ムエタイ
レポート

【ONE FF】KNOCK OUTのエース・久井大夢がテクニックを駆使して完封勝ち、RISEからTEPPENの吉田晄成が初参戦で完勝、小笠原瑛作をサニットがヒジ連打でKO、メインはクラップダムが3位ロボに判定勝ち、無敗の18歳ユヌソフがドンキングを手玉に取る

2025/09/05 22:09

▼第3試合 ONEムエタイ 58.51kg契約 3分3R
〇サニット・ルークタンスァ(タイ/Lookthamsuea/Team Emerald gym)
KO 2R 0分41秒 ※右縦ヒジ
×小笠原瑛作(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)


 小笠原はジュニアキックで活躍後、2011年7月にプロデビュー。2013年5月にプロ9戦目でREBELS-MUAYTHAIフライ級王座を獲得したのを皮切りに、REBELS52.5kg級王座、ISKA K-1ルール世界バンタム級王座、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座、同フェザー級王座を次々と獲得。2023年3月には2022年ムエタイMVPでルンピニースタジアム3階級制覇を達成しているロンナチャイをダウン寸前まで追い込む完勝を収めた。


 8月に『ONE Friday Fights』に初参戦するとヨッドウィッタヤに31秒でKO勝ちしたが、11月のOFGマッチでウィンに延長戦で敗れ、12月のONEでもチョーファーにKO負けと連敗。しかし2024年4月にソーンスックノーイを判定で破り、ONEで2勝目をあげた。6月はONEに出場しているデーングリアングライに圧勝したが、9月にONEでリッティデットに判定負け。前戦は12月にチョムラウン・クンクメールの反則で無効試合に。サウスポーから放たれる左ストレート、左ミドルキックが得意。戦績は45勝(22KO)9敗1分1無効試合。


 サニットは2025年8月にONE FF初参戦。ミャンマーのセインを2RでKOしている。30歳のベテラン。戦績は85勝31敗。


 1R、サウスポーの小笠原は左インローで快音を響かせるが、サニットの右ハイをスウェーでかわしそこねてアゴに軽くもらう。小笠原は左ミドルと左インロー、サニットも右インローを返し、ヒジを繰り出す。サニットは左右のハイからジャンプしてのヒジを落とす派手な技。変則的なミドルの蹴り方、さらにジャンプしての右ミドルとトリッキー。小笠原は左ミドルと右フック、回り込んで奥足への左ロー。


 かなりスピードのあるサニットへ左ボディストレートを放つ小笠原に、サニットはハイキックを返してくる。さらにボディを攻める小笠原だが首相撲からのヒザに持ち込まれ、右ヒジからの左ヒジでダウンを奪われる。フラつきながら立ち上がった小笠原はゴングに救われた。


 2R、首相撲に持ち込むサニットはヒジの乱れ打ちでダウンを奪う。最後は飛び込むような右の縦ヒジを叩き込み、小笠原は仰向けにダウン。ここでサニットのKO勝ちとなった。

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