三澤陽平が増田比呂斗に延長ラウンドで判定勝ち
▼第5試合 フライ級(57.15kg)5分2R・延長1R
〇三澤陽平(Tri.H studio/同級6位)56.95kg
[延長判定3-0] ※本戦判定1-0
×増田比呂斗(MASTER JAPAN TOKYO/同級7位)57.00kg
2016年、PANCRASEでプロデビューを果たした三澤陽平。約6年のブランクを経て2025年5月のGRACHAN74で現役復帰を果たし、河合亮に判定勝ち。8月の前戦では二之宮徳昭にも判定勝ちで2連勝中と安定した戦いぶりを見せている。
そして今回、GRACHANの舞台で3戦目を迎える。長い空白の期間も黙々とトレーニングを重ね、技術と体力を磨き直して再びケージに立つ。経験に裏打ちされた安定感と戦術眼が持ち味で、距離の取り方や攻防の切り替えも巧み。無駄のない動きの中に冷静な判断を光らせる。全局面に対応できる総合力を備えたオールラウンダーとして、復帰後も確かな存在感を放つ。
対する増田比呂斗は、ボクシングを基盤にMMAへ転向した実力派。高校・大学時代には国体兵庫県代表として活躍し、MASTER JAPAN TOKYOで総合力を磨いてきた。2024年にはタイ・バンコク「ONE Friday Fights 66」でプロデビューを果たし、ロシアのトレプチ・ドガクに1R TKO負けも、25年5月のGRACHAN74で金森琢也をニンジャチョークに極めると、9月の前戦では川畑翔聖を1R 右ストレートでKOに沈めている。
スピードと反応の良さ、そしてボクシング仕込みの正確な打撃を武器とする。戦績こそ浅いものの、29歳という円熟期に差しかかり、経験の浅さを補う冷静さと成熟した戦術眼が光る。勢い任せではなく、計算された攻防で試合を組み立てるタイプだ。
静と動、緻密と切れ味──異なるバックボーンを持つ二人の熟練ファイターが、フライ級上位進出を懸けて激突する。キャリアを重ねた者同士の、読み合いと意地のぶつかり合いに注目だ。
三澤「今年、6年ぶりに復帰しましたが、2連勝して試合も慣れてきたんでフィニッシュしに行きたいと思います」
増田「1Rから倒しに行くんで、注目していてください」
1R、サウスポー構えの三澤に、オーソの増田。喧嘩四つで左イントの三澤に増田は左ロー。三澤はシングルレッグからダブルレッグでテイクダウン。下の増田は強引にニンジャチョーク狙い。首抜く三澤に立つ増田を三澤は再びシングルレッグテイクダウン。その都度立つ増田に内側に引き出してテイクダウンの三澤が鉄槌も、すぐに立つ増田が右で前に出る。
左にサークリングの三澤。詰められたところにシングルレッグ。崩されて立つ増田は離れる。右フックから左で前進もそこにシングルレッグの三澤、ホーン。
2R、中央に出る増田は右を打ち下し。避ける三澤はシングルレッグから軸足払いテイクダウン。増田は立って離れる。左から右をスイングする増田。三澤も左を振るが、右ストレートが入る。
ヒザ蹴りで前に出る増田のフックを潜ってシングルレッグで片足立ちにさせる三澤。右で左足を持って、押し込んで左で細かいパンチとヒザ。シングルレッグでテイクダウン。増田のラバーガードをかわしてハーフから背中を着かせて立ち際にバック狙い。
しかし増田はバックにつかさせずにスタンド。右で差して左のパンチ。ボディロックするもホーン。判定は1者が三澤支持も2者がドローの1-0で延長ラウンドに。
延長R、三澤の左、増田の右をかわす両者。詰める増田に三澤は左ヒザのフェイント。さらにシングルレッグで持ち上げ、軸足を払ってテイクダウン。バックを奪うとリアネイキドチョーク狙い、さらに4の字ロック。背後から細かいパウンド。リアネイキドチョーク狙い。
起き上がり足を外して立つ増田に三澤は背中に乗る。増田は前に落とそうとするがダブルアンダーで脇を獲り、グラウンドでバックマウントからトップキープの三澤。増田はケージまで這うが、そこでバッククリンチでスラムした三澤はさらにバックからパウンドでゴング。延長判定3-0で三澤が勝利した。










