THE BLACKBELT JAPAN同門対決でセコンドは──
▼第8試合 フライ級(56.7kg)5分3R
宮城友一(キックボクシングDROP)56.4kg
シモンスズキ(和術慧舟會HEARTS)56.6kg
▼第7試合 ストロー級(52.2kg)5分3R
畠山隆称(THE BLACKBELT JAPAN)51.8kg
ニシダ☆ショー(BURST)52.0kg
──畠山選手も2月のバンコクでの試合からの再起戦となります。熱戦でしたが競り負けて、プロMMAキャリア初黒星を喫しました。あの試合で松根代表が感じたことは?
「通常のMMAと異なる部分にどう対応するか。計量の部分でハイドレーションテストがあり、通常から1階級上での戦いになる。これはだいぶリスクが上がるなと感じました。9月にTHE BLACKBELT JAPAN(千葉)の黒澤亮平が畠山の相手のジェイソン・ミラルペスに勝ったのですが、そのときにもこの経験は伝えて、このONEの計量体制と、身体の大きさの違いにしっかり備えて挑む必要があると。ウチでも練習してくれた和田竜光選手も、身体の調整、計量方法を熟知した上で、階級を落としている。
畠山に関しては、あの試合の時に色々新しいことが多すぎて、本来の自分の実力を出せなかったことが大きいです。その経験も活かし、いずれはまたチャレンジしたいと本人もいうなかで、復帰戦をLemino修斗で行うことになりました」
▼第6試合 フェザー級 5分2R
内藤太尊(ROOTS)65.6kg
工藤圭一郎(グランドスラムAPP)65.4kg
▼第5試合 ストロー級(52.2kg)5分2R
梅木勇徳(THE BLACKBELT JAPAN)52.1kg
平良龍一(THE BLACKBELT JAPAN)52.2kg
──畠山選手と戦うニシダ☆ショー選手も7月に三角絞めで一本勝ちしたばかりですので、楽しみな試合です。フライ級の宮城友一選手が4月の沖縄大会で復活を果たし、4連勝中のシモンスズキ選手と戦う好カードも。ところで、第5試合にはTHE BLACKBELT JAPANの千葉と沖縄の同門対決があります。設立会見のときにそのことを聞いたときに鶴屋浩代表は「やります」と答えていましたが、ここで組まれるとは……。
「THE BLACKBELT JAPAN千葉は選手層が厚いですし、たくさん試合をしたいという選手がいっぱいいるんですね。その中で、ウチの沖縄でも試合がしたい選手がいるというときに、まだランキング上位でなく、練習したことがなくて、互いに了承し、お互いの経験になるんであればいいんじゃないかというところですね。この試合は岡田のマッチアップで、福岡から18歳で単身、千葉に入門した梅木選手と、平良達郎の兄で2戦2KOの龍一の試合になります」
──となるとセコンドは鶴屋代表と松根代表が反対側のコーナーに立つと……。初めてでしょうか。
「実は2020年の修斗沖縄大会で波平コングと阿部剛卓の試合でそうなったことはありました。試合は1R カットでドローになったんですけど。今回も両コーナーに分かれて、岡田はセコンドにはつかないそうです」
──平良龍一選手は米国で達郎選手の試合にも帯同している中で、変化を感じていますか。
「龍一がウチに来たときははじめはキックボクシングだったんですよね。続けて入ってきた達郎が柔術やMMA、修斗で戦績を上げていくなかで興味を持ち出して、柔術にハマり、当初は修斗の試合はやらないような感じだったんですが、22年の全日本アマ修斗で準優勝してライセンスは取っておこうかな、と。就職するのでプロの試合は……と言っていたのですが、『1試合だけやっておきたい』と。今となっては『あと2年で修斗ストロー級のベルトを獲る』と変わっていった。“平良達郎の兄貴”からMMAの“平良兄弟”となるように、本当に努力してますね。梅木も今年すでに2試合をこなして、組みも極めも強いので岡田は梅木優勢と見ていると言っていました。いい試合になると思います」





