ケラモフの体調を確認しながら、松嶋との試合は大晦日か年明けか
──松嶋こよみ選手がケージの中で挨拶しましたけれど、近いうちにどういう形で、ヴガール・ケラモフ戦か、あるいはまた別の形なのか、状況が許せば組むという形になるんでしょうか。
「ファンのみんながどう感じているのか、耳を傾けたいと思いますが、まずは本当にケラモフのウイルス性の胃腸炎っていうのが、短期間でリカバーができて、トレーニングまた始めて大晦日に間に合うのかどうか。大晦日にそのままスライドして、松嶋選手とケラモフというカードも充分可能性はあると思いますし。ただまあ本当に僕らが今プランニングしているマッチアップで言うと、もう充分、試合が詰まってる、試合数が並んでるんで、まあ年明けになるのかもしれませんし。まずはケラモフの体調を確認しながら(考えたい)。
いずれにしても松嶋選手、相当の覚悟を持ってRIZINの門を叩いたじゃないですけど、RIZINのケージに入ることを決意してくれたと思うんで。今日試合ができなかったのは本当に本人悔しいと思いますから。一日も早く松嶋選手の試合をうまくマッチアップできるといいなと。その第一候補がケラモフであるという。その時期をもちろん大晦日も可能性あると思いますし、年明け早々ということにもなるかなと思います」
──今回、松嶋選手が参戦して注目された点に、海外志向の選手がRIZINに出てくるということがあって、安藤達也選手っていう成功例もありまして、今後、そういった海外志向の選手でRIZINに興味がある選手を入れていくということは、どのくらい考えていらっしゃるでしょうか。例えばROAD TO UFCで決勝まで行った原口伸選手などはRIZINを意識して発言しています。そういった選手は、逆にRIZIN側としても意識してる、みたいな感じでよろしいでしょうか。
「そうですね。海外志向とか海外志向じゃないとかって、まあ、いろいろあると思いますけど、本当にRIZINとすると、やっぱりRIZIN自体が日本で作り出したメイドインジャパンで、世界にもっともっとプロモーションとして団体として、プレゼンスを高めていきたいと思ってるんで。そういう意味では海外志向の選手たちとも一緒のベクトルを向いてるんだと思います。だから、これからROAD TO UFCに出てる人、ONEに出てる人。ひょっとしたらPLFだったり、いろんな団体に出てる選手とか、そういう海外を目指している選手も、もちろん僕らもしっかりスカウティングしてますから。そういう人たちともチャンスがあれば、RIZINを起点にして──RIZINは言ってもフェデレーションなんで、僕らから泉(武志)のようにPFLに選手として海外にチャレンジしたいっていう選手を送り出すこともできる団体も世界にはたくさんあります。
そういう意味ではRIZINとしっかり向き合って、そこを起点にして日本国内での求心力もつけながら、世界的なチャレンジが、RIZINという舞台でRIZINの海外大会に出ていくじゃなくて、RIZINを起点にして、ほかのプロモーションに参戦の機会を僕らがコーディネートしていくっていうことも、海外志向の選手ができる。そういう、フェデレベーションとしての良さもあると思うんで、積極的にそういうスカウティングを、海外志向と言われる選手たちともコミュニケーションをとっていけたらいいなと思ってます」




