MMA
レポート

【DEEP】武田が初防衛も今秋再戦か、芦田は長倉に競り勝ち、小見川は毛利をTKO、米山が石司をTKO!

2019/10/22 18:10

▼第8試合 フェザー級 5分3R
○小見川道大(NEO JUDO ACADEMY)66.05kg
[3R 1分49秒 TKO]

×毛利昭彦(毛利道場)65.9kg

2019年6月のDEEPで約3年半振りにDEEPに復帰し、大原樹里の実弟オーロラ☆ユーキに変形肩固めを極めた43歳の小見川は、フェザー級で44歳・毛利昭彦とのベテラン対決に臨む。小見川は9月23日に新潟で「プロ柔術越後荒波01」にも出場が決定しており、精力的に実戦を重ねている。

対する毛利道場代表の毛利昭彦は2016年に巌流島で2戦2勝。MMAは2018年7月のプロ修斗・闘裸男での武田飛翔戦でのTKO勝ち以来、1年3カ月振りの試合となる。

1R、ともにオーソドックス構え。引手で崩し足払いテイクダウンからパウンド打つ小見川に、毛利は草刈り狙いから抱き着き凌ぐが、小見川は金網際で右で差してくる毛利の右手をアームロック狙いからクオーターネルソン、ストレートアームバー狙い。亀になった毛利の背後からパウンドを連打する。足は伸ばされない毛利は小見川を落とすと上に!残り20秒で毛利はインサイドからヒザ十字を狙うが潰した小見川が背後からパンチしゴング。

2R、頭を振って左右を打つ小見川にもらう毛利は後退。金網に詰まると小見川が上を振ってからダブルレッグへ。上体を金網で立てた毛利は側頭部にヒジ。ブレーク。

小見川の前進に右ヒザを狙う毛利。打ち合いにも応戦するが、小見川の圧力に後退。金網背にすると再び小見川はダブルレッグテイクダウンでゴング。

3R、両選手にドクターチェック後再開。頭を下げてフックとテイクダウンのフェイントは小見川。鼻血を出す毛利も左に回りながらジャブを打ち返すが、次第に打たれるままとなり、レフェリーがストップ。小見川のTKO勝ちとなった。

小見川は、「試合ができて勝てて感謝します。毛利選手、応援してくださった方々、DEEPの皆さんありがとうございました。おそらく残りわずかとなるかと思います。皆さんの応援を胸にできる限り戦っていこうと思います。これからも応援よろしくお願いします」と挨拶した。

◆試合後の小見川のコメント
「だらだらやりたくないので死に場所を探しています。自分の力を試しながら自分はどうするのか。自分で柔道場もやっていまして、生徒もいっぱいいますので…やれるだけはやります。今日も前回もたまたま勝ったんですが、戦っている自分がカッコいいと思っているので。自分に酔いしれているので次もカッコいい小見川道大を見せたいと思います。大舞台でもDEEPさんでも舞台はどこであれ、何を盛り上げるではなく自分が勝てば勝手に盛り上がるので。自分のパフォーマンスを最大限に出せれば盛り上がるので、与えられたところで与えられた相手とできれば光栄です。(大舞台は)もう一通りやっているので(笑)」

▼第7試合 ライトヘビー級 5分3R
○水野竜也(フリー/DEEPミドル級王者)92.5kg
[2R 3分41秒 反則] ※酒井がグラウンド状態での反則のヒザ蹴り

×酒井リョウ(レンジャージム)93.25kg

水野は中学から社会人まで柔道で活躍、その後MMAを学び、2006年9月にパンクラスでプロデビューを果たした。2007年5月にパンクラス・ヘビー級王座決定戦を行ったが王座獲得ならず。『DREAM』でミルコ・クロコップ、メルヴィン・マヌーフ、セルゲイ・ハリトーノフらと戦ってキャリアを積み、海外の団体でも多くの試合を行った。近年はDEEPを主戦場とし、2018年2月にDEEPミドル級王座に就くなどDEEPでは負けたことがない。

酒井はDEEPの他にもIGF、グラチャン、巌流島、新日本キックなど様々な団体・ルールで試合を行ってきた。今年3月にはDEEPメガトン級王者ロッキー・マルティネスに挑戦したが、KO負けに終わり今回が再起戦。これまでは無差別級のメガトン級で戦ってきたが、今回は契約体重でミドル級王者の水野と対戦することになった。

水野は、酒井からの「重量級でバチバチと激しい試合を期待しています」との呼びかけに、「『重量級らしいバチバチ』は自分のなかでは無くて、MMAをしっかりやります。デカいから振り回せばいい、そんなのはもう時代遅れ。ライトヘビー級でも速くて動けるところを見せて勝ちたい」と、一階級上での試合でも、中量級MMAのスピーディーな試合を見せるとした。

1R、サウスポー構えの水野にオーソドックス構えの酒井。右インローを突く酒井。さらに左を振るがガード高い水のはじりじりと詰める。ワンツーの左を当てる水野! 酒井もガードの上から右フックを当てる。

コンパクトなワンツーで圧力かける水野に大きな左フックを合わせにいく酒井。しかし水野の左ストレートに酒井のアゴが上がる。酒井のパンチに合わせてダブルレッグは水野。金網まで詰めてシングルレッグで倒すとそのまままたいでニアマウントでパウンドもゴング。

2R、ダブルレッグテイクダウンは水野。酒井の両足を足で束ねて徐々に上っていくとハーフから腰をクラッチして金網から酒井の上半身を横倒しにし、背中を着かせてマウントへ。パウンド、ヒジ。金網を蹴ってリバーサルした酒井はヒザを頭部に打つが、グラウンド状態のため反則。水野はインターバルを置くも試合続行不可能。水野の反則勝ちとなった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント