▼PFL World Tournament ライトヘビー級決勝 5分5R
〇アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)19勝6敗
[2R 3分44秒 リアネイキドチョーク]
×サリバン・コーリー(米国)8勝2敗
※カルロス・ジュニオールがライトヘビー級優勝、50万ドル獲得
アントニオ・カルロス・ジュニオールは、柔術ベースで2010年のIBJJF世界選手権茶帯で優秀。UFC7勝5敗1NCで21年にブラッド・タバレスに判定負けでリリース。
その後、PFLで8勝1敗1NC。21年トーナメント王者となっている。今回は、一回戦でカール・ムーアーにスプリット判定勝ち。準決勝でサイモン・パウエルに判定勝ちで4年ぶりの決勝進出。
コーリーはレスリング&ボクシングベースで、Bellator6勝1敗からPFL参戦。一回戦でBellator4勝3敗のアレックス・ポリッツィに1R KO勝ち。準決勝は元Bellator王者のフィル・デイビスに判定勝ちで決勝進出。
WHAT AN EXCHANGE BETWEEN SULLIVAN CAULEY & ANTONIO CARLOS JR.
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1R、ともにオーソドックス構え。コーリーが左ジャブからワンツーで前に。カルロス・ジュニオールもジャブからワンツーの右を当ててダウンを奪うと、立ち上がるコーリーをがぶり。首相撲ヒザ。押し込むコーリーを切って、カルロス・ジュニオールはさらに右。組むコーリーに右ヒザを突く。
ワンツーから右を伸ばすコーリー。カルロス・ジュニオールの伸びる右を被弾したコーリーは後退も、押し戻して右オーバーハンド。左ジャブのダブル。左目尻から出血。
カルロス・ジュニオールは右カーフ。さらに左も、そこに右をかぶせたコーリーがダウンを奪い返すと、カルロス・ジュニオールは下から蹴り上げで上のコーリーをダウンさせて立ち上がりバック狙い。
右で差して押し込むコーリーを突き放すカルロス・ジュニオールも鼻から出血。ワンツーを突くが、さばいたコーリーは左ボディから右を伸ばす。右オーバーハンドを見せて左ハイのコーリー。ガードするカルロス・ジュニオールにワンツー、右ミドル。カルロス・ジュニオールのダブルレッグを切る。
詰めるコーリーは右オーバーハンド。ブロッキングのカルロス・ジュニオールは来い、と手招きし、左を当てて、右ストレート! 組むコーリーにカルロス・ジュニオールが体を入れ替えてホーン。
2R、左ジャブで詰めるカルロスジュニオール。コーリーはワンツースリーで前進。さらに右から左アッパーにカルロス・ジュニオールは右に回る。
右ボディストレートを突くコーリー。左ジャブを伸ばすと、カルロス・ジュニオールは右前蹴り。コーリーは脇を潜りバック狙いも離れるジュニオール。左右で出るコーリーにカルロス・ジュニオールはバッティングをアピールもレフェリーはスルー。今度はアイポークをアピール。レフェリーが中断。コーリーの出血も多くなる。
再開。カルロス・ジュニオールのジャブに頭を上下するコーリー。カルロス・ジュニオールは右ハイ! 被弾したコーリーがグラつくと、カルロス・ジュニオールは二段蹴りで前に。さらに右に組んだコーリー。右で差して押し込み。傷口に細かいパンチのカルロス・ジュニオールは首相撲ヒザ。ボディロックテイクダウン。
なおもダブルレッグのカルロス・ジュニオールの頭を押してケージ際で立とうとするコーリーに頭を上げて脇を潜りバック狙い。左足をかけて片ヒザ立ちのコーリーの背中に右ヒザを突く。バックに引き込み両足をかけたカルロス・ジュニオールは背後からパウンド。ボディトライアングル。
ANTONIO CARLOS JR. FINISHES SULLIVAN CAULEY 😱
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たすきから右腕を喉下に差し込んだカルロス・ジュニオールがリアネイキドチョーク。コーリーは一度は後ろ手を剥がしたものの、肩を抱いているカルロス・ジュニオールは再び組み直してタップを奪った。
Antonio Carlos Jr. is your 2025 Light Heavyweight Tournament Champion! 🏆
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試合後、カルロス・ジュニオールは「ありがとう、本当に。信じられないような感覚です。今、私と私を取り巻く人々だけが、私が経験した全てを知っています。過去2年間、多くの怪我や不運な出来事が私を襲いました。ヒザだけで5回の手術を受け、復帰しました。ベルトを手にした瞬間は、本当に信じられないほどでした。本当に幸せでした。今感じていることを言葉で表現するのは難しいです。
Through all the adversity, Antonio Carlos Jr. finds himself on top. CHAMPION! 🏆
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非常に達成感がある。あの試合は信じられないほどだった。もしあなたが信じられないほどなら、私は本当に幸せだ。知ってるだろ、さっきも言ったけど、過去2年間は本当に辛かった。アスリートにとって、怪我の危険は最悪の悪夢だ。やりたいようにパフォーマンスできなかったし、トレーニングも上手くできなかったんだ。ここに来て、本当に強い相手と戦ったんだ。コーリー、素晴らしい試合をありがとう。あなたは本当に強い。頭を上げて。どう表現すればいいか分からないけど、今この瞬間は本当に特別なものだ。
(動画を見ながら)ヘッドキック、ノックダウン、アップキック。この試合を通じて、私と話してくれた。なんて素晴らしいつながりだ。もう少し時間をかけて、ムエタイ、キックボクシングのトレーニングをしなければ。それが私がやるべきことだ。
リアネイキドチョーク、そう、みんなが知っているように、私はこのフィニッシュが大好きなんだ。でも、以前多くのインタビューで言ったように、バリエーションを混ぜる必要がある。一面的ではダメだ。柔術をやるべきだし、休息も必要だ。私のタイキックボクシングやボクシングもやるべきだ。要するに、ここに来て、試合が何を要求するか見て、それをやるだけだ」と語った。















