MMA
レポート

【ROMAN】山田崇太郎がバーリトゥードルールでカイ・チーを52秒、TDからヒジ打ちでタップ奪う。エリック・メネギンが松本大輔に三角絞め極める=『VT:R ZERO─Vale Tudo Resurgence ZERO』

2025/12/13 15:12

▼無差別級 30分
×藪 英平(心武館)
[38秒 アメリカーナ]

〇石川健太郎(士道館)

※左ミドルをキャッチしてテイクダウン、サイドからアメリカーナ

 かつてはシュートボクシングで活躍しDEEPへも参戦、ベアナックルMMAの試合経験も持つ藪。自身が創設した道場“心武館“では後進の指導にも当たる彼は究極の戦場で門下生たちにどのような背中を見せるのか。

 石川は半袖道衣直用、藪はファイトパンツに素手。藪の左ミドルをキャッチしてテイクダウンの石川、サイドからアメリカーナを絞り、レフェリーストップ。

 一方の石川は志道館士魂村上塾に所属。金的攻撃が許される過酷な空手トーナメントを制した実力者であり このマッチアップはお互いが既にバーリトゥードに近いルールを経験した者同士の戦いであり 熟練のバーリトゥーダーたちの燻し銀の戦いを見ることが出来るか。

 試合後、石川は「どちらかというとグラップリングの方が得意なので、金的は慣れていたの分かっていたけど、裸拳、頭突き、30分の時間には注意した。93年のUFCに感化されて、空手家で道衣を着て出場する選手はいないので、やりたかった。士道館はフルコンタクト空手でありながら、掴んで投げて関節技まで認めるので、士道館空手の可能性を証明したかった。VTルールで戦えて感無量」と語った。

R.O.M.A. Rules=Roots Of Martial Arts Rules(旧バーリトゥードルール)

ルール詳細は試合の実施前に実行委員により公平/厳正に審議され決定。※バーリトゥードは競技ではなく“決闘”なのでルールに幅を持たせてあり開催地区や世相/社会常識の変化や医療技術の進歩によりルールも変化する可能性がある。

◆禁止技
目潰し/噛みつき/粘膜の中に深く指を入れる行為、その他衣服を脱がしたり、自身の血液や体液、嘔吐物や排泄物などを用いての攻撃など、常識的に考えて観賞に耐えられない行為は禁止。長時間逃げるのみで勝ちに行く姿勢が見られない/やられたフリをするなど“戦意喪失”と見なされる行為には負けが宣告される。

◆コスチューム
明らかに攻撃に使えそうな衣服や特殊過ぎるものは禁止。基本的には武道衣やラッシュガード/サーフパンツなどを推奨。グローブやサポーターなどは着用可能だが、それを掴まれたり引っ掛けられて利用されることは自己責任となる。

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