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【RIZIN】サトシがキ・ウォンビンを50秒RNC極めて日本勝ち越し。佐藤将光が13年ごしスーチョルにリベンジ、大原が体重超過ケースにTKOされるもNCに。ケイト・ロータスがシン・ユリに競り勝つ。宇佐美正が連敗止める。金太郎、武田光司、中原由貴がTKO負け。三浦孝太が4連敗。メイソンがダウン奪われるも猛反撃ドロー

2025/05/31 13:05
 2025年5月31日(土)韓国仁川のパラダイスシティにて『RIZIN WORLD SERIES in KOREA』が開催された。 ▼第11試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R×キ・ウォンビン(Korean Zombie MMA)18勝10敗 70.71kg[1R 0分50秒 リアネイキドチョーク]〇ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)19勝3敗 70.95kg  サトシは、RIZINライト級王者。2024年3月に中村K太郎を右ハイからの猛攻で1R TKOに下すと、9月にはルイス・グスタボを1R 21秒でTKO。大晦日に階級を上げて挑戦してきた前フェザー級王者ヴガール・ケラモフを1R 得意の三角絞めでタップを奪い。ベルトの移動が激しいRIZIN戦線のなかでただ一人、4度目の防衛を果たしている。  キ・ウォンビンは、元UFC“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソン推薦。14年3月に韓国でプロデビュー。日本でも18年11月から修斗2戦2勝、19年7月にGLADIATORライト級王者に。21年6月、Double G同級王座も獲得。22年のROAD TO UFC(RTU)で準決勝敗退。24年のRTUでは現PANCRASE同級王者の雑賀ヤン坊達也を2R KOに沈めている。 キ・ウォンビン「メインイベントらしい面白い試合をお見せします」 サトシ「絶対に明日いい試合を見せたい。応援よろしくお願いします」(※サトシ試合前インタビュー)  1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローのサトシ。詰めたキ・ウォンビンに、ケージを背にしたサトシは、キ・ウォンビンの右ローにニータップのテイクダウンの動きから右フックを当てて、さらに右フック!  この右のダブルで後方に倒れたキ・ウォンビンが足を取りに来た左腕を巻き込んでバックを奪ったサトシはボディトライアングル。左腕でリアネイキドチョーク! 後ろ手を掴んで剥がそうとしたキ・ウォンビンだが、失神した。  試合後、サトシは神、家族、仲間に感謝の言葉を述べると、「私は特別なことはない。イエス様に感謝します。ありがたい人がいる。RIZINの名前を守ることができて嬉しいこれからも世界のトップ選手と戦う」と語り、お腹に赤ちゃんを身ごもった妻とハグ。  これで5勝4敗1分1NCで日本が勝ち越し。サトシがクレベルとダイ、マルキーニョス、ユカリら兄弟たちと記念撮影に収まった。 [nextpage] ▼第10試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R×キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)23勝8敗1分 60.90kg[判定3-0]〇佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)36勝16敗2分 60.83kg  バンタム級屈指の好カード。2012年6月の『ROAD FC 8』以来の再戦。前回はスーチョルが4R TKO勝ちしている。  佐藤は、ONEでハファエル・シウバやクォン・ウォンイルら強豪相手に4連勝、4勝2敗と大きく勝ち越し、2023年10月、負傷欠場の井上直樹に代わりRIZIN緊急参戦。太田忍に判定2-1で勝利すると、24年3月の2戦目では井上直樹とハイレベルな攻防の末、判定負け。9月に元フェザー級王者から階級を下げて来た牛久絢太郎に判定で完勝。今回、RIZINタイトルマッチ経験のあるスーチョルをアウェーで上回るか。  スーチョルはROAD FC推薦。23年のROAD FC 63kgトーナメントで優勝すると、24年4月のRIZIN日韓対抗戦で元PANCRASE王者の中島太一に2R TKO勝ちで対日本人10勝無敗に。9月、空位のRIZINバンタム級王座をかけ井上直樹と対戦し、1Rにキャリア初のKO負けを喫した。