▼56.7kg契約 30分
〇柴田宏太(IMPACT BJJ JAPAN)
[9分27秒 TKO] ※パウンド
×杉本寛樹(H.S柔術アカデミー)
“何でもありルール“の原点とも言える柔術家同士のバーリトゥード対決。
7歳から柔術に取り組んできたカルロス・トヨタの黒帯・柴田は軽量級ながら本来の階級を飛び越えライトやミドルの相手にも果敢に挑む男であり、この究極ルールにエントリーして来た事も納得のチャレンジ精神溢れる男。
対する杉本もアブダビワールドプロ茶帯2位の実績を持ち、色帯時代には軽量級ながら無差別級にも果敢に挑み重量級相手に一本勝ちを収めるなど 体格差を越えた無差別志向の2人が高い技術レベルのバーリトゥードを魅せてくれるか。
柴田はバンテージ、杉本は素手。
ともにオーソドックス構え。互いに右ローから杉本の右ローに柴田はシングルレッグでテイクダウン。パウンドの柴田に、杉本は足を効かせる。
インサイドガードに入っていく柴田に、杉本は三角絞めに。座った柴田は左足をかけるが、杉本はトップから三角に。再び下になって絞めると腕十字に移行。その瞬間に左足をかけて防御の柴田は杉本の首のみを三角にとらえてトーホールドに。
足を抜いた杉本の背中にヒジ。首を三角に固めたままさらにヒジ。足を解いてサイド移行。右足も抱えてエビに固めてヒジ。さらにサイドから頭突き!
解説の渡慶次は「額に頭突きは切れてしまう。髪の毛のある部分の頭突きをするべき」と指摘。
足を戻す杉本。クローズドガードで煽ると三角から腕十字に移行。柴田もヒジを抜いて、ヒザ十字、ストレートフットロック狙い。
足を抜く杉本。上の柴田は下の杉本に蹴り。ブレークがかかる。スタンド再開。先に寝転んだ杉本。立ち上がると前に出た柴田にタックル。それを潰した柴田に杉本はハーフガード。右差しの杉本に左小手の柴田は潰して右手でパウンド高速連打! レフェリーが間に入った。
試合後、柴田は「昔から頭が固いと言われているから、僕には向いているかもしれないない(笑)。三角と十字は大丈夫だった。アダルト黒帯はみんな柔術だけをやっている人が多くて、自分は言い訳になってしまいますが、仕事と家庭を持ちながらで打ち込める時間が少ないので、苦しい時期が続いてて、こうして違う競技で勝負の面白さをあらためて感じられました。柔術で世界を目指しながら、機会があれば出たいと思います」と語った。





