MMA
レポート

【GRACHAN】伊藤空也が手塚基伸に4年ごしリベンジ。林RICE陽太が山田哲也に初回一本勝ち! 第1部でクボジムの能坂陸哉が判定勝ち=『GRACHAN79×HELIOSⅡ』

2025/12/21 13:12

▼第2試合 バンタム級 5分2R・延長1R
〇長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)[不戦勝]
×大村友也(X-TREME EBINA)体重超過で失格

▼第2試合 グラップリングルール 66.0kg契約 5分2R
〇長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス):61.20kg
×大村友也(X-TREME EBINA)66.0kg→当日計量

※大村が体重超過。試合結果は長野の勝利扱いに。試合はグラップリングルールに変更して行われる。

 所英男の薫陶を受ける“武蔵小杉の闘魂”長野将大。その戦いぶりは、常にアグレッシブ。

 24年12月に金井一将に判定負けも25年3月に水谷健人にキムラロックで一本勝ち。9月の前戦ではK-1ファイターの橋本雷汰に60kg契約で腕十字で一本勝ちしている。フライ級で鍛え上げたスピードと組みの切れを武器に、今大会では一階級上げてバンタム級へ挑戦する。階級を上げたことで、パワーもリカバリーも進化。さらに、師・所譲りの「一瞬で流れを掴む感性」はそのままに、より攻撃的なスタイルへと変貌を遂げた。“HERO'S”を経て磨かれた闘志が、新たな舞台でどんな爆発を見せるのか、注目が集まる。

 迎え撃つは、大村友也(X-TREME EBINA)。バンタム級を主戦場に、堅実にキャリアを積み上げてきたファイターだ。Zeus FC 9、ROMAN 2、Grachan 75で3連敗中で、8月の前戦では牧瀬武蔵のVクロスに一本負け

 一発で流れを変えるカウンター、的確なポジショニング、そして我慢強い勝負勘。“地に足のついた強さ”で、挑戦者を迎え撃つ構えだ。

「挑戦」と「迎撃」。二人のベクトルが真っ向からぶつかる。勢いに乗る長野が突き抜けるのか。熟練の大村が経験でねじ伏せるのか。一瞬の判断が勝敗を分ける、ハイテンポでスリリングなバンタム級新章の幕が上がる。※大村の体重超過で試合はグラップリングマッチに。

長野「GRACHANで前回、怪我してしまって試合が無くなってしまったのですが、今回試合組んでくださり本当にありがとうございます。明日は木村選手がちょっと計量で体調崩してしまったみたいなんですが、グラップリングでしっかり自分の戦いが見せられるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

▼第1試合 フェザー級(66.25kg)5分2R・延長1R
×佐藤藏ノ介(リバーサルジム立川ALPHA)66.25kg
[1R 4分10秒 TKO] ※左フック→パウンド

〇吉田 剛(BRAVE/第3回MMA甲子園フェザー級優勝)65.90kg

 フェザー級の新星・佐藤藏ノ介。攻守の切り替えが速く、相手の動きを見極めながら一気に主導権を握るファイトスタイルが持ち味だ。勢いと瞬発力を兼ね備えたその戦いぶりは、若手世代の中でも注目度が高い。今大会では、勢いそのままにフェザー級上位進出を狙う。

 対する吉田剛は、全国大会「第3回 MMA甲子園 フェザー級優勝」という実績を持つ実力者。アマチュア時代から鍛え上げた基礎と勝負勘を武器に、冷静さと爆発力を兼ね備えたオールラウンダーとして頭角を現してきた。緻密な組み立てと試合運びの巧さは、すでに完成された域に達している。

 勢いの佐藤か、実績の吉田か。新世代の才能と、全国を制した男の経験が交錯する。技とスピード、闘志と冷静さ――フェザー級の未来を占う注目の一戦が、年末のケージを熱くする。

佐藤「面白い試合するので見てください」

吉田「意地でも勝ちます」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年11月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント