▼第6試合 ウェルター級 5分3R
○住村竜市朗(TEAM ONE/王者)※ノンタイトル戦 77.0kg
[3R 2分30秒 リアネイキドチョーク]
×渡辺良知(JUNGLE GYM)77.45kg
住村のセコンドには青木真也と皇治がつく。
1R、ともにオーソドックス構え。互いに右ローの打ち合いから渡辺のローをかわすようになる住村。ワンツーで詰めるが渡辺はバックステップ、さらにヒザを触りに行くが住村は切る。左の三日月蹴りは住村。渡辺も右のカーフキックで応戦。近距離の打ち合いは互いに決定打はもらわず。住村は右ローを渡辺の前足に打つ。
2R、渡辺の大きな右フックはかわす住村。互いにローを当てると左右で詰める住村に渡辺の手が目に入り中断もすぐに再開。左右ローは渡辺だが低いダブルレッグはがぶる住村。ガードを取る渡辺の背中を着かせ左で差して片足を抜く。
背中を見せて立とうとする渡辺のバックに回る住村。両足をフックし、リアネイキドチョークを狙うが渡辺も後ろ手をはがして凌ぐと、住村は背後からパウンド狙い。それを前に落とした渡辺が立ってヒザを突き、ゴング。
3R、右ローを蹴る住村。しかしそこに渡辺も左フックをヒット! 前に詰めると住村はダブルレッグテイクダウン。背中着く渡辺はケージまで這うが、その立ち際に背中見せる渡辺のバックに。両足をフックすると4の字ロックへ。右腕を喉元に巻き、リアネイキドチョークを極めた。
住村は試合後、マイクを手に「8月にRIZIN出て負けて、ヒザを手術して、年末のRIZINに出てやり返したいと思ってます。榊原さん今日、いますか? 来ていない(苦笑)。そうですか。忘れ物をしたのでやり返したいです。ほんとうに応援よろしくお願いします」と語った。
▼第5試合 バンタム級 5分3R
×釜谷 真(TRI.H studio)61.6kg
[3R 1分47秒 TKO]
○昇侍(トイカツ道場)61.7kg
釜谷は、2018年10月のDEEPバンタム級王座決定戦で元谷友貴と対戦。序盤をジャブを起点に精緻な打撃でリードしたものの、後半に元谷のテイクダウンから削られ、3Rリアネイキドチョークで一本負け。悲願の王座戴冠はならなかった。しかし、2019年4月の大阪大会では白川“Dark”陸斗を相手に2Rダウンを喫しながらも3R、逆転のギロチンチョークで一本勝ち。「もし空きがあるなら、設営から片づけまでやるんで、RIZIN、出してください」と、RIZIN関西大会の出場をアピールしていた。
対する昇侍(トイカツ道場)は2017年8月のGRACHANで4年ぶりに復帰。3勝1敗と調子を上げて、2019年3月に6年ぶりにDEEPに復帰したが、石司晃一にテイクダウンを奪われた末に2R TKO負け。5月大会では元UFCの水垣偉弥に判定負けも、終盤には打撃戦に持ち込むなど健在ぶりを示した。釜谷、昇侍ともに36歳のベテラン対決となる。
1R、ともにオーソドックス構え。ジャブの交換から釜谷が詰めてボディロックテイクダウン。足をまたごうとする釜谷に昇侍は左で差して立ち上がるとさらに崩しに来た釜谷にまたも立ち上がる。しかし釜谷も再三テイクダウン。オープンガードの昇侍に体を離した釜谷はサッカーキック。さらに立つ昇侍にボディロックから再三テイクダウンし1Rをドミネートする。
2R、詰める昇侍。釜谷はケージからケージまでドライブして詰めるが、切り返した昇侍は左右で反撃。パンチを浴びるも詰める釜谷はボディロックテイクダウン。立つ昇侍は右フックをヒット。さらに右ロー! 釜谷の組みを小手に巻いて投げる昇侍。釜谷の左に左フックを合わせる昇侍! 徐々に釜谷の組みが早めに切られるようになる。
3R、ジャブの刺し合いからすぐに組みに行った釜谷ダブルレッグも差し上げた昇侍が首相撲ヒザ! しかしなおも釜谷はダブルレッグへ。潰した昇侍が首相撲ヒザ蹴りで崩してマウントに! バックマウントからパウンドを連打し、釜谷コーナーからタオルが投入された。
試合後、昇侍は「36歳同い年、今日勝つか負けるかで自分の格闘技人生が決まる大きな試合でした。格闘技は男の中の男がやるもの、不良とかがやるものじゃなくて武道です。また大きな舞台に、DEEPのチャンピンになるために戦ってます。また一歩も退かないファイトを見せます。応援、よろしくお願いします。あと、宮益坂で指導してます。僕の打撃を教わりにきてください」と挨拶した。