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【PANCRASE】アマチュアから16連勝中のオタベク・ラジャボフと「フェザー級暫定王座決定戦」に臨む木下尚祐「僕にも“殺し”があることを見せる試合に」=6月28日(日)ニューピア

2026/06/13 16:06
【PANCRASE】アマチュアから16連勝中のオタベク・ラジャボフと「フェザー級暫定王座決定戦」に臨む木下尚祐「僕にも“殺し”があることを見せる試合に」=6月28日(日)ニューピア

(C)GONG KAKUTOGI

 2026年6月28日(日)東京・ニューピアホール)で開催の『PANCRASE 363』(U-NEXT配信)に向け12日、記者会見が行われた。

 フェザー級では、正規王者・栁川唯人の『ROAD TO UFC』参戦に伴い、PANCRASE無敗ランカー同士による「暫定王者決定戦」が決定。同級1位のオタベク・ラジャボフ(タジキスタン)と対戦する2位の木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム)が会見で意気込みを語った。

▼PANCRASEフェザー級暫定王座決定戦 5分5R
オタベク・ラジャボフ(タジキスタン/TAJMMAF GYM)1位 5勝
木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム)2位 13勝6敗1分

 ラジャボフは、PANCARSE参戦以来、バンタム級での高城光弘戦、フェザー級での遠藤来生戦、Ryo戦と、全てをフィニッシュで飾り、圧倒的な存在感を示してきた。

 対する木下は、スクランブルの強さに加え、ハイレベルな打撃と寝技を武器に、小森真誉、遠藤来生、敢流、シン・ジェヨンを相手にPANCRASE4連勝をマーク。

 会見では、「横浜グランドスラムの木下です。僕のキャリアでも過去最強、世界レベルのオタベク・ラジャボフ選手と戦えることを嬉しく思います。しっかり内容もこだわって勝って“世界と戦える日本人がここにもいるんだぞ”っていうのを証明する日にしようと思います」と、対日本人無敗のラジャボフ相手に強さを見せるとした。

 ラジャボフの強さは至近距離で目視している。25年12月に同門のRyoがラジャボフと戦い、1R 終了時・TKO負けを喫したが、そのときから“次は俺”と対戦を想定してきたという。

「前回、ウチのRyoさんがラジャボフと試合した時に、僕がセコンドについていて、目の前でやられちゃったので、“こいつは俺がやってやろう”と思ったので、ケージの中でも“次、俺だぞ”っていうのは伝えてあって、(すぐにでも)やってやろうと思ったんですけど、なんか宗教上の断食の関係(ラマダン)で3月は難しかったみたいなんで、1戦(シン・ジェヨン戦)挟んだんですけど、もうずっとそこからいつかはやるんだろうなと思っていたので、ずっと対策というか意識はして練習はしていました」

 実際にラジャボフと肌を合わせたRyoからのアドバイスは「いや、あの人全然参考になんなくて(笑)、『力強かったスか?』って聞いたら、『お前のが強えよ!』みたいな。『いや、そんなわけないしょ』みたいな。『拳硬かったスか?』『別に』みたいな。『ちゃんと教えてよ』みたいな感じなんですけど」と苦笑するが、ラジャボフを間近で見たことで「やり合える」感触も得ている。

「感じました。俺ならできると思います。どこかはやっぱり言えないですけど、どこまで翻訳されちゃうか、分かんないんで」としながらも、IMAAFでは判定勝ちも多いラジャボフについて、「穴はすごく少ない選手だと思います。カリベク(アルジクル ウール)と比べられがちだと思うんですけど、全然慎重で、もう本当になんなら判定も見据えてるぐらいゆっくり相手も見るし、自分のHPというかスタミナも使いながら、自分の殺傷能力の使いどころを要所要所で判断してるような印象の試合を、もうアマチュアのIMMFの試合から全部、その印象です。YouTubeにあるのは結構しっかり見てます」と、カリベクに比べて力の配分を見極めて戦う、クレバーな戦い方をする選手と分析した。

 ラジャボフは、日本では3試合連続1Rフィニッシュの決定力を見せているが、木下には、13勝中10の判定で接戦でも競り勝つ強さがある。今回の暫定王座戦の「5R」で長期戦も考えるか、との質問には「言えません」としながらも、「ただ、(ラジャボフは)絶対に1Rが一番強い、序盤が一番強い選手だと思うんですけど……まあ、ちょっとそれ以上言えないですね」と、爆発力のある序盤への警戒と、チャンピオンシップラウンドでの戦いも視野に入れている。

“世界と戦える”ことを証明すれば、正規王者との戦いも見えてくるが、栁川唯人との対戦について、「もちろんあると思うんですけど、やっぱり今回の相手が相手なので、もうそんなこと今考えてられないですね。本当にもう毎日毎日ラジャボフのことで頭がいっぱいで。元から試合が決まっていても決まっていなくても、僕はずっとハードな練習量をキープできてるんですけど、試合を見てもらったら分かると思いますが、特に今回は気合いが入ってます。PANCRASEの5R制の試合を対外国人でいくつもこなしてきたISAOさんとも練習させていただいていて、戦い方のご教示もいただいています。量も質もいいものができていると思います」と、ISAOとの練習も経て、ストップ・ザ・ラジャボフを果たすつもりだ。

『ROAD TO UFC』では、栁川が優勝候補の一角の豪州のジョージ・マンゴスを投げてギロチンで絞めたが、首を抜いたマンゴスがヒザ蹴りでTKO勝ち。世界と戦えることを示すも壁に跳ね返されている。

 木下は「見ました。世界最高峰に挑んだことはリスペクトしてるのは大前提で、俺ならもっとやれたんじゃないかともやっぱり思っちゃいました」と、自身に置き換えて見ていたという。その思いを証明するためにも、ラジャボフは超えるべき壁となる。

 破壊的な攻撃力を持つラジャボフが、そのままベルト強奪に突き進むのか。それとも木下が得意の競り合いに持ち込み、激闘の末に王座戴冠を果たすか。

 木下は「“得意な競り合い”とか言われてけど、別に競りたくて競ってないし、競ったなって思ったのは去年の敢流戦ぐらいで、それ以外は別に競った試合はしていないつもりです。しっかり僕にも“殺し”があることを見せる試合をしようと思います」と、暫定王座戦でキラーインスティンクトを見せるとした。

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