▼第4試合 ONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ 3分3R
〇アイザック・モハメッド(アルジェリア / フランス)
判定2-1
×石井寿来(Exindecon Gym)
ジュライ・ウォーワンチャイこと石井寿来は石井一成の甥で、一成と同じくジュニア時代からタイ遠征を重ねて2019年3月にルンピニースタジアムでプロデビュー。その後も日本とタイを行き来しながら戦績を重ね、WMC日本フライ級王座、スックワンキントーンフライ級王座、BOMスーパーフライ級王座、KPKB(九州プロキックボクシング)インターナショナルバンタム級王座の四冠を獲得。2023年7月、BOMで吉成名高と好勝負を繰り広げたソンチャイノーイに敗れるまで国内無敗の戦績だった。
2024年4月には『ONE Friday Fights』に初出場し、ベテランの片島聡志との日本人対決で勝利した。2025年6月の2度目の参戦ではモロッコのユネス・ムーニンをヒザ蹴りで2RにKO、8月の3度目の参戦でもハー・リン・オムをハイキックでKO、9月の4戦目もエンゾ・クラリスにTKO勝ちして4連勝。3度のパフォーマンスボーナスも獲得。通算では12戦負け無し10KO。

11月の5戦目は相手のアイポークで試合続行不可能になり無念のノーコンテストとなったが、ONE Friday Fightsで無敗を誇る。戦績は21勝8敗1無効試合。
今回の対戦相手は“ペットヌン”ことアイザック・モハメッド(アルジェリア / フランス)。タイ在住で、吉成名高とラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座統一戦を争い、驚異的なタフネスで名高を苦戦させた正規王者(当時)プレーオプラーオをもKOした選手である。しかも、その試合では序盤から激しいヒジの打ち合いを演じ、プレーオプラーオに合計32針も縫う傷を負わせた。

元ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者であり、欧米人のフィジカルの強さにムエタイの技術を身に着けた“フランスの天才ムエタイファイター”。2024年12月の『RWS JAPAN』に来日し、吉成名高のラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座に挑んだが大差の判定で敗れた。ONE FFには2025年5月に初出場。アントニオ・ピアナを2RでKOすると、7月には4連勝していた谷津晴之を1Rに右ハイキックでKOした。両試合ともボーナスを獲得している。

ONE FFで無敗の20歳同士の激突。相手の連勝をストップし、本戦契約へ近付くのはどっちか。

1R、サウスポーの石井に対して左へ回り込み、左ローと左フックを打つアイザック。ワンツーから左ボディを打ち込む。距離を詰めて石井にロープを背負わせるアイザック。石井は左ストレートを見せてから左ヒジを打つ。左三日月を蹴る石井に、アイザックは組み際の右ヒジ。離れると石井が左三日月を連打する。

打ち合いになるとアイザックの左フックが連続ヒット。左ボディも打つ。石井はテンカオと左ヒジで対抗し、左ストレートを打つ。アイザックは石井の左手を抑えながらの右ストレートから右ヒジ。石井が左三日月から左ボディ、左右ストレートをヒットさせる。序盤はアイザックのパワーが目立ったが、石井が終盤は盛り返した。

2R、前に出るアイザックをストレート4連打で迎え撃つ石井。アイザックもワンツーから組んでのヒジ、ヒザ。石井のテンカオに左ヒジを合わせるアイザック。前に出るのはアイザックだが、石井は前に出て左ストレート、テンカオ、左三日月を突き刺す。打ち合いになっても石井の手数が優る。

それでも前に出るアイザックが右フック、左ヒジ。石井は左ボディストレートを打ち、左ハイ。アイザックの左フックに左ストレートをカウンターで打ち込み、アイザックを仰向けに倒してダウンを奪う。さらに前に出てくるアイザックを左右連打で迎え撃つ石井。離れると左三日月、左ストレートを打つ石井は、パンチをまとめて左ボディ。

3R、アイザックが一気に前へ出て左右フックと左ヒジ。石井は下がりながらもジャブと左ストレートで対抗。アイザックが左フックの連打と組んでのヒザで猛攻を仕掛け、石井は耐える。スイッチも織り交ぜながらストレートを打ち込んでくるアイザック。顔を血に染める石井は組み付く。

コーナーに詰まった石井にアッパーを見舞うアイザック。ロープを背負った石井に左右フックと右アッパー。左ストレートをもらいながらも右ストレートを返す石井に、アイザックは左ボディを打つ。ステップで大きく回り込む石井だったが、ラウンド終了直前にアイザックが執念の左フックでダウンを奪い返した。




