MMA
インタビュー

【RIZIN】榊原CEO「19歳の秋元強真に驚愕」「伊澤vs.RENAはやる意思は前から2人にあった」「桜庭大世っていい選手だな」「松嶋vs.ケラモフは大晦日の可能性も」「大晦日は王座戦とSPマッチも」「クロフォードの大晦日は──」=総括全文

2025/11/04 08:11

大晦日は各階級のタイトルマッチを軸にスペシャルワンマッチも

──伊澤星花選手とRENA選手の女子スーパーアトム級、GP優勝のアレクサンダー・ソルダトキンとライアン・ベイダーのヘビー級。扇久保博正vs.元谷友貴のフライ級、そしてラジャブアリ・シェイドゥラエフの試合もあるということを考えると、大晦日はタイトルマッチを軸にした大会になるのでしょうか。

「そうですね。タイトルマッチももちろんしっかり組んでいきたいと思いますし、スペシャルワンマッチももういくつか、これはぜひこの大晦日で組めたらいいよね、見たいってファンが思ってくれてるよね、っていうカードを今ラインナップしてるんで、結構手応えを感じてるんで、楽しみにしていただけたらなと思います」

──韓国から来ました。次のRIZINソウル大会があるかもしれないという話がちょっとありましたが、それについて何かありましたら。

「そうですね、あの韓国もあの、この大会からだったかな。もうレギュラーで韓国で『SOOP』で配信が決まってますし、今日も結構韓国の人たちに見てもらってる感じでコメントも上がってきてたんで、いずれに。そこでまあ、1回だけやっても意味がないし、続けることが大切だと思ってるんで、2026年もぜひ韓国で。今年5月にやらせていただいたパラダイスシティさんと同じような形の座組で行くのか、できればソウル市内のアリーナを借りて、もっとたくさんの韓国のファンに入ってもらえるような環境でやれるといいなということも含めて。今いろいろ韓国側の人たちと相談中なんで、“もうやりません”っていうことではなくて、やる方向でいろいろ準備を進めたいと思ってます」

──もう一つ、大晦日に出る可能性がある韓国人選手はいますでしょうか。

「どうだろう……本当に日本発世界に向けて、時差のないアジアの国々、その中でもやっぱり一番近い韓国、そして中国とか、そういうこの競技のレベルの高い国の選手たちにも出てきてもらうことが大切だと思ってるんで前向きにいろいろ今日の結果を踏まえてですね、ラインナップしていきたいですね。キ・ウォンビン選手とかキム・ギョンピョ選手も怪我が治ったようなんで、ぜひもう早く復活したいということで。それとROAD FCから今回もいろいろ選手を推薦されてますので、韓国の各団体の皆さんとも相談して、ぜひ韓国側の選手にも大晦日出てきてもらえるようなことを前向きに考えたいなと思ってます」

──大晦日大会について、もう少しお伺いしたいんですけれども、スタジアムバージョンで行われるということは、いろんな仕掛けも必要になるかと思います。その一つとして、先日、榊原さんが(テレンス)クロフォードと食事をされていらっしゃいましたけれども、何か大晦日に向けてそういった……。

「まあ、クロフォードのマネージャー、今日も来てましたけどね。まあまあいろんな可能性はあると思いますよ。ただまあ、“ひょっとして大晦日にクロフォードも来るかも”とかって思われちゃうとアレなんで、大晦日は無いですけどね。ジェイク・ポールの相手に一応ラインナップされていて、ジェイク・ポールの(ジェルボンテ“タンク”)デイビスが出れない場合の相手の候補リスクの中に入ってますから、クロフォードって。だから、ひょっとしたらそういう可能性もあるかもしれないし、ライアン・ガルシアも『日本で必ず試合します』って未だに言ってますから。どこかでタイミングのある時に試合を組めてもいいかなと。クロフォードも日本のことをすごく気に入ってくれてますし、将来的には我々との中で何か接点が持てる可能性も充分あると思います」

──11回目の大晦日、丸々10年ということになります。この歴史の長さで言うと、榊原さんが以前に手掛けたPRIDEの歴史(1997-2007)を長さ的には超えることになります。そこに対して何か感慨もありますか。

「PRIDEの時もあっという間でしたけど、2015年にRIZINを起ち上げて、まあ本当に丸10年経ったんだなあっていう風に。まあ短い、あっという間だったなって振り返ればいろんなことがありましたけど、みんなと一緒にこう走ってこれたことを嬉しく思うのと、過去に自分たちが続けた格闘技団体の中で、ひょっとすると一番長寿になる可能性があるのかなと。もうPRIDEは超えてますから。本当に次の世代にまで繋がっていけるようなものになるように、また頑張れたらいいなという風には、今は思ってますけどね。いつ終わるか分かんないんで(笑)」



──今月中(24日)に那須川天心選手が世界戦(WBC世界バンタム級級王座決定戦)をしますが、会場に観に行く予定は?

「どうしようかな。まあでもいいかな。Amazon Prime Videoで見ます。応援してますけどね。天心にとっては本当にこのタイトルマッチが、多分思い描いてる自分の人生のライフプランというか、格闘家としてのプランの中で言うと、順調に来てるはずですから。天心ならボクシングでも世界チャンピオンになるんじゃないかな、引き寄せるんじゃないかなってすごい期待してるし、本当に応援しています。会場に行ってなんかあの場を乱してもしょうがないんで、家でこっそりあのAmazon Primeを見ておきます」

──質問は以上です。

「5日、東京都内で(大晦日大会の)会見を行いますので、また皆さん、東京に戻ってお会いできたらと思います」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント