ONE Friday Fights 1322025年11月7日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信
▼第3試合 ストロー級ムエタイ 3分3R―ワリ―ド・スヌ―シ(モロッコ/米国)無効試合 1R終了時―石井寿来(ウォーワンチャイプロモーション)
ジュライ・ウォーワンチャイこと石井寿来は石井一成の甥で、一成と同じくジュニア時代からタイ遠征を重ねて2019年3月にルンピニースタジアムでプロデビュー。その後も日本とタイを行き来しながら戦績を重ね、WMC日本フライ級王座、スックワンキントーンフライ級王座、BOMスーパーフライ級王座の三冠を獲得。2023年7月、BOMで吉成名高と好勝負を繰り広げたソンチャイノーイに敗れるまで国内無敗の戦績だった。
2025年5月、KPKB(九州プロキックボクシング)で初めてのキックボクシングルールに挑戦し、ジョン・ヒョヌに1RでTKO勝ちしてKPKBインターナショナルバンタム級王座を奪取。2024年4月には『ONE Friday Fights』に初出場し、ベテランの片島聡志との日本人対決で勝利した。2025年6月の2度目の参戦ではモロッコのユネス・ムーニンをヒザ蹴りで2RにKO、8月の3度目の参戦でもハー・リン・オムをハイキックでKO、9月の4戦目もエンゾ・クラリスにTKO勝ちして4連勝。本戦契約獲得も狙える位置に来た。戦績は21勝8敗。
スヌーシは今回がONE初参戦。長い手足を利したヒザ蹴り、ミドルキック、ヒジ打ちを得意とするムエタイファイター。
1R、サウスポーの石井は左ローを蹴っていくが、スヌーシは足を上げてしっかりカットし、左ローを蹴り返す。右ミドル、右前蹴り、右インローを蹴っていくスヌーシ。右ミドルには石井が右ボディを合わせる。スヌーシがミドルを蹴るとすかさずボディを打つ石井。左三日月、左ボディストレートも。
石井が入ってくるところにワンツーを打つスヌーシ。石井はスヌーシの蹴り足をキャッチしてコカし、右ボディも打つ。石井が左ハイキック、前に出てくるスヌーシには左ストレートを打つ。スヌーシが伸ばした左手の指が石井の目に入り、石井は左目を気にする。
インターバルでドクターチェック。1分が過ぎてもチェックは続く。石井の左目は腫れて半分塞がった状態となり、ここでレフェリーが試合終了を宣言。ルールによりノーコンテストとなった。