▼ミドル級 5分3R
×イ・イサク(韓国)84.1kg
[2R 2分33秒 リアネイキドチョーク]
〇アギラン・タニ(マレーシア)83.55kg
韓国とマレーシアのミドル級対決、イ・イサクとアギラン・タニが対戦。
イサクは、KTTの新鋭で2023年9月にGladiatorで当時のミドル級チャンピオン藤井章太にTKO勝ちを収め、内々に2024年2月にGladiator Challenger Series01で三上ヘンリー大智との試合が決定していたが、The Ultimate Fighter出演が内々で決まったため同大会の出場はならず。しかし、TUF出演が無くなりGladiator CS02で戦うことも内定していた。
ところが対戦相手の負傷、本人も練習中に負傷するなど来日が延期され、今回、ついに再来日が決定した。
対するタニは、ONE Championshipで3人の日本人選手と対戦。秋山成勲に判定勝ちし、岡見勇信にスプリット判定負け。手塚裕之に3R TKO負け。その後、ジン・テホにも敗れるも、イリヤ・ストヤノフ、マゴメドムラッド・ハサエフにいずれもリアネイキドチョークで一本勝ちで2連勝。ONEを離れた後は、2024年5月のUAEWでプロ5戦無敗のアリベク・スレイマノフにギロチンチョークで一本負け。6月のロシアのRCCでサムイル・シェレストにニンジャチョークで一本負けしている。
アギランもまた、以前から日本で戦いたいと声が届いていた選手の1人で今回が初来日となる。
主催者は「なぜミドル級の国際戦なのか? そのような疑問の声は当然のように聞かれるカードかと思います。ただし国内では層の薄いミドル級にも世界を目指す選手が存在し、彼らは強くなるために一致団結して練習を行うという関係になっています。そのなかで海外挑戦を考えても、なかなか実現しない。そんな選手に国内でミドル級の国際戦を提供したい。ぜひとも、今回出場するイ・イサク選手、そしてアギラン・タニ選手と戦いたいという日本人選手が名乗りを挙げて欲しい。そのために組んだカードです」と、日本の重量級選手に国際戦のチャンスを作るためのカードと、日本ミドル級ファイターに喚起をうながしている。
『Breakthrough Combat 02』参戦に向け、イ・イサクは「コリアントップ・チームのイ・イサクです。クリスマスに試合の機会を与えてくれたBreakthrough Combatに感謝しています。今回の相手、アギラン・タニは秋山成勲選手に勝利した強者です。レスラーなので、グラウンド中心で準備しています。一方で打撃だと1RでKOできるように練習を頑張っているので、試合を楽しみにしてください」と意気込み。
対するタニは、「Breakthrough Combat02でイ・イサクと戦うことに、本当にエキサイトしている。最高のパフォーマンスを見せて、これからもっと日本で戦っていきたい」と、継続参戦に意欲を示している。
1R、ともにオーソドックス構え。タニはボデイロックから再三崩し、立つイサク左で詰めるが、イサクも右を返して前に。1R終了間際にタニがテイクダウンからニアマウントでパウンドもゴング。
2R、右を当てて前に出るタニにイサクも打ち合いから組んで首相撲ヒザ、ともに激しいスクラブル! 背中に乗り合い、前に落としてすぐにアタックへ。イサクを落としたタニは、最後の際を譲らずスタミナも切らさずバックを奪い、身体を伸ばしてリアネイキドチョークを極めた。
試合後、「序盤はテイクダウンしても立ち上がられたので、次は姿勢を崩してヒジやヒザを突いてテイクダウンし極めた」と語った。