MMA
インタビュー

【RIZIN】榊原CEO「PFLと選手交換。新しいロシア人ファイターも発表する」、柏木氏「世界にチャレンジし勝っていく日本人を見たい」

2026/02/12 14:02

柏木信吾「格闘家として自分の時間にしっかり投資をしないと、生き残れない階級になってきている」

――いよいよ2026年のシーズンがスタートするわけですが、大晦日はベルトが海外に流出する階級が続出。それを柏木さんはご自身の立場からどう捉え、そこから今年をどう動かそうと考えていますか

「……複雑な心境ではあります」

――ただ世界レベルの強い選手がRIZINの中で支持を得て人気を博し、チャンピオンになるという形で興行が成り立つことは、いい形なのではありませんか?

「本当にそうですね。今回アメリカ、プーケット/ウズベキスタンにチャンピオンが生まれたことはプロモーションとしても、業界関係者の中で、つまり選手たちやマネジメントに対してRIZINがすごく浸透する、ひとつの動きとしては素晴らしいものだなと思います。サバテロもATTにベルトを持ち帰り、あのジムには世界中のトップレベルのファイターたちが来るので、RIZINというブランドがしっかりと関係者の中で浸透してきていることに手応えありますし、大晦日が終わってから選手の売り込みがとんでもなく増えました。だからそういった部分では、業界の中での認知が広がっていると、確かに感じています」

――フェザー級王者のシェイドゥラエフの母国凱旋や、ライト級新王者であるノジモフ選手の空港での歓迎ぶりも、世界での認知度に高まりを感じました。

「たしかに、キルギスでのシェイドゥラエフ選手もそうでしたね。ノジモフ選手はタイガームエタイの練習特待生としてプーケットに移住していますからウズベキスタンで活動しているわけではありませんけど、それでも母国であんなふうに迎え入れられていることは、すごくいいことだと思いますよね」

――フェザー級タイトルマッチの結果についてはいかがでしょうか。

「フェザー級は日本人選手にとってはより頑張らないと本当に厳しくなっていくと思います。シェイドゥラエフはもちろん強いですけれど、コレスニックもいますし、ダウトベックや、ノジモフも元々フェザーです。ケラモフも、クレベルもいます。つまり、本当に強い選手たちが群雄割拠する中では生き残りをかけた切磋琢磨が必要で、格闘家として手が抜けないような状況です。海外の選手たちのように“人生を賭けて懸けて強くなるためにはどうしたらいいのか”。シェイドゥラエフにどうやったら勝てるのか。格闘家として自分の時間にしっかり投資をしないと、生き残れない階級になってきていると思います」

――大晦日は、王者と挑戦者の間に大きく差が見える試合になってしまいました。その結果はシェイドゥラエフ選手が成長したのか、元々あれほどだったか……。

「いやあ、成長しました。最初からこんなじゃなかったですよ。連れてきた当初、武田光司戦やアーチュレッタ戦はまだ……」

――つけ入るスキがありましたか。

「そうですね。シェイドゥラエフがRIZINに来てから一番成長しちゃったんじゃないかって、思います。舞台が選手を育てる部分はあるけれど、それが適用したかなと思います。本当に強くなっています」

――この後どうしようとなったときに、久保優太選手があそこまで健闘したことが今になって光ってきますし、これから復帰してくる鈴木千裕選手や、平本蓮選手だったり、秋元強真選手(3.7有明でパッチー・ミックスと対戦が決定)などもどうなるか。

「シェイドゥラエフには向き合った人間にしか分からない圧が絶対あると思っていて。どうやって彼を下げるんだろうなっていう。多分それはストライカーなんじゃないかなと思いながらも同じフィジカル系のケラモフと見てみたいなとか色々と思います」

――あそこまで圧倒的な王者となると、日本でもここまで支持されるのだな、とも感じました。

「そうですよね。すごく歓声も大きいと感じましたし、格闘技ファンも、RIZINファンも、本物の圧倒的な強さを持つ選手に対して魅力を感じてくれるようになったのはありがたいことですし、強豪外国人同士の試合を日本のお客様が夢見れるような時代になってきたかなとも思っています(※榊原CEOはPFL王者とシェイドゥラエフの対戦を示唆)」

――今後、誰がシェイドゥラエフを倒すのか、ですね。

「一体シェイドゥラエフは負けるとしたらどうやって? という気持ちが、彼がこの強さを見せ続けてる以上、必ず出てくると思うんです。それを願わくば、日本人の選手に見せてもらいたいというのはありますよね。実際シェイドゥラエフをどう倒そうかというのもそうですし、目標が高ければ高いほど濃い練習もできるので。シェイドゥラエフを倒す練習をしていれば、コレスニックにも勝てるのではないでしょうか」

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