▼メインイベント ONEバンタム級ムエタイ 3分3R
×フェリペ・ロボ(ブラジル/同級3位)
判定0-3
〇クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)

クラップダムはサウスポーのファイタータイプで、左ストレートを決め技とする元ルンピニースタジアム認定ライト級&スーパーライト級2階級制覇王者。2018年にはプロムエタイ協会ライト級王者の肩書を引っ提げて初来日。REBELSのリングで梅野源治とルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦を争い、4Rに強打で梅野を2度ダウンさせてのTKO勝利を収め、日本のムエタイファンにも強烈なインパクトを残した。

ONEには2019年9月から参戦し、2020年のONEバンタム級ムエタイトーナメントでは決勝へ進出したが、ロードレックに敗れた。2021年は1勝2敗、2022年は2勝3敗、2023年は4勝(3KO)1敗1無効試合、2024年は2勝(2KO)2敗。KO狙いのアグレッシブなスタイルはタイで人気を博している。2024年7月にナビル・アナンにKO負けを喫し、ノンオー戦に続く連敗となったが、9月にはスープラックを左フックでKOして再起。2025年1月はジョン・リネカーにダウンを奪われるも追い上げて逆転勝利。4月はフェルザン・チチェキを左フックで1Rに沈めた。戦績は73勝20敗5分。ONEでは10勝6敗、そのうち4回でボーナスを獲得している。

ロボは2020年9月からONEに参戦すると、ヨードパノンムラン、ロートレックに判定勝ち。2022年3月、挑戦者の欠場を受けて急遽当時の王者であるノンオーの挑戦者に抜擢されたがKO負け。2023年4月の再起戦でセーマペッチをKOし、2024年2月にONEバンタム級ムエタイ世界王者ジョナサン・ハガティーに挑戦し、多彩なボクシング技術でハガティーを苦しめ、右アッパーで先制のダウンを奪うも3Rに逆転TKO負けを喫した。2024年8月にナビル・アナンにも判定で敗れたが、2025年2月にセーマペッチとの再戦でTKO勝ち。ONE戦績4勝3敗。

当初、両者は6月に対戦が組まれていたが、クラップダムの負傷欠場で流れていた。2度のタイトル挑戦経験があり、現ONEバンタム級ムエタイ3位のロボをKOすれば、いよいよクラップダムにも本戦契約のチャンスが舞い降りるかもしれない。

1R、静かな立ち上がりでローを蹴り合う。サウスポーのロボに左ミドル、左インローを蹴るクラップダム。ロボも右ミドル。クラップダムはロボの右ミドルをキャッチすると左ボディストレート。クラップダムはジャブからの左ローも蹴る。終盤にはロボの蹴り足をキャッチして、持ち上げてコカしたがこれは注意を受ける。

2R、クラップダムの左ローに右ストレートを返すロボ。クラップラムは左インローを蹴っていく。ロボが前に出てくるところには左ミドルを蹴るが、ロボも右ミドルを蹴り返す。手数の少ない両者にファイトがかかる。

クラップダムは左ローで奥足も蹴っていき、ロボの蹴り足をキャッチすると左ストレート。ロボは右ボディストレートを打つ。前に出るクラップダムが首相撲からのヒザ、ロボがヒザを蹴り返すとクラップダムは左ヒジを繰り出す。

3R、クラップダムが奥足の左ローを狙い撃ち、ロボも右ローで奥足を蹴り返す。クラップダムは前に出て左フックの連打、左ローから左ストレート、左フック。ロボも右を狙うが、クラップダムが左ストレートで前へ出る。首相撲は互角。クラップダムの左フックに下がるロボは右フックを打つが空振り。左を連打するクラップダムは左ヒジも打ち、前へ出ていく。クラップダムが攻勢のまま試合終了。