そのわずか1カ月後の10月、ROAD FC 63kgT準決勝で判定勝ち、12月の決勝戦でヤン・ジヨンのバッティングを受けてノーコンテストに。母国を舞台に初開催のRIZINで“レジェンド”が雄姿を見せるか。 スーチョル「私と佐藤選手は13年前に戦い、2人ともかなり歳を取りましたけれども、しかしながら若返った肉体で明日また対戦をしようということになりました。本当に素晴らしい、本当の真のMMAを皆さんにご覧いただきたいと思います。よろしくお願いいたします」 佐藤「明日はRIZIN韓国大会という最高の舞台で、キム・スーチョルという最高の相手と戦えるので、すごく楽しみにしています。明日。自分史に残るベストアウトを作れるようにやってきたんで、楽しみに見てください」(※佐藤将光インタビュー)  父・KOHSHIN SATOHのミリタリー調のローブをまとい入場の佐藤将光。続けて、ホームのスーチョルはいつものようにダッシュで短い花道をあっという間に駆け抜けた。スーチョルはケージインして佐藤とハグ。  1R、ともにオーソドックス構え。スーチョルは左インローから。さらに右フックを首筋に打ち込む。  左のサイドキックは佐藤。スーチョルは左ミドルを打って戻してすぐにダブルレッグテイクダウン! サイドを取られた佐藤はバギーチョーク狙いから頭にかけさせないスーチョルに立ち上がり。  そのバックにつくスーチョルは背後からひざ蹴り。アームロック狙いから正対して小内刈で崩して押し込み、ヒジの打ち合いで離れる。  左右から左の蹴りで前に出るスーチョル! すぐに体を入れ替える佐藤はヒザで離れる。右オーバーハンドで詰めるスーチョルに佐藤は右を返して右アッパー! 後退するスーチョルをケージに押し込み、左で差してボディ打ちで離れる佐藤。  スイッチするスーチョル組んで四つから大内刈も残した佐藤を押し込むが、佐藤は体を入れ替え、右ヒザ! 互いにヒジ。スーチョルが小外がけボディロックテイクダウンでゴング。  2R、右を振って組むスーチョル。佐藤の脇を潜りバッククリンチも、スイッチ狙いながら体を入れ替える佐藤がスーチョルの首相撲も組ませず離れるが、すぐについていくスーチョルがダブルレッグからバッククリンチに。 正対して離れた佐藤に左ハイのスーチョル。その詰めに右を当てた佐藤! スーチョルをケージに詰めてアッパー、左右連打もスーチョルは上の組みからダブルレッグ。クラッチを組ませずバッククリンチに。ボディロックテイクダウンのスーチョルに、立ち上がりに行く佐藤。さらに崩しに下の佐藤がクローズドガードからヒジを突き、ゴング。  3R、目を腫らせたスーチョルが前に。組んで押し込むも体を入れ替えた佐藤が押し込み。突き放すスーチョルが頭から組んでバッティング。離れて中断、「注意」で再開。  右を突く佐藤に一気に距離を詰めて組む佐藤はヒザ。さらにダブルレッグも差し上げる佐藤はケージ背にヒザ。下から頭をつける。そこにダブルレッグに切り替えるスーチョルが休まずアタック。  右差しで押し込むスーチョルに、佐藤も右ヒジ! カットしたスーチョルだが、バッククリンチから足をかけて引き込むもスタンドに戻す佐藤。背中を向けながらもスーチョルのハイクロッチを切って、正対して離れる。 互いに右を当てて前に出るのはスーチョル。金網に押し込んでヒジ、さらにダブルレッグ。ここでも半身にアームロック狙いから剥がして左を差して押し込む佐藤に体を入れ替えるスーチョル。  ハイクロッチを組ませない佐藤が左で差して推し込み。しかしスーチョルがバッククリンチでテイクダウン。そこに内側の足を相手にかぶせて前転のグランビーロールで上を取りに行く佐藤。ゴング。  判定へ。スーチョルは右瞼をカットし、左目腫らせている。3-0で佐藤が13年ぶりにリベンジ。スーチョルとハグをかわした。 これで対抗戦は4勝4敗1分1NCの五分に。  試合後、佐藤は「ヌルヌルではなくてアツアツの試合、どうでしたか。スーチョルが熱すぎて引っ張られました。めちゃ強くなっていたし、互いに頑張ってまた巡り合えると思う。韓国ファイターはめちゃめちゃ熱いですね。今後も日本人とでも韓国とでも外人でも、こうして1年に1回でも韓国でRIZINをやってもらって、これからも韓国の団体が集まってくれたら日本でも韓国でも盛り上がっていくと思います。協力して切磋琢磨して、世界と戦っていけたらと思います」と語った。 [nextpage] ▼第9試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R─大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)36勝21敗2分 70.93kg[ノーコンテスト] ※1Rにケースが右フックでTKOも体重超過でNCに─ジョニー・ケース(MMA LAB)28勝10敗1分 71.33kg ※330gオーバー※体重超過のケースにイエローカードと減点20%。ノーコンテストルール適用(大原勝利の場合のみ公式勝利)  大原は韓国BLACK COMBAT代表として出場。23年2月、韓国でDEEP×BLACK COMBAT対抗戦に臨むとユン・ダウォンを1R KOし、一躍韓国で人気を集める。5月にV2を果たすと、9月、BC王者イ・ソンハとのW王座戦で1R一本負けを喫し、王座陥落。その後BLACK COMBATで3戦を経て24年9月、韓国でイ・ソンハと再戦。一本勝利でリベンジしBC王座を戴冠したが、12月にはムン・ギボムに判定負けで王座陥落。再起戦にして、RIZINからの刺客ケースをマットに沈め再び日韓王者を目指す。  ケースは、2018年大晦日のRIZINデビュー戦で矢地祐介を2R TKO、19年10月のライト級GP1回戦では現王者ホベルト・サトシ・ソウザをKOしたが、大晦日の2回戦ではトフィック・ムサエフに敗れGP敗退。22年4月、サトシのベルトに挑戦するも一本負けでリベンジを許すと7月には武田光司に判定負けを喫しキャリア初の3連敗。大晦日、大尊伸光を開始36秒 KOに下して再起。24年6月の“ブラックパンサー”ベイノア戦は前日計量で体重超過。減点からのスタートで1Rにダウンを奪うも判定負け。韓国でカムバックを果たすか。  体重超過のケースにイエローカードと減点20%。ノーコンテストルール適用(大原勝利の場合のみ公式勝利)に。 1R、ともにオーソドックス構え。両足首をテーピングで固めたケースが右ロー。そこに右を狙う大原。ワンツーから右オーバーハンドのケース。左にかわした大原。左ジャブのケース。もらった大原は後退。ケージに詰まると、ケースは大原の右から左をかわして右のスイング! 大原が糸が切れたように倒れ、すぐにレフェリーが間に入った。 ケースの体重超過で試合は規定によりノーコンテストに。これで日本の3勝4敗1分1NCとなった。 [nextpage] ▼第8試合 RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分3R×シン・ユリ(team GENIUS)6勝6敗 48.99kg[判定0-3]〇ケイト・ロータス(フリー)7勝7敗 48.95kg  ケイトは、柔道&空手ベース。DEEPで活躍後、2024年7月にRIZIN初参戦。RENAを相手に奮闘も2R TKO負け。再起戦となった11月のDEEPでは空手世界王者の月井隼南に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。今回は韓国で同じRENAに判定で敗れているシン・ユリと対戦する。サウスポー構えのケイトにオーソのユリと構えは異なるものの、首相撲ヒザ、組みでも頑張るファイトスタイルは似た者同士といえる。初の海外試合で連勝なるか。  ユリは、軍人になる為に始めた武術やキックボクシング、柔術がベース。2019年12月にROAD FCでハム・ソヒが返上したアトム級のベルトを賭けてパク・ジョンウンと対戦。1R TKO負けで王座獲得ならずも、21年9月の再戦で判定勝ちで王座奪取。その後ベルトを返上し、引退。3年の空白を経て24年3月にRIZIN初参戦。RENAに判定で惜敗した。11月の前戦で元王者の浜崎朱加に2R 一本負けでRIZIN2連敗。一度は引退を決めたホームにカムバックする今回、3年8カ月ぶりの母国での勝利を掴むか。  1R、サウスポー構えのケイトは右ロー。オーソのシン・ユリは長い右を突く。左ストレート、右フックのケイト。シン・ユリは右ストレート。ケイトは左インロー。シン・ユリの右をかわす。圧力をかけるのはシン・ユリ。ケイトの右アッパーに首相撲ヒザを突く。  左から右のケイトをさばき右を狙う。左ハイを突くケイト。シン・ユリの右の蹴りはかわして左回りに回される。首相撲は突き放す。左ローを突くシン・ユリ。右に右を合わせにいく。中央を取って圧力をかけるシン・ユリに左回りのケイトは最後、右で飛び込み当てる。 2R、中央を取って圧力をかけるシン・ユリに左回りのケイトは最後、右で飛び込み当てる。シン・ユリの詰めにダブルレッグからケージに押し込みテイクダウンはケイト。尻餅着いたシン・ユリは立ち上がり、突き放す。左右で詰めるシン・ユリに、ダブルレッグのケイトだが切られる。  左ミドルを当てたシン・ユリ。ケイトは組んで左で差して押し込み。「アクション」がかかるなか首相撲で回したシン・ユリが右で前に。シン・ユリも右目を腫らしている。  シン・ユリの右をかわして左ローのケイト。シン・ユリはそこに左を合わせる。ダブルレッグテイクダウンのケイト!  ケージ背に座るシン・ユリに左足で束ねるが、立ち上がるシン・ユリになおも小外がけテイクダウン! 右ヒザを突く! さらに右ヒザをシン・ユリが被弾。 3R、詰めるシン・ユリに左ハイを当てるケイト。肩口で受け止めて押し込むシン・ユリのヒジを呼んでテイクダウンの動きから打ち返しをかわすケイト。ケイトの右も軸がブレ始める。首相撲ヒザのシン・ユリを払い腰で投げたケイト!  ハーフから押さえ込むことに成功し、右で枕、いったん体を離すとシン・ユリはレッスルアップ! 首相撲ヒザに、ここもシン・ユリは首投げ! テイクダウン。シン・ユリの立ち上がりにバックに回り、リアネイキドチョークを狙い、ゴング。ケイトは雄叫びをあげた。 セコンドの横田一則代表から「根性出したぞ」と声をかけられたケイト。  判定3-0で勝利。RIZIN初勝利を挙げたケイトは笑顔。「対戦してくださったシン・ユリ選手思った以上に強くて、行けると思ったときに目が死んでなくて、だからこそもうひと頑張り頑張れました。フィニュシュしたかったですけど、スタミナが切れたり、セコンドを無視して頭から向かっていったりを直して、またRIZINでフィニュシュできるように戻ってきます」と語った。 [nextpage] ▼第7試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R×キム・シウォン(Korean Zombie MMA)4勝2敗 70.62kg[判定0-3]〇宇佐美正パトリック(Battle-Box)8勝4敗 70.89kg  宇佐美は、高校6冠のボクシング&極真空手ベース。2021年9月に修斗でプロデビュー。22年10月にRIZIN初参戦、佐々木信治にTKO勝ち。大晦日にはベイノアを1R 左フックで失神KOに下すと、23年4月キム・ギョンピョに1R 一本負け。9月にはキックルールで安保瑠輝に判定負け。24年6月にMMAで徳留一樹に1R TKO勝ちで連敗脱出するも、9月には矢地祐介に判定負け。さらに12月のDEEPで元修斗ライト級王者の西川大和にも判定負けでMMA2連敗中。キックでは大晦日、細川一颯を2R KOに下している。  キム・シウォンは、コリアンゾンビ(ジョン・チャンソン)推薦選手。テコンドーベースから、2021年2月にAFCでプロMMAデビュー。兵役を経て、23年9月AFCで復帰戦勝利。24年9月には元Wardogフェザー級王者の德野一馬に1R 32秒、TKO勝ち。続く24年11月のJungle Fight Koreaでも1R TKO勝利を挙げており、ストライカーとしての頭角を現す。また、25年2月には2025 Jager Jiu Jitsu Championship青帯で優勝するなどグラウンド技術も向上している。  1R、ともにオーソドックス構え。ジャブを上下に見せるキム・シウォン。宇佐美は右ロー。ワンツーで詰めてアッパー。回るキム・シウォン。宇佐美は右ロー。キム・シウォンも左ジャブも宇佐美も差し合いを当てる。  右に回った宇佐美にオーソから左ミドルを当てるキム・シウォン。ワンツーの右を強振した宇佐美。バックステップでかわしたキム・シウォンは右ロー。左ジャブ、左ハイ。ガードした宇佐美は、左ジャブ。それをかわして組みに行くキム・シウォンを差し上げて右ローを当てる宇佐美。 左ジャブのキム・シウォンに右ローを突く宇佐美。キム・シウォンは右ハイ! 頭を傾けながらももらった宇佐美。キム・シウォンは左ジャブで圧力をかける。  2R、左ジャブの宇佐美、右カーフ、左の蹴りをガード上に突くキム・シウォン。右のクロスカウンターを合わせいに行く宇佐美は、左ボディ! しかしキム・シウォンも右カーフ、左ボディストレート、左ジャブ・ストレート。スリッピングアウェーで顔を避ける宇佐美だが、受けに。 右カーフの宇佐美にキム・シウォンは足を流す。右ローを返すキム・シウォンは左ジャブも。宇佐美は左関節蹴り。しかしキム・シウォンの右に顔を避けるも後退。  戻して前進、左ジャブの刺し合いで優る宇佐美は右カーフ。キム・シウォンは左の蹴り返し。宇佐美は左ボディから詰めるもキム・シウォンは回る。  3R、圧力をかけて左ローで前に出る宇佐美。キム・シウォンの右をスウェイ。しかし右オーバーハンドは側頭部に被弾。さらに左ジャブのキム・シウォン。宇佐美は左の刺し合いでキム・シウォンを下がらせる。ワンツーから左ハイをガード上に蹴るキム・シウォンは右カーフ。  チェックする宇佐美だが、手数はキム・シウォン。右を伸ばして左ジャブ突くキム・シウォンは宇佐美のヒジに組みも、そこにヒジ・ヒザの宇佐美は左ボディ、右カーフ!  キム・シウォンは右オーバーハンド。左ジャブもサークリング。