ムエタイ
レポート

【ONE FF】KNOCK OUTのエース・久井大夢がテクニックを駆使して完封勝ち、RISEからTEPPENの吉田晄成が初参戦で完勝、小笠原瑛作をサニットがヒジ連打でKO、メインはクラップダムが3位ロボに判定勝ち、無敗の18歳ユヌソフがドンキングを手玉に取る

2025/09/05 22:09

▼第6試合 ONEフライ級ムエタイ 3分3R
×ドンキング・ヨータラックムエタイ(タイ)
判定0-3
〇ルスタム・ユヌソフ(ロシア/Sinbi Muaythai/Tomahawk Kamilov Team)


 ドンキングは2024年3月からONE FFに出場し、4戦全勝(3KO)の好戦績をマークしていたが、2025年6月のヨードレックペット戦でKO負け。パンチが得意なムエマッドタイプ。戦績は79勝17敗。8月のKNOCK OUTに初来日が発表されていたが、契約上の都合で来日が中止となっていた。


 ユヌソフは2024年3月からONE FFに参戦。初戦で日本の羅向に勝利すると、4連勝(2KO)を飾った。戦績は14戦無敗。


 1R、サウスポーのユヌソフはワンツーから左インロー、ドンキングは右ミドルを蹴るがユヌソフの左右前蹴りに突き放される。ドンキングの右インローに同じ右インローを返すユヌソフ。


 前蹴りを多用するユヌソフは左ローからワンツー、そして左ロー。軽快なステップを踏み、上体を動かし続けるユヌソフにドンキングはなかなか近付けず、近付いてもパンチが届かず前蹴りで突き放される。


 2R、前に出て右ミドルのドンキングにユヌソフは前蹴りからワンツー、ドンキングが圧をかけて前へ出てくるとステップで動いて外す。ドンキングの蹴りをかわすとユヌソフはワンツー、左ハイ、ワンツー、前蹴り。ドンキングが近付くとバックハンドブローも繰り出す。


 ドンキングのワンツーはステップで回り込んでかわすユヌソフ。見事な足払いでドンキングをコカす。前に出るドンキングへ左ボディストレート、左右の前蹴り。ドンキングの右ミドルをキャッチすると右ストレート、左軸足ロー。完全にユヌソフのペースに。


 3R、ユヌソフは左ミドルからワンツー、また左ミドル。ドンキングが前へ出ると前蹴り、すぐに右へ回り込んでワンツー。ドンキングが右ロー、飛び込んでのワンツーを繰り出して首相撲に持ち込むが、ユヌソフも対応する。ワンツーから左ローのユヌソフは、ドンキングの右ミドルをキャッチして連打を繰り出す。ワンツーからの左ミドルをもらったドンキングは前へ出ようとするが、ユヌソフの前蹴りで突き放される。最後はジャブから前へ出て、左右ボディへの攻撃から右フックをヒットさせたユヌソフ。


 前蹴りとステップワーク、そして前蹴りでドンキングを手玉に取ったユヌソフ。恐るべき18歳だ。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント