キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑孔稀が志朗からダウン奪い世界王者に、那須川龍心が逆転KOで2階級制覇、安本晴翔が寺田匠を退けグランドスラム達成、原口健飛がダウン奪い笠原弘希との日本人対決を制す、劣勢のYURAが残り5秒で逆転TKO勝ち!ペットパノムルンが横綱相撲、トリンダーデがペポシを延長で振り切る、白鳥大珠が負傷判定で敗れる、初回KO勝ちの中村寛「ロッタンvs.武尊の勝った方、僕とやりましょう」

2026/03/28 12:03

▼第11試合 第4代RISEスーパーフライ級(-53kg)王座決定戦 3分5R延長1R
〇那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級1位、第3代RISEフライ級王者、ISKA K-1ルール世界ストロー級王者)
KO 5R 1分17秒 ※3ノックダウン
×長谷川海翔(誠剛館/同級3位、第4代DEEP☆KICK-53kg王者)


 那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れるも、その後は6連勝。2024年6月には塚本へのリベンジを果たした。また、2023年大晦日の『RIZIN』でMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ち。


 2024年11月、数島大陸を初回KOで破り、RISEフライ級王座を奪取。2025年3月にクマンドーイをも2RでKOし、6月にはハマダ・アズマニに圧勝してISKA K-1ルール世界ストロー級(-51.5)王座に就き階級を上げることを宣言。8月にスーパーフライ級で1位の政所仁を破り、10月には『GOAT』でチャラームダムを1RでKOした。2026年1月に上村雄音を初回KOに破り、14連勝と破竹の快進撃中。戦績は16勝(8KO)2敗。


 長谷川は2021年のプロデビュー以降、破竹の勢いでKO勝利を連発し2022年よりRISEに参戦。昨年11月に開催された「RISE NEW WARRIORSスーパーフライ級トーナメント」に出場し、準決勝のHIROYUKI戦にて飛びヒザ蹴りでKO勝利する番狂わせを起こした。続く決勝戦では政所仁にダウンを奪われプロ初黒星。2024年2月にサンチャイ・TEPPENGYMにKO勝利を収めたが、6月に花岡竜に判定負け。


 バンタム級で京谷祐希にTKO勝ちしてスーパーフライ級に戻ると横山大翔に判定勝ち、8月にはSBで片山魁とのホープ対決を制した。2026年1月に星憂雅との対戦が決まっていたが、相手の体調不良で試合は中止。16勝(13KO)2敗1無効試合。


 ファン待望の初対決がついに実現する。共にRISE軽量級の実力者同士で、那須川が19歳、長谷川は20歳とこれからRISEを背負っていく者同士の戦いである。


 1R、両者ともジャブ。長谷川はサウスポーからの左インロー。那須川はジャブで入り込んで、長谷川の死角から打つ左フック。長谷川は飛び込んでの左ストレート、ここで両者が至近距離で打ち合う。


 那須川が右ハイを放つと長谷川は軸足へ右ロー。長谷川の左三日月には那須川が右ローを返す。フェイントをかけながら入ろうとする那須川に、長谷川はヒザを突き上げての左ストレート。さらにバックハンドブローも合わせに来る。


 2R、ジャブを打って左フックを振りかぶる那須川。長谷川はジャブを突くも左ミドルを蹴ったところでローブローとなってしまった。長谷川は左ローで奥足を蹴り、右フックで那須川がバランスを崩して場内からは歓声が起きる。ワンツーで打ち合いに行く長谷川に那須川も応戦、ヒットは長谷川が優ったか。


 那須川も打ち合いに行き、左フックを狙う。長谷川がワンキャッチのヒザ。ワンツーで前に出る那須川。オープンスコアはジャッジ2名が長谷川を支持。


 3R、両者が組み合ったところでバッティングにより試合中断。前に出る那須川を左ハイ、左ストレートで迎え撃つ長谷川。那須川は左フックからの右ストレートで前へ出るが、長谷川のスウェーで空を切る。長谷川がワンツーを返したところでゴング。


 4R、前に出る那須川に長谷川はロープを背負ってジャブで応戦。いきなりヒザを突き上げ、左ストレートをヒットさせる。那須川は右ストレートで前に出るが、長谷川に押されて転倒。長谷川には注意が与えられる。


 那須川が左フックから右ストレート、長谷川は左ミドル。打ち合いに行く那須川だが、長谷川は当てて離れる。


 5R、打ち合いに行った那須川が左フックでダウンを奪う。再開後、那須川は飛びヒザ、さらに打ち合いに行ってもらいながらも打ち続け、左右フックの連打の左フックでダウンを追加。さらにラッシュを続ける那須川が左右フック、一方的な展開となり、長谷川は防戦一方。レフェリーがここでストップした。


 リングに倒れ込み、逆転KO勝ちを喜ぶ那須川。「俺、本当に勝ったの? 自分でも信じられなかったし、1~3R全部とられて試合中に挫けそうになったし、長谷川選手強かったし、何回も練習中に挫けそうなことあったけれど、ここで逆転できたのは支えてくれた家族やチームの仲間がいたから俺はここまで強くなれたし、ここまで成長できたと思います。本当に家族やチームのみんな、ありがとうございます。本当に勝っちゃったんだ、俺。信じられません」と、自分でも驚いているとした。


 続けて、「で、花岡君、まだ相手にされてないし、まだまだだけど、階級も合わせるし、どんなルールでいいからやりましょう」と、花岡竜に改めて宣戦布告。そして「僕がこの格闘技界、キックボクシング界を盛り上げて、俺を信じてついてきてください。みんなにいい景色を見せます。RISE最高!」と締めくくった。


 これに花岡は「今日の試合は素直に、ナメていたわけじゃないけど、自分がやってきた相手とやってなかったので、自分は(長谷川に)判定(勝ち)だったのでKOしたのは凄いなって。53kgの世界を獲ってもらって自分が55kgの世界獲って、お互い世界を獲った後に出来たらいいなと思います。来年のエルドラドのメインはそれでやりたいです」と、お互いにRISEの世界タイトルを獲って、来年のELDORADOのメインでやろうとのプランを提案した。

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