追う宇佐美は左ボディ! 左ハイ。キム・シウォンはワンツーから左の蹴りでゴング。判定へ。  ジャッジは3者、有効打を当て、コントロールした宇佐美正パトリックが勝利。日本勢と自身の連敗を止めた。 [nextpage] ▼第6試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R〇ヤン・ジヨン(Jeju Team the King)10勝3敗 60.87kg[3R TKO]×金太郎(American Top Team)15勝15敗2分 60.94kg  金太郎は、18歳の時にキックボクシングからMMAに転向。THE OUTSIDERを経て、11年にプロデビュー。2020年2月にRIZIN初参戦一本勝ち後、21年6月のRIZINバンタム級GP1回戦で伊藤空也に判定勝利。しかし、以降、井上直樹、元谷友貴、堀口恭司、石司晃一を相手に4連敗。米国ATT入りし、背水の陣で臨んだ24年3月、ダイキ・ライトイヤーに判定勝ちで連敗脱出。9月に秋元強真に1R TKO負けで連勝ならず。8カ月ぶりのRIZINで同じサウスポー構えのストライカーのジヨンを相手に再び白星を掴めるか。  ジヨンは、大韓キックボクシングで11勝1敗。MMA転向後、ROAD FC等で活躍。22年7月のRIZINデビュー戦で昇侍に3R一本勝ち。11月に魚井フルスイングを左ストレートでKOした。23年6月のROAD FC 63kgトーナメントでラジャブアリ・シェイドゥラエフに1Rリアネイキッドチョークを極められ、キャリア初の一本負け。その後、再起戦を含め3連勝、対日本人4戦全勝というなかで迎えた24年4月のRIZIN日韓対抗戦で倉本一真に反則のロープ掴みの減点も影響しスプリット判定負け。6月からROAD FC 63kgトーナメントに参戦し、1回戦でアレクセイ・インデンコを1R 35秒ハイキックTKO。12月の決勝でキム・スーチョルとバッティングによるノーコンテスト。25年3月の再起戦ではムングントシューズ ナンディン エルデンに1R TKO負け。母国で再起なるか。  1R、ともにサウスポー構え。ジヨンは右前足でミドル。さらに左オーバーハンドで飛び込み。スリップした金太郎だが突き放す。  遠間に立ち、金太郎のワンツースリーをかわしたジヨン。左を突いて金太郎を崩す。下から金太郎は足関節狙いもヒザを抜くジヨン。  ノーガードで近づく金太郎はワンツーの左。ジヨンも左を強振して組んですぐにテイクダウン! そのままマウント、肩固め! 後ろを向いて外した金太郎はバックにつこうとしたジヨンに正対して離れる。右のかけ蹴りの金太郎。それを潰したジヨンが上でゴング。  2R、右前蹴りのジヨン。ニータップも差し上げた金太郎が押し込み。クラッチしたジヨンが体を入れ替え、大内刈テイクダウン。ケージ際でマウントよりもハーフを選んだジヨンはヒジ。金太郎は外掛け外ヒール、トーホールドも。しかしヒザを抜いたジヨンは組んでバッククリンチ。アームロック狙いの金太郎に、背後から足を踏むジヨン。ブレーク。左で飛び込むジヨンに右を合わせに行く金太郎。しかしジヨンの左右にトップはジヨン。  3R、左ロー、さらにワンツーの左ストレートを当てたジヨン! 崩れた金太郎にパウンドをまとめ、レフェリーが間に入った。  試合後、ヤン・ジヨンは「ROAD FCのヤン・ジヨンです。セコンド、ジム、ROAD FCジョン・ムンホン代表に感謝します。榊原CEO、RIZINでもっと上位の選手、もしくはタイトルマッチをお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第5試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇ジ・ヒョクミン(Chuncheon Team Mad)5勝1敗 ※Blackcombat2勝1敗 65.80kg[2R 4分13秒 TKO] ※左ヒザ→左右連打×武田光司(TRIBE TOKYO MMA)17勝8敗 65.79kg  武田は、グレコローマンレスリングベースで高校5冠。2017年のプロMMAデビュー後、18年10月にDEEPライト級王者に。19年4月のRIZINデビュー戦ではダミアン・ブラウンを相手にキャリア初黒星を喫したものの、川名雄生、久米鷹介に連勝。22年初めにDEEP王座返上後は、スパイク・カーライル、ガジ・ラバダノフ、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフという強豪相手に3連敗。24年3月のフェザー級初戦で萩原恭平に完封勝利した。