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【PANCRASE】タジキスタンのサルドロフが平田を肩から落としてパウンド、カーライルが村山の払い腰切り返してTKO、岡田が石田にリベンジ、平が新鋭・畑を組み伏せる、グレコ全日本準優勝・松井がチェルバエフを完封、張が斎藤に判定勝ち、宮城、嶺がTKO勝ち

2025/09/23 17:09
【PANCRASE】タジキスタンのサルドロフが平田を肩から落としてパウンド、カーライルが村山の払い腰切り返してTKO、岡田が石田にリベンジ、平が新鋭・畑を組み伏せる、グレコ全日本準優勝・松井がチェルバエフを完封、張が斎藤に判定勝ち、宮城、嶺がTKO勝ち

photos by Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI

 2025年9月23日(火/祝)東京・ニューピアホールにて、昼夜大会『PANCRASE 356』に続き『PANCRASE 357』(U-NEXT配信)が開催された。昼のオタベク・ラジャボフに続き、夜のメインでもタジキスタンのコジム・サルドルフがスラムからのパウンドで初回TKO勝ち。中央アジア旋風を巻き起こした。

タジキスタンのサルドルフが、ネオブラ優勝の平田をTDからパウンドでTKO

▼ミドル級 5分3R
×平田 旭(move)1位/2025年NBT同級優勝 2勝2敗 83.7kg
[1R 1分59秒 TKO] ※パウンド

〇コシム・サルドロフ(Dorob Fight/タジキスタン)5勝 84.05kg

 25年2月、破壊力抜群のパンチで岡村寿紀を1R マットに沈め、NBT王者に輝いた平田。続く6月のNPH大会では、パンチとパウンドの猛ラッシュでタフファイター・長岡弘樹を2Rに粉砕し、勢いは加速する一方。

 そんな平田の前に立ちはだかるのは、タジキスタンから来日を果たす無敗の刺客・サンドロフ。レスリング仕込みの圧倒的フィジカルを武器に4戦無敗。

 ロシア、ベラルーシ、中国で戦い、7月のJCK Fight Night 101では、カザフスタン戦士をスコティッシュ・ツイスターに極めている。王座空位のミドル級に、中央アジア旋風が吹き荒れるか?

平田「準備はばっちりでやることもわかっているので、必ず勝ちます」

サルドロフ「もう話す時間は終わりました。ぜひ見に来てください」

 1R、ともにオーソドックス構え。先に右を突いていく平田。左右ローも。右前蹴りから前に出るサルドルフ、左ジャブも。左インローを当てる平田は左ミドル、右カーフも。

 サルドルフは右ストレートを返すと、組んでボディロックテイクダウン!

 右肩口から落としたサルドルフは、ニーオンから平田の対角の手を掴んで動きを止めるとサイドからそのまま鉄槌を浴びせ続けてレフェリーが間に入った。

 序盤は打撃を試していた感もあるサルドルフは、「ありがとうございます。日本はとてもいい国で人も良くてここで戦えて嬉しいです。チームは家族だと思っています。日本のみんなとも家族になりたいです」と語った。

◆サルドルフ「1Rでフィニッシュしなければいけない」(試合前インタビュー)

サルドルフ「プロでは4戦して4勝しているんですけれども、あの、この戦績は5カの間に4試合しての戦績ですで、今もとてもコンディションが良くて、毎回技術も上がっていると思っています。なので、年内にはまだ試合をして、全部で7試合したいなと思っています。

(25年5月21日のop Fight Globalでの2試合は)ワンデートーナメントで、1回戦がウズベキスタン選手と、2回戦がロシアの選手を相手に両方とも1R TKOでした。

(前戦のスコティッシュツイスターについて)この間の試合で使ったスコティッシュツイスタ-は、もちろん練習の中でたくさん使ってきて、試合の準備のためのトレーニングでもたくさん練習をしてきたものです。それがあの試合で出せたことにすごく自信が持てました。そうした経験から、今まで見せていなかった技術をどんどんプロフェッショナルの試合の中で見せられるんだ、という自信がついてきた。これからも、もっともっとそういった技を見せられるんじゃないかなと思っています。

(前回の試合のスコティッシュツイスターでは相手の頭を脇に抱えて、組んだ自分の足を持って絞め上げてた。あの形は?)PFLでほかの選手(ジェイク・ハードリー)がやってるのを見て、いつも真似をして練習をしていました。前回の試合では1回目にかけた時は成功しなくて、2回目でフィニッシュすることができました。

(対戦相手の平田はパンチャーだが?)自分のアドバンテージはレスリングにある。フリースタイルレスリングで国内で86kgで5度王者になっています。しかし、これからプロのキャリアを、戦績を作っていくためには打撃にもしっかり取り組んでいくし、今までのアマチュアの試合の中ででも、過去、何戦かしてきたプロの試合でも、ストライカーの相手と試合をすることはありましたので、今回の平田選手が打撃が非常に強いというのは知っていますけれども、特にそんなに大きなチャレンジではないと思っています。

(試合のカギは)自分は打撃でも寝技でも自信を持って戦えるとは思っていますが、1Rでフィニッシュするのが、鍵になるんじゃないかなと思っています。平田選手の過去の試合を見て、まあ1Rでフィニッシュできるだろうな、しなければいけないなというような印象ですね。

(PANCRASEのミドル級は現在王座が空位だが)いまはもう今回の試合、平田選手にしか集中していません。とりあえずこの試合をしっかり終えてから、先のことを考えたいなと思っています。

 自分は子供の頃にPRIDEなどの格闘技を見てきて、日本のMMAにすごく憧れを持っていました。なので、まず日本に来れたことで一つ夢が叶ったと思っています。非常に嬉しいです。この暑さとかコンディションに関しては大きな影響はないです。今日もそこまで暑く感じないですし、非常に良い感じで過ごせています。

 PANCRASEの皆さん、呼んでいただいてありがとうございます。来日できて本当に嬉しいです。日本は美しい国で素晴らしいと思っています。ファンの皆さん、9月23日、ぜひニューピアホールに試合を見に来てください」

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