▼第8試合 HEAT MMA ミドル級(83.9kg)5分3R
×三上ヘンリー大智(EXFIGHT)
[3R 4分59秒 TKO] ※パウンド
〇イ・イサク(KOREAN TOP TEAM)

三上とイ・イサクの両者は、過去に複数回対戦の話が挙がっていたが、実現しなかった。GLADIATOR、GLADIATOR CSで流れ、24年12の『Breakthrough Combat 2』でイ・イサクはアギラン・タニと対戦し、2Rにリアネイキドチョークで一本負け。
25年6月22日の『POUNDOUT02』で三上戦が組まれたが、イ・イサクが腸炎で来日不可能に。その後、イ・イサクは25年7月に中国Longsan Fighに参戦。1R ヴォンフルーチョークで一本勝ちし、再起を遂げている。25歳。
三上は、22年8月のEXFIGHT.5から24年2月のGLADIATOR CHALLENGER SERIES 01まで怒涛の5連勝。25年1月にフランスHexagone MMA 23に参戦し、コンテンダーシリーズに出場したマテウス・デュクロとHXMMAミドル級タイトルマッチ(5分5R)で対戦。13kgの水抜きを行い、試合に臨むもコンディション調整に苦しみ、デュクロの打撃から組みのシフトに5R判定負け。負傷により、8カ月ほど苦しい時期が続いたが、25年6月22日のPOUNDOUT02のメインで因縁のイ・イサクとの試合が決定。しかし、イ・イサクが体調不良により来日できず。三上の試合は直前で流れていた。
前戦、2025年8月10日の『GRACHAN75』では、韓国の元ROAD FCミドル級暫定王者イム・ドンファンと対戦。1R 30秒TKOで、こちらも再起を遂げている。29歳。
三上は23年8月の『HEAT52×AFC27』チョン・ホチョル戦の2R TKO勝ち以来のHEAT参戦で、イ・イサクとの決着戦に臨む。イ・イサクはHEAT初参戦。
1R、サウスポー構えの三上。イ・イサクはオーソから右を伸ばす。ガードの三上に右インローのイ・イサク、三上の左ミドルを掴むが、残す三上は首相撲ヒザ。コーナー背に押し戻す。右ジャブの三上はミドルも。テイクダウンフェイントの三上に右カウンターを当てるイ・イサク! 詰めてボディロックから大内刈狙い。右差しに、左小手の三上だが、イ・イサクは右から左に振り直してボディロックテイクダウン!
サイドからクルスフィックス狙い。しかし三上もハーフに戻して、アームロックを狙うし。しかし右枕で背中を着かせるイ・イサク、ゴング。
2R、中央を取り、三日月蹴りを打つ三上。イ・イサクは右を突いて右で差して押し込み。ロープ背に三上は得意の右ヒザを突き、嫌ったかイ・イサクは離れる。
左ストレートで飛び込む三上。さらに左のダブル。さばくイ・イサクは右を伸ばす。左前蹴りを腹に突く三上だがローブローに。再開。インローの三上。イ・イサクも右インロー。イ・イサクの右と三上のジャブが交錯。三上は左ミドルを返すが、イ・イサクは右で前進、さらに左右から右ハイ。
三上の左に右を合わせに行くイ・イサク! 鼻血の三上。左ストレートを伸ばすが、押し返すイ・イサクは右を強震し、右で差して押し込みゴング。イ・イサクのラウンドに。
3R、先に左ハイ、左ストレートを突く三上。イ・イサクは右を突いてワンツーで前に。またも鼻血の三上。コーナーに押し込むイ・イサク。ブレーク。三上にドクターチェックで1分39秒で中断。
再開。左の蹴りから入る三上にイ・イサクは詰めてボディロックテイクダウン! サイドを奪い右で脇差し。頭を抱える三上は、抱え込みを外し、左ヒザを入れようとするが、クルスフックスにとらえようとするイ・イサクが細かい左のパウンド。三上の右手を両足で挟むクルスフックスでとらえて、鉄槌。
ヒジ、マウント、パウンドに亀になった三上に、バックを奪ったイ・イサクがリアネイキドチョーク。身体を伸ばしながら絞め上げ、タップを奪った。イ・イサクは残り1秒での一本勝ち。 試合後、イ・イサクは「1Rで決めようと思いましたができませんでした。また呼んでくれたらいい試合をします」と語った。











