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インタビュー

【RIZIN】“月イチRIZIN”──未発表の10月、11月にも大会を開催へ。榊原CEO「ダイヤモンドの原石はいる」、ONEとの毎月大会戦争は「ここで戦いたいって思える舞台をどこまで作れるか」、堀口vs.ケイプ2は「過去を知ってる我々にはすごく見応えがあるけど──」

2026/06/20 14:06

月イチ大会とサブスクの需要と供給

 前述の通り、“月イチRIZIN”を行い4カ月。この上半期の4大会について、榊原CEOは、「よく入ってるんじゃないですか。いずれにしても、プロモーターとして、RIZINとして、僕らもチャレンジをしていかなくちゃいけないところがあって。記者の皆さんもそうかもしれませんけど、意外にやってみると毎月やるって大変だなという。よくPRIDEのときはやってたなと。でも、マーケットとしての需要とのバランスもあると思うんですけど、じゃあ僕らが年間6大会か8大会にしたところで、毎週末、大小中も含めて格闘技の大会って全国目白押しじゃないですか。だから我々がきちっと本当に熱のある大会を届けるのであれば、年間12大会が15大会、20大会になったとしても、それはファンの人たちも受け入れてくれると思うんですね。

 ただ、それが本当にもっと総合的に考えた時に、本当に全部がPPVを売るようなカードの形にするのか。毎月やることによって、これは特に海外のプラットフォームとかと話をしている中でよく言われるのは、やっぱりサブスク会員って毎月『月額』じゃないですか。だから月に一回ぐらいはコンテンツがないと、まず海外の放送局とか配信局は相手にしてくれないですよね。だからUFCが50大会ぐらいやるのは、やっぱりメジャースポーツとしてそのぐらい大会数がないと向き合う放送局と配信プラットフォームが相手にしてくれないということ。その他のプロ野球とかMLBとかNBAとかも。シーズン制導入してるところもありますが、バスケットボールにしても野球にしても、試合数めちゃくちゃ多いじゃないですか。だから総合的に考えていくと、僕らがRIZINのコンテンツとしての求心力もそうですが、同時に運営側も体力をつける、そういうものが普通にこなせるような組織力なりマンパワーを持つ必要もある。

 その上で、本当に実験的なこと、チャレンジングなことではあるけども、『今年は3月以降、全月大会をやろう』と。9月以降も10月も11月も12月も全部大会やりますので、近々発表します。その中で今後さらに海外の大会も増やしていきたいなと。今(会社)のチームも回るように担当制を敷いたり、いろんなことが必要になってきます。ただ、ここまでの仙台までの大会は、会場の動員数で言うと、9割近くどの会場も入っている。ソールドアウトした会場もありますし、仙台は追加しても売り切れてしまう状況だった。この広島も現状でいくとほぼ完売は間違いない状態だと思います。

 それだけの力はつけてこれたので、あとはやっぱりPPVがどこまでついてくるか。これだけ毎月高い高いって言われながら、6,000円とかを投じていただくだけの価値を維持できるか。やってみて変更していくことも含めて、フレキシブルに動いていけたらなと思います。今後、例えば PPVに特化した大会とか、そういう方向性も考える。

 UFCは思い切ってパラマウントと組むことによって、PPV方式を止めている。アメリカではなかなかPPVが、もうちょっと成立しないのかもしれません。日本の中でももう少し僕らは1大会の単価を下げるのか。ペイパービュー大会とそうじゃない大会はサブスクリプションにするのか。いろんな形でのコンテンツの出し方は、今検討している状況ではあります」と、券売の好調とともに、PPV購入の魅力、サブスクリプションの検討などもしていくとした。

選手の選択と、ダイヤの原石の発掘

 首都圏のみならず地域大会の大小含め、毎月大会の開催で、ファイターによっては、出所を見極めることも出てくる。

 榊原CEOは、「特にトップアスリートたちになると、そう計算します。ビッグイベントだけ出たいということを考え出すんだけど、やっぱり毎月の大会の中でどうしてもやっぱり凸凹があるんですよ。クオリティがなかなか揃わないんで、予定していても怪我もあるし、ここはれをメインとしても──メインが決まるとアンダーカードって割と決めやすいし、テーマが決まれば決めやすいんだけど、そういう意味ではバランスをうまく取りながら、それでもやっぱり選手たちは選手たちなりの計算もあるんで。

 ただおかげさまで本当に選手層はすごく厚くなってきてるし、若い選手たちも本当に増えてきている。まだまだ僕らが磨いたら光るだろうなっていうダイヤモンドの原石は日本の中にたくさんいるので、そういう選手たちをどんどんもっとデビューさせたり、本当にしっかりポリッシュして、みんなの気持ちを鷲掴みにできるようなスター選手にしていく作業が必要だなというふうに思います」と、メインカードとテーマに紐づく大会設計と、今後の選手発掘について語った。

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