▼PFL World Tournament ヘビー級決勝 5分5R
〇オレッグ・ポポフ(ロシア)22勝2敗
[判定2-1] ※49-48, 49-46, 47-48
×アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)19勝4敗
※ポポフがヘビー級優勝、50万ドル獲得
ロマノフは元UFCランカー。トーナメント一回戦は元Bellatorタイトル挑戦者のティム・ジョンソンにスタンディングネックロックで一本勝ち。準決勝は元Bellator暫定王者のワンレンティン・モルドフスキーのヒザがローブローとなりNC。そこまでの判定でロマノフが決勝に進出している。
ポポフは、24年PFLトーナメント準優勝者。決勝でデニス・ゴルツォフの三角絞めに一本負け。雪辱を期す今回のトーナメントでは、一回戦でカール・ウィリアムズに、準決勝で元UFCのホドリゴ・ナシメントに、いずれも判定勝ちで決勝進出を決めた。ヒョードルチーム所属。
1R、オーソのポポフは左ロー。サウスポー構えのロスタの右前手ジャブをかわして左ロー。ロマノフは左を振って前に。四つに組むが突き放すポポフ。左カーフを蹴って右ストレートを当てる。
左ボディストレートを上下に突くポポフ。四つの組みで内腿へのヒザ。ロマノフもヒザを突いて離れる。三日月蹴りのポポフ。組むロマノフはヒジを打ち、ポポフは四つからヒザ蹴りもブレーク。
ワンツーのポポフ。ブロッキングのロマノフにシングルレッグも、足を抜くロマノフは四つに。ポポフはヒジを突き突き放す。オーソから左カーフを細かく突く。組むロマノフは一瞬脇を潜るが、すぐに離れるポポフ。
2R、細かいステップのポポフは左カーフ。さらに右ストレートで飛び込むと、がぶろうとするロマノフにすぐに首を抜くが、ロマノフは左差しで押し込み。いなして突き放すポポフ。組んでヒザのロマノフに、離れて左カーフ。さらに詰めてシングルレッグで崩し。ヘビー級らしからぬ動きですぐに立つロマノフ。
なおも押し込みポポフに正対して突き放す。左の攻撃を上下に散らすポポフ。左で飛び込むロマノフ。四つに組むも崩せず。ヒザを突くポポフは離れると左カーフ。なおも組んでヒザはロマノフ。互いに右と左が交錯も単発に。ポポフは離れて左カーフをこつこつ突く。
3R、ワンツーで飛び込むロマノフ。さらに右のダブルで前に出ると、ポポフの入りに左ヒザも。攻勢を仕掛ける。ポポフは右三日月蹴り。さらに右オーバーハンド。しかし、後がないロマノフが圧力。左を振って左で差してケージに押し込み。ポポフは左で差して左ロー。さらにシングルレッグへ。足を抜くロマノフ。ポポフも疲弊するが右を突く。四つも膠着ブレーク。
右のダブルで飛び込むポポフ。ロマノフは左カーフ、さらにワンツー。ポポフは右ジャブを突き、ロマノフが前蹴りを突いてゴング。
4R、互いに前に出ると四つに。ブレーク。左ダブルで前進のロマノフはクリンチからダーティボクシング。