MMA
インタビュー

【修斗】松根良太とLemino修斗沖縄大会「日本から世界で活躍するMMA選手を育てるために」──野瀬vs.シンバートル、西條vs.バトルの国際戦2試合のほか、宮城vs.シモン、畠山vs.ニシダ、平良vs.梅木、砂辺が修斗初参戦=19日(日)

2025/10/18 22:10

タイでロシア人相手に悔しい思いをした西條が沖縄で再起戦

▼第9試合 ウェルター級(77.1kg)5分3R
西條英成(THE BLACKBELT JAPAN)5勝2敗 77.1kg
クルボン・バトル(Prodigy Training Center)2勝0敗 77.0kg

──国際戦はメインだけに収まらないですね。ウェルター級で、THE BLACKBELT JAPANの西條英成選手と、クリスチャン・リー率いるProdigy Training Centerからクルボン・バトル選手が対戦します。

「昔から交流があり、今回も試合するショージン・ミキの推薦選手で、クリスチャンの弟のエイドリアン・リーが1年ほど前に、沖縄に来た時にウチのジムで練習して、すごく強かったんです。西條とも手合わせをして、いま19歳ですから去年来たときは18歳だったのかと思うと、そんなに若くて強いんだと。そのエイドリアンやクリスチャンとともに練習しているクルボン・バトルも、打撃ベースながら、これからどんどん強くなる選手だと感じました。

 地元ハワイでキックボクシングのタイトルを獲っていますし、ボクシングでも試合して、右の蹴りと右ストレートが強烈な武器で、首相からのヒザ蹴りも得意とする。ほんとうに“ダイヤの原石”というか、キックルールでは元UFCのルイス・ペーニャにも勝っている。相当、強いと思います。

 月曜日に空港に迎えに行った時に話を聞いたら、実は幼少期に家族がミリタリーで沖縄に住んでいたということも分かり、5歳くらいだったけど覚えてると。だからバトル選手にとっても縁のある場所での大会に呼ばれて嬉しい、とモチベーションも高く試合の臨みます」

──オーソからの右の蹴りは上下に打ち分け、自分からのテイクダウンを仕掛ける場面も見ました。それを西條選手に、というのはウェルター級で海外勢と戦うために、やはり必要な経験になるということでしょうか。

「そうですね。西條も前回、6月のONEでロシア人相手に悔しい思いをしているので、初心に帰って修斗でチャンピオンになって、再び海外で試合をするためにも沖縄で試合をして勝ちたいと」

──手合わせしたエイドリアンから西條選手の印象も聞いているでしょうね。

「西條は、ウチのプロ練習を一番引っ張ってってるような存在なんです。こうやって練習するんだというのを背中で選手たちに見せるような。今回もリスクある試合かもしれないですが、そういったところで勝ち切って、修斗のベルト、そして世界へ行ってくれればなと思っています」

──そのために今後も国際戦を組んでいくと。

「はい。意味のある国際戦を組んで、日本から世界で活躍するMMA選手を育てる。すべてにおいての根本は、ここにあります」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント