします」と意気込み。前日計量ではメインイベントとなったことを受けて「明日はメインとしての役割をしっかりと果たして、児山選手といい試合をしたいと思います」と語った。
対する、児山は元修斗ライト級環太平洋王者で44歳。2005年に修斗でプロMMAデビューし、新人王決定トーナメントウェルター級優勝から、CAGE FORCE5連勝で弘中邦佳とのライト級王座決定戦でKO負けで戴冠ならず。2011年1月に佐々木信治を1R KOに下し、修斗環太平洋ウェルター級王者に。PANCRASE、WSOFにも参戦し、2016年7月から再び修斗に参戦。復帰後5勝4敗1分と勝ち越し。
前戦は、2024年7月のPOUNDOUT1で齋藤翼に2R TKO負け。今回、パラエストラ松戸出身・現THE BLACKBELT JAPAN所属として、ホームで6歳上の宇野を迎え撃つ形だ。
前日計量では「20年前に“満員の後楽園ホールでタイトルマッチを”という思いで格闘技を続けてきました。やっとイメージと現実が追い付いてきて、明日はタイトルマッチではないですが、宇野薫というベルト以上の価値のある人と戦えることに感謝しています。最高の相手を用意していただきました。自分の人生でこれ以上熱くなることはないです。断言できます。明日は最高の試合をするので、見届けてください」と決意を語った。
1R、前戦同様にサウスポー構えで入る宇野。オーソの児山。右前手フックを見せた宇野に、ニータップでテイクダウンの児山。柔術黒帯の宇野は跳ね上げスイープしてバック狙いも、下からダブルレッグの児山は両足を抱える。
腰をずらしてヒジを突いて立つ宇野。左足をかける児山は背後から崩しもすぐに立つ宇野。児山は左手首をコントロール。アームロックを狙う宇野。バックからヘンゾロックで崩そうとする児山。
残す宇野を左足をかけてグラウンドに引き込むが、すぐに立つ宇野。背後にパンチ。児山の左足を外すも児山がバッククリンチにつき続けてブザー。
2R、オーソで低い構えで先に前に出る宇野は右を突くが、児山はシングルレッグからケージにドライブしてダブルレッグテイクダウン。両足を抱えて押さえ込むが、宇野はシザーズで後転でリバーサル! マウントからサイドバックもシングルレッグで足を手繰る児山。正面に入りダブルレッグ!
宇野は右小手から崩して骨盤を押してがぶり倒してトップに。なおも足を手繰る児山にダースチョーク狙いもバックを奪う児山。
潜ってトーホールドからのトランジションでスイープに切り替えトップを奪う宇野はバックを狙うが、児山も足を手繰り。そこに鉄槌を入れる宇野は立ち上がり。バッククリンチの児山。ブザー。
3R、オーソで詰める宇野。右を突くが、そこにシングルレッグは児山。バックに回るが、ここで腰をずらした宇野は飛行機投げ的に足をすくって正対して立ち上がり!
児山はなおもついてダブルレッグテイクダウン。宇野はストレートアームバー狙いも正面に回ると児山がダブルレッグテイクダウン。宇野はスイッチ狙いから腹ばいで立つ。なおもバックから左足をかえる児山は崩すがダメージを与えたい。
足を持たれながらヒジ打つ宇野はケージ使い立ち上がり、児山はなおもダブルレッグへ。すぐに立つ宇野を児山は崩してガードを取る宇野にパウンド狙い。宇野はグランビーロール狙いもしつこく組み続ける児山。亀になって宇野が立とうとしたところでブザー。
判定は、29-28×2, 30-27で3者が児山を支持。ダブルレッグで組んで倒す児山はバックコントロール。そこから宇野逃げ、あるいは新たな柔術・グラップリングのトランジションからMMAでスイープする宇野も動きを止めず。最後に組み勝った児山が熱戦を制した。
試合後、児山は「対戦してくれた宇野薫選手、ありがとうございました。僕もこの試合はタイトルマッチのようにどうしても勝ちたかったんですみません。デビューして20年経ちました。これだけ総合格闘技の認知が広まりました。それはプロがいるから。プロの興行が地道にあるからスターも出たと思います。これからもLeminoさん、修斗をよろしくお願いします。上の世代が出来ることは若い選手が挑戦できる場所を作ること。僕が嫌いなのは、上の世代が押さえつけること。若い子たちが挑戦できるように。時々キツいことも言うかもしれませんがパワハラとか(苦笑)、どんどん挑戦してもらいたいと思います」と語った。


