6月に無敗のラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R 一本負けしたが、大晦日に新居すぐるにテクニカル判定勝ち。  ジ・ヒョクミンは、BLACK COMBAT推薦選手。19歳の新鋭。中1でキックボクシングの全国大会での優勝をきっかけにMMAファイターに。柔術紫帯。22年7月にプロMMAデビューし1R TKO勝ち。23年からBlack Combatに参戦。チョ・ギュジュンに1R TKO負け後、24年8月、チェ・ウンビンに3R TKO勝ち。12月に日本の宮平修太郎にも3R TKO勝利を収めている。武田の強烈なレスリング力を前に、サウスポーから放たれる殺傷能力の高い左を武器に、粘り強いグラウンドも併せて母国で金星を掴むか。  1R、ともにサウスポー構え。ジ・ヒョクミンは左ロー。武田はシングルレッグからクラッチして持ち上げてテイクダウン、パウンド。立つジ・ヒョクミンをバックに投げる。再び立ち上がると武田はバッククリンチ。正対したジ・ヒョクミンに右で差して左のパンチ。顔を剥がそうとするジ・ヒョクミンは左ヒザ。押し込む武田は右差し。ヒジを押し付けるジ・ヒョクミン。ゴング。  2R、右の長い蹴り、左ローのジ・ヒョクミン。遠間から飛び込む武田にパンチを合わせたジ・ヒョクミン! 武田は足を滑らせながらも組むが、体を入れ替えたジ・ヒョクミンが突き放す。 シングルレッグに入る武田を切って、その入りに右を突くジ・ヒョクミン。なおも詰める武田はシングルレッグから右差しで押し込み。ハイクロッチで崩すが、片足立ちで着地するジ・ヒョクミン。上組みに切り替える武田は崩しも、残すジ・ヒョクミン。武田は眉間から出血。  右ヒジを突くジ・ヒョクミンは両差しで押し込み突き放し、左ストレート! 武田のダブルレッグをスプロールしてすぐに詰めて首相撲左ヒザ2連打! さらに左右連打で武田がダウン。レフェリーが間に入った。 19歳のジ・ヒョクミンは「BLACK COMBATのジ・ヒョクミンです。生涯最高の勝利です。勝って三浦孝太と試合を、と言いたかったのですが、三浦選手が負けたので言い辛くなりました。日本の最高のイケメン、韓国最高のイケメンのこのジ・ヒョクミンと対戦するのはいかがでしょうか」と語り、ケージサイドの彼女を紹介した。  解説席の萩原京平は、「僕がBLACK COMBATに乗り込んでやってもいいんじゃないですか。いい選手なんで」と語った。 [nextpage] ▼第4試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇ソン・ヨンジェ(HAVAS MMA)8勝1敗1分 65.59kg[3R 1分28秒 KO]×中原由貴(マッハ道場/MAJESTIC)18勝8敗 65.93kg  中原は、2012年11月にGRACHANでプロデビュー後、14年4月にGLADIATORフェザー級王座戴冠。15年よりPANCRASEに参戦し、4戦目の11月より破竹の7連勝。ONEデビュー戦でエミリオ・ウルティアを3R左ストレートからのパウンドでTKOに下し、21年まで4戦3勝と勝ち越す。22年7月、RIZIN初参戦で関鉄矢に判定勝ち。10月に原口央を1R TKOで下し2連勝すると、大晦日に鈴木千裕を打撃で追い込むも、1R終盤に逆転KO負け。23年9月、白川陸斗とを完封し、再起。24年4月、ビクター・コレスニックに判定負けを喫した。10月、Breakthrough CombatでPROGRESSルールで中川皓貴にポイント勝利。今回、鋭い右を放つフィニッシャーのソン・ヨンジェを相手に、経験の差を見せつけるとともに左の打撃と進化した組みを活かした戦いを披露し、1年8カ月ぶりのMMA白星を飾るか。33歳。  対するソン・ヨンジェは、キム・ドンヒョン推薦選手。AFCバンタム級王者、同フェザー級暫定王者。17年4月にAFCでプロデビュー後、3連勝で迎えた19年6月、ソ・ジンスを3R TKOに下し、王座戴冠。23年12月、清水俊一を1R 右ストレートで破り、初防衛。プロMMA全フィニッシュで6勝無敗の戦績で24年の『ROAD TO UFC』フェザー級トーナメント参戦。5月の1回戦で河名マストに判定負けも、24年11月のAFCで高木亮に1R TKO勝ちで再起を遂げた。29歳。  中原のセコンドには大塚隆史と平本蓮。  1R、サウスポー構えの中原に、オースのソン・ヨンジェ。ソン・ヨンジェは右ストレートを伸ばす。左インローを返す中原は、ワンツーの左でソン・ヨンジェを下げさせる。左の関節蹴りのソン・ヨンジェ。その詰めに前足にシングルでケージに押し込み引き出してテイクダウンした中原!  片足をかけて左のパウンド、そしてグラウンドヒザを顔面に! 左足をかけて二重がらみ。