▼第7試合 能登半島復興支援 スペシャルエキシビションマッチ
─皇治(TEAMONE GYM)
勝敗無し
─所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)

このエキシビションは5月18日のプロ修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.3』にて行われた、皇治&矢地祐介vs.住村竜市朗に続いて「能登半島復興支援チャリティーマッチ」として行われる。

皇治が所の“回転体”のスピードについていけるか、どう対応するかが注目される。
『HEAT』は皇治がK-1に参戦する前まで出場していた団体であり、HEATでHEATライト級王座、ISKA世界ライト級王座を獲得した思い入れのある大会で、2022年5月には“ノーギャラ”でダウサコン・BANG BANG GYMと対戦している。

エキシビションはMMAではなく、2分2Rのキックボクシングルールとなった。

所がジャブを突きながら右ストレート、皇治は右ローを蹴る。皇治がジャブと右ローで前へ出ていくと所は潜り込んでの左ボディを見せる。皇治のフックをダッキングでかわす所。皇治はワンツー、左ミドル。所は右フックを合わせようとする。皇治が右ローを蹴ると、所はダブルレッグを見せた。

2Rが始まると同時に皇治がダブルレッグを仕掛け、所を引き倒す。立ち上がった所は左ボディからダブルレッグ。皇治はロープをつかんでこれを防ぐと、上になって腕十字を狙う。立ち上がったところがすかさずバックに回ってジャーマン。上になった皇治がパウンドを打つと、所は腕十字。

ここで皇治が抗議するが、またも皇治からダブルレッグを仕掛ける。所も負けじとダブルレッグ、皇治は持ち上げて所をコカすが、所は回転して足関節狙い。皇治はコーナーに昇って逃げようとしたが、所が後ろから組み付いて雪崩式バックドロップを仕掛ける勢いだったが、ここで終了となった。

所は「ちょっと予定と違ってごちゃごちゃになってしまいましたが、皇治選手の凄いところを体感できて嬉しかったです。今日は能登半島の復興支援チャリティーということで、また普通の生活が当たり前に出来るように、つらい想いをしたのでちょっとだけいい想いができるように願っています」とメッセージ。
皇治は「ちょっとね、入場してくる時に所さんが美女2人連れてきたので今流行ってるオープンマリッジするのかと思ってビックリしました(所は「姪っ子です」)。後で紹介してください。
僕はHEATがあって、まだまだ未熟な僕ですけれど皆さんに応援してもらえる選手になれました。HEATに出る前から所さんのことはずっと見ていましたし、所さんはほんまもんの成り上がりやなと思って見ていました。僕はビッグマウス連発して、デカいこと言って、試合以外でも目立とうと思って張り切ってやってきましたけれど、所さんは凄い謙虚で僕と正反対なところで戦うフリーターから成り上がってこうなったので本当にカッコいいなと心から思っています。
皆さん知らないと思うんですが、僕、交通事故をしてしまって、より好感度上げようと思って社会ボランティアしています。笑うところですよ。交通事故をする前からやっていたんですけれど、今より自分が出来ることで社会貢献しようと思ってやっています。これは能登半島のチャリティーなんですけれど、遊具で遊べなくなった幼稚園に遊具を寄付したりすることを企業様にやっていただいています。いつも生意気言ってる僕ですけれど、本当に感謝しています。
最近エキシビションが多いですけれど、年内あと2試合は本気の試合を見せて、36歳ですけれど所さんが前回若い選手に勝ったように、僕もまだまだ強いところを見せられるように頑張ります」と挨拶した。



