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インタビュー

【ONE】若松佑弥「ホルミルザエフを“自分”だと思っている」×93%フィニッシュのホルミルザエフ「忘れられない試合になる」=4月29日(水・祝)有明アリーナ

2026/04/26 21:04
【ONE】若松佑弥「ホルミルザエフを“自分”だと思っている」×93%フィニッシュのホルミルザエフ「忘れられない試合になる」=4月29日(水・祝)有明アリーナ

(C)GONG KAKUTOGI

 2026年4月29日(水・祝)東京・有明アリーナで開催される『ONE SAMURAI』(U-NEXT配信)にて、「ONE世界フライ級(※61.2kg)MMAタイトルマッチ」(5分5R)として、王者・若松佑弥(日本/TRIBE TOKYO MMA)が2度目の防衛戦に臨む。挑戦者は、ONE9勝1敗の強豪アバズベク・ホルミルザエフ(ウズベキスタン)だ。

 26日、都内で行われた個別インタビューで大一番に臨む、若松とホルミルザエフに聞いた。

▼第14試合 ONEフライ級(-61.2kg)MMA世界タイトルマッチ 5分5R
若松佑弥(日本/TRIBE TOKYO MMA/王者)20勝6敗
アバズベク・ホルミルザエフ(ウズベキスタン/挑戦者)15勝2敗

 ONEフライ級王者の若松佑弥は、25年3月にアドリアーノ・モラエスを1R TKOで悲願の王座奪取すると、11月にはジョシュア・パシオを2R TKOし、初防衛に成功。31歳。

 挑戦者のホルミルザエフはONE9勝1敗。25年7月に和田竜光と対戦し、右の前蹴りで和田の顎を壊して判定勝ち。続いて、南アフリカの無敗ファイターウィリー・ファン・ローエンも1R 腕十字に極めると、直近では12月にジェレミー・ミアドに2R TKO勝ちを収めている。

 ウズベキスタンのホルミルザエフはグラップリングと打撃の双方を武器に、15勝中、8KO・TKOと6つの一本勝ちと、驚異の93%のフィニッシュ率を誇る。

 25歳でフライ級の“最も危険な若手”から、最強挑戦者へと成長を遂げたホルミルザエフを相手に、MMAファイターとしてピークに向かう若松は、日本で2度目の王座防衛を果たせるか。また、ホルミルザエフは王座挑戦のチャンスにいかに戦うか。

若松「『とらわれず』に戦う」

──試合を3日後に控えた心境、コンディションは?

「過去最高でバッチリで。戦う準備もできていて楽しみです。やることはやってきているので、あとはこのまま体重を作ってコンディションを維持して試合当日に爆発させるの待つだけなんで楽しみです」

──対戦相手のアバズベク・ホルミルザエフ選手の印象を。

「若い、勢いがあって打倒極、すべて破壊力あって世界でもトップクラスの選手だと思います。特に強いのは右の蹴り全般。サブミッションだったらチョーク系が特に強いなと思います」

──和田竜光選手のアゴを破壊したあの前蹴りをどうとらえていますか。

「みんなあれに気を散らされてるんで。でも分かっていれば絶対、僕はもらわないんで。一辺倒になってきたら、それは当たんないよと」

──相手にフィニッシュ決着が多い点は?

「アグレッシブに1Rから行く結果だと思います。自分も好きな選手なのでリスペクトはしています。1、2年前から“いつか戦うだろうな”と思っていました」

──勝負の鍵は?

「相手も極限まで目に見える部分、“がわ”の部分はお互い極限まで高めているので、あとは当日の精神力。“とらわれず”に。もうホルミルザエフ選手を“自分”だと思っているんですよ。自分と戦う、その自分を打ち破るイメージなので、当日、自分に勝つか負けるか、というイメージです。

 精神力を極限まで高めること。今までより高みを目指してきて、具体的に言うと、24時間、常に妥協しないこと、自分と向き合えてこれたのが前回の試合よりよかったので、そこは試合で活きてくると思います」

──会見で「侍」という言葉がありました。その意味は?

「僕は鹿児島出身で、知覧の特攻隊の場所に呼ばれて。靖国神社も“呼ばれている”なと思い、そういうところに行ったり、すごいひかれます。そういう精神力というか、漢が命をかけて戦うという国だったり、家族だったり──そういう精神にひかれて自分の前世は特攻隊の人だったのかなと直感的に感じていて。この現代において、その魂を自分は受け継がないといけないなと理屈じゃなく感じているので、昔の武将だったり、そういうものの魂を戦いで示していくだけだなって」

──リスクを負って戦うということでしょうか?

「とらわれちゃうんので、“こうやったらこうなる”というのはやっぱり並みの常識なら当たり前ですけど、そこを突き破って限界を超えるというか。だからもうジャブに対してジャブを合わせるとか、そういう理屈無しの無限のパワーというか、そこを突き破れるかが試合で重要なカギになる。もう技術的なことはやってきたんで、あとはもう自由に、自分の怖さ──負けたくない・勝ちたくないとか思っちゃうとそういう戦い方しかできなくなるけど、もう1秒でも自分に集中して倒すというのは最後は精神力かなと思っています」

──先日丸山ゴンザレスさんのYouTubeに出られたり、結構一般にも若松選手の名前が浸透してきたと思うんですけど、自分が有名になってきたという感覚もありますか?

「いやー、正直あんまり実感はないですね。有名になれればそれに別にこしたことはないんですけど、特にこう自分にしか意識はいっていないので、どう見られようが、人気があろうがなかろうが、もう自分のやることは 29日、最強の敵と戦うことなんで、認知度とかもコメントとかもあんまり見ないですし、その再生数とか見ないですし。あんまり……ですね」

──ではエゴサーチ的なことは全然、しないタイプですか?

「……ちょっとします(笑)。どんな感じなんだろうって、1回ちょっと見るくらいは。その弱い煩悩との常に戦いですよね。何が大事か。そういう外部の情報を入れすぎちゃうと強さから遠ざかっちゃうんで、なるべく自分に戻すっていうことをやってきたんで、もう変わんないですかね。何年か前と」

──今回、フジテレビの地上波放送予定に若松選手の試合も入っています。どう感じていますか。

「本当に自分の夢が──夢だったなっていうか、今思えば格闘技始めた当初は、やっぱりテレビに出て有名になってっていうのが夢だったんで、それがフジテレビって思ったら、ああ、すごいよくここまで来れたなっていう、嬉しい気持ちですね。でも自分は、勝つか負けるか、生きるか死ぬかを選択して生きてきたんで、勝てば官軍ですけど、もう負ければ終わりだと思ってるんで。ただ人気とかそういうものは一時的なものだと思うんで、ただひたすら自分を磨く、それをいつまでできるか。それも短い期間でしか、あと何戦戦えるか、次で終わるかもしれないし、そういう生き方をしてるので、正直なんか人気がどうのこうのっていうのはあんまり考えないです」

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