しかしソン・ヨンジェのスイッチに中原はひっくり返されるもすぐに中原は右で差して押し込み。クラッチ組み、ボディロックテイクダウン。  下のソン・ヨンジェはクローズドガードから亀になって立ち上がりに。そこでバッククリンチから背後からパウンド、さらに離れ際に顔面蹴りを打つ中原。  2R、右ハイで前に出るソン・ヨンジェに、右で差して組んだ中原。ROAD FCのケージ。若干足を滑らせる。前に煽ってからシングルレッグで引き出す中原。片足立ちで凌ぎ、金網背に立つソン・ヨンジェ。ブレーク。右を突いた中原にヒザを突いて前に出るソン・ヨンジェ。しかし、中原は払い腰テイクダウン! 左小手で立つソン・ヨンジェ。なおも右で差してクラッチする中原だが、ダブルレッグに切り替え、シングルレッグに移行、さらに首相撲ヒジ、そしてシングルレッグに切り替える。  ケージに腰をつけて倒れないソン・ヨンジェは細かいパンチ。奥足を取りに行ったところでバックを取りに行くソン・ヨンジェだがゴング。  3R、ソン・ヨンジェのワンツーからヒザ、さらに右ストレートに中原は後退。中原の右ジャブをかわして右バックフィスト! これを効かされた中原はケージに釘付けに。それでも打ち返しに行く中原に左ハイ! 左ボディ、さらに左にワンツーを当ててソン・ヨンジェがKO勝ち。  高木戦に続き、日本人に2連勝のソン・ヨンジェは「しんどかったです。ラウンド毎にセコンドがメンタルを立て直してくれました。仲間のおかげで勝つことが出来ました。AFC王者として立って勝ててRIZIN、最高です。またRIZINフェザー級に上がりたいです」と語った。  韓国チームが2勝1敗で勝ち越しに。 [nextpage] ▼第3試合 RIZIN MMA 63.0kg契約 5分3R〇クォン・ヨンチョル(team Jungjin)1勝0敗 61.67kg[1R 2分46秒 TKO] ※パウンド、ヒザ×三浦孝太(日本)2勝4敗 62.53kg  三浦は“キング・カズ”こと三浦知良の次男。高校卒業後、プロ格闘家をめざしBRAVEで研鑽を積むと2021年大晦日にRIZINでプロデビュー、YUSHIにサッカーキックでTKO勝利した。その後、2022年9月はアームバーで2連勝を飾ったが、2023年5月にYA-MAN、大晦日には皇治、2024年大晦日は冨澤大智にいずれもKO・TKO負けで3連敗中。YA-MANとは66kgのフェザー級で対戦し、皇治とも65kgで対戦していたが、今回は63kg契約。2022年にはブアカーオとエキシビジョンマッチも行っている。  冨澤戦の後には「今年から1年いろいろ考えて自分自身どういう生き方をしていくかとか、どういう風に今後格闘技をやっていくかとかいろいろ考えたりしたんですけど、やっぱりその中で今はまだRIZINっていう大舞台に自分が立ち続けるのは結果も含めて違うなっていう風に思っていて。だから今後、2025年はもう少し自分に見合った大会だったりとかに出場できたらなと思います。そういうところでしっかり勝ったりとかして、またRIZINっていう舞台に立てたらなとは思うんです。今回でもうこれ以上は自分も上がる権利がないなと(思う)」と失意のコメントをしていた。 ヨンチョルはムエタイと散打のバックボーンを持ち、2015年韓国キックボクシング連盟ライト級優勝、2022年大韓ムエタイ協会ライト級韓国代表に選出。2025年3月に『MAX FC in 安東』にてレガース着用2分3R、65kg級でキム・ハヌルと対戦し、1Rに右ストレートでダウンを奪われる(もう一度右ストレートでダウンさせられているがカウントは無し)も左ミドル、左ボディ、左前蹴りで反撃、判定勝利を収めている。キックボクシング戦績は5勝3敗。  この試合は現在発表されているカードの中で唯一のキャッチウェイト戦で、三浦は前回の冨澤戦と同じ、ヨンチョルは前回から2kg下げる63kgで行われる。  1R、左から右を振ってボディロックテイクダウンの三浦。バックからリアネイキドチョーク狙いも足はかからず。立とうとするヨンチョルになおもついていき、チョーク狙いからマウント&パウンドも立ち上がるヨンチョルがヒザ。  シングルレッグでケージに押し込む三浦。倒れないヨンチョルは、頭にヒジ。三浦は出血。足を放さない三浦だったが、ヒジを受けて下に。足は効かず。ヨンチョルがパウンド連打、ヒザを打ち込み、レフェリーが間に入った。  MMデビュー戦のヨンチョルに敗れた三浦は4連敗。試合後、ヨンチョルは「このような素晴らしい舞台に立たせてくださったRIZINの関係者の皆さんに感謝申し上げます。今回の勝利は館長のおかげです。そしてROAD FCの関係者の皆さん、ええ、そして仲間の皆さん、本当にありがとうございます」と語った。 