▼第12試合 メインイベント第1試合 スーパーライト級挑戦者決定戦 3分3R延長1R
×昇也(士魂村上塾/MA日本キックボクシング連盟ライト級王者、元Bigbangスーパーライト級王者)
判定0-3 ※28-29×2、27-29
〇ポッシブルK(K'growth ジム/SB日本スーパーフェザー級1位)
昇也は、2019年12月の王座決定戦で勝利して第4代Bigbangスーパーライト級王者に。その後はKrushにも定期参戦し、2025年2月はKrushライト級トーナメントに出場して一回戦で伊藤健人からKO勝ち、準決勝で西京佑馬と激闘を展開した。
ポッシブルKは、2923年12月にBigbangへ参戦し、MA日本ライト級王者・平澤優聖に2R KO勝ち。2024年2月にスックワンキントーンで小林司に勝利して再起を飾るも、4月は健太に判定負け。6月は当時スーパーライト級王者の琢磨のタイトル挑戦も経験。その後はシュートボクシングで成尾拓輝、今年3月はBigbangで林京平と激闘を展開し再びベルト挑戦を狙う。
初対戦の2人は勝利した選手が、現Bigbangスーパーライト級王者・奥平将太のベルトに挑戦する。

1R、両者サウスポー。序盤から左右フックと左右ボディで前へ出ていく昇也。ポッシブルKも反撃するが昇也のパンチの回転が止まらない。どんどん前へ出て左右フックとボディを打つ。バックハンドブローを空振りしてもそのまま左フックを打つ。

コーナーへ詰めるとヒザ。ポッシブルKは右アッパーを狙い、前へ出る昇也の右インローと奥足への右ロー。それでも前進して右フック、左ボディでポッシブルKをコーナーへ詰める昇也。ここでポッシブルKは右インローを連打し、昇也の足を跳ね上げる。

2Rも前に出る昇也は左ミドル。ポッシブルKは左ハイを蹴る。回り込んで左フック、右ストレートを当てるポッシブルKは、昇也のパンチをかわして右インローと右奥足ロー。距離を詰める昇也は左ボディからの左フック。ポッシブルKがカカト落としを出そうとすると、昇也は胴廻し回転蹴り。さらに前へ出ていって左ハイを蹴り、距離を詰めて左右フックを打つ。

3R、昇也は右ハイを蹴り、さらに左右ローでポッシブルKにロープを背負わせると左右フックと左ボディ。ポッシブルKも左右ローを蹴り、ヒザで迎え撃つが昇也は全く下がらず前へ出て左ボディ、左ロー、左インロー、右フック。ポッシブルKの右フックがクリーンヒットするが、昇也は歯を食いしばって前へ出て左右フックと左ロー。

しかし、ポッシブルKの右ハイで大きくグラつき、ポッシブルKの連打に身体が左右に揺れる。それでも倒れない昇也は頭をグラつかせながらも打ち返す。一方的に打たれて棒立ちになる昇也はそれでも耐えるが、レフェリーはスタンディングダウンを宣告。大歓声の中、試合終了のゴング。

驚異の打たれ強さで場内を沸かせた昇也だが、判定は3-0でダウンを奪ったポッシブルKの勝利に。奥平への挑戦が決まった。

ポッシブルKは泣きながら「自分今回の試合にめちゃくちゃかけていて、練習しました。周りの方々のサポートのおかげで…ありがとうございました」と号泣。奥平と向き合うと「若くて勢いあってめちゃくちゃ強いファイターです。自分はセンスのかけらもないけどなにくそで、なめんなよで挑んでいく」と宣言。

王者の奥平もリングに上がり「煽るの得意じゃないですけれど、自分のいいところを言って自分の強いことをアピールしたいと思います。僕は誰よりも練習していると思うので、その気持ちをリングの上で証明するのでタイトルマッチ楽しみにしていてください」と語った。


