▼第6試合 ライト級 5分3R
×AB(70.3kg/同級世界6位/和術慧舟會駿河道場)
[2R 1分10秒 TKO] ※ABがカット、ストップ
○キャプテン☆アフリカ(70.2kg/同級世界10位/総合格闘技道場コブラ会)
ライト級で、AB(和術慧舟會駿河道場)とキャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)のグラップラー対決が行われる。ABは7月の前戦で泉彰洋との再戦を腕十字で一本勝ち。川名雄生戦、大澤伸光戦での連敗から見事、再起を遂げている。
対するキャプテン☆アフリカは、2018年3月の鈴木槙吾戦で一本勝ちし、鮮烈後楽園デビューを果たしたものの、6月のキム・ギョンピョ戦、11月の小谷直之戦で敗北。QUINTETでのグラップリングマッチで調子を上げ、2019年6月のウエタ ユウ戦を判定勝利し、AB同様に修斗で再起を遂げている。絞めのABか? 極めのキャプテンか? 寝技に絶対的の自信を持つ両者が相まみえる。
1R、サウスポー構えから入るキャプテンは左ロー、ミドル。さらに右アッパー。オーソドックス構えのABも左フックを返し、左で差して押し込むが倒せず。キャプテンはオーソに戻し、陣営のボクサーの妻の声にワンツースリーと打つ。2R、キャプテンの左フックでABが右目上をカット。ストップ。キャプテンが勝利。
▼第5試合 ライト級 5分3R
○田中 有(69.9kg/同級世界8位/リライアブル)
[判定3-0]※29-28×3
×岡野裕城(70.2kg/同級世界9位/マッハ道場)
ライト級サバイバルマッチ。
9月1日に新木場スタジオコーストで開催された「Road To ONE :CENTURY」での修斗vsPANCRASEとの対抗戦で、PANCRASEランカーのアキラを豪快にKOした岡野裕城(マッハ道場)が早くも修斗へ帰還。神戸に拠点を置くリライアブルの若頭・田中有(リライアブル)と激突する。岡野は後楽園では2019年1月に川名雄生に判定負けしており、9月のアキラ戦の勝利の勢いのまま、後楽園の借りを後楽園で返したいところだ。田中はBORDERなど関西で2017年9月から4連勝も、2018年9月に大澤伸光にKO負けを喫しており、今回が再起戦となる。
1R、ともにオーソドックス構え。ジャブ突く岡野に田中はスイッチしてのニータップから金網まで押し込みスタンドバックでヒザを突く。
2R、ダブルレッグテイクダウンは岡野も金網背に立つ田中が小外足払いでテイクダウン! 岡野の立ち際をバック奪いリアネイキドチョーク狙い。
3R、互いにジャブローの刺し合いも手数は岡野。ワンツーに目に入ったか気にした田中に岡野はラッシュ。バランスを崩し亀になる田中のバックからパウンド。
判定は1、2Rで優位に立った田中が接戦を制した。
▼第4試合 バンタム級 5分3R
小野島恒太(61.2kg/Combat Workout Diamonds)
手塚基伸(61.2kg/総合格闘技道場コブラ会)
現在の修斗で“ハズレなし”黄金のバンタム級注目のカード。復活の小野島恒太(Combat Workout Diamonds)が“流浪のグラップラー”手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会)と対戦する。
小野島はMMA12勝4敗1分。2019年6月、金物屋の秀戦の判定勝利で約2年振りの戦線復帰を果たすと、翌7月の後楽園ホール大会にも参戦を志願。安定感のある試合運びで加藤ケンジも判定で下し、復帰後2連勝を飾った。
対する手塚はMMA32勝13敗7分のベテラン。国内外の様々なプロモーションを渡り歩き、幾つものタイトルを獲得してきたグラップラーだ。これまで第三代GRACHANバンタム級王者、初代HEATバンタム級王者に輝き、PANCRASEでもバンタム級1位にまでランク、2012年から2013年にかけてUFCにも参戦し2戦2敗、2017年以降は4勝1敗1分と好調をキープしている。
2019年6月、修斗初登場となった大阪大会では奇天烈(修斗GYMS直心会)と対戦。グランド地獄に引きずり込むと終始相手をコントロールし、得意の肩固めで完全に相手を捕獲すると、そのままタップを奪い快勝。異次元の極めの強さを披露し、声高らかにタイトル獲得宣言をしている。
今回の後楽園ホール登場を機にいよいよランキングの中枢へと食い込もうとする手塚を小野島は止められるのか? 勝者が更に修斗バンタム級に風穴を開ける事になるであろう、今後の修斗に嵐を巻き起こす男たちによるマッチアップだ。
1R、サウスポー構えの手塚にオーソドックス構えの小野嶋。手塚はオーバーフックから引き込み得意のスイープ! バック、マウントまで奪取。2R、手塚のダブルレッグテイクダウンを切る小野嶋。頭下げての左右フックの圧力で手塚の上を取る。
3R、手塚のシングルレッグからの引き込みは付き合わない小野嶋だが、手塚はダブルレッグからテイクダウン。立つ小野嶋にバック回り、後方に引き込み、正対する小野嶋にハーフからパウンド。判定3-0で手塚が勝利した。