またバックステージでは三浦について「やっぱりイケメンですから、後ろから光が差してました(笑)、勝って嬉しいですけど、三浦選手がちょっと心配です、血が出ていたので」と心配した。 [nextpage] ▼第2試合 RIZINキックボクシングルール 67.50kg契約 3分3R△ジョ・サンへ(Jinhae Justice Gym)66.99kg[判定0-0]※28-28×3△宇佐美秀メイソン(team VASILEUS )67.35kg ※3月にジェラルド ヴィーラーデを2R KO  サンへ「まずはRIZINという大きな団体から機会をいただき感謝しています。相手からKOでと言われたが、そう思い通りにはならない。私がKOするのでお楽しみに。最後に、(メイソンへ向けて)頑張って準備してください」 メイソン「RIZIN初参戦ということで自分自身ワクワクしています。試合はみんなが見たいKOでしっかり相手をマットに沈めようと思っています」 1R、サウスポーの宇佐美とオーソドックスのサンへ。ヒザへの間接蹴りから詰めてパンチ連打の宇佐美に、サンへは右のミドル。左ストレート、ヒザと常に連打で攻めていく宇佐美。しかしサンへもガードを固めると長い右ストレートを飛ばしていく。バックブローも見せる宇佐美は上下に散らす多彩な攻撃を見せる。 2R、関節蹴り、前蹴りを刺していく宇佐美に対し、サンへはミドル、右ストレート。ワンツースリーで前に出るサンへは宇佐美をケージに詰めるとボディから左フック。防戦一方となる宇佐美へさらにサンへは右フックを叩き込みダウンを奪う。立つ宇佐美へさらに詰めるサンへ。だが宇佐美はしのぐと左ストレートを返して逆にサンへを下がらせる。 3R、開始すぐに詰めてパンチからヒザとラッシュの宇佐美。離れるとジャブから左ストレートを放っていく。しかしサンへはガードを固めてパンチを返す。近距離からボディ、アッパーのコンビネーションはサンへ。宇佐美は離れて長い左ストレートを叩きこむ。左右のショートを当てるサンへだが宇佐美は気迫で左右の連打を返しサンへを下がらせる。一進一退のまま試合終了となった。 判定はジャッジ三者ともドロー。ダウンを奪ったサンへと、その後の猛攻で巻き返した宇佐美の大激闘は引き分けとなった。 [nextpage] ▼第1試合 RIZINキックボクシングルール 62.0kg契約 3分3R×カン・ボムジュン(Yak gym)61.95kg[判定3-0]※28-29、28-29、27-30〇井上聖矢(フリー)61.99kg ボムジュン「初めての韓国大会という記念的イベントに出場する機会をいただき感謝します。RIZINは憧れの舞台なので嬉しいです。日本のファンの記憶にも残る試合をするので楽しみに。大会場を盛り上げる派手な試合をしましょう。あ、もちろん勝者は私です」 井上「熊本から来ました。この日を楽しみに待っていました。格闘技を始めた時からRIZINで試合をするのが僕の夢でした。こんな無名の自分にRIZINという大きな舞台で戦えるチャンスをいただきありがとうございます。最高の試合をするので井上聖矢に注目してください。そして、これから格闘技界で注目してもらえるように頑張ります。相手はとても打ち合ってくれるファイターだと思うので、自分も打ち合いには自信あるので派手な打ち合いをしてぶっ倒そうと思います」 1R、ローから入るのはボムジュン、井上もローを返し、互いに下を蹴りつつボムジュンは井上のローにジャブや左フックを合わせていく。強い右ハイはボムジュン。井上はじりじりと距離を詰め左フックを放つがここにボムジュンも左を返し相打ちに。しっかり相手を見つつローを積み重ねる井上は、ボムジュンのワンツーもバックステップでかわす。2R、右ローを蹴っていく井上、ボムジュンはそのローに右ストレートを合わせようとする。ジャブ、ローで攻める井上。ボムジュンはパンチ中心にシフトし、右ストレートや左フックを強振してくるが井上は落ち着いてディフェンス。詰める井上が近距離で左ボディを入れて行くと、ボムジュンは徐々にケージを背負うポジションとなっていく。 3R、ワンツーからハイキックのボムジュン。井上はやや間合いを遠く取り、ジャブを突きつつボムジュンの攻撃をバックステップでかわす。徐々にプレッシャーを強める井上はボムジュンにケージを背負わせるとジャブを刺していく。思い切ってワンツーを振って来るボムジュンだが井上は距離を見切ったか余裕を持ってかわし、試合終了。ボムジュンの左太ももはローのダメージで紫色に腫れあがっている。 判定は3-0で井上。しっかりと距離を支配しつつ、的確にローを聞かせてアウェイでの試合勝利を収めた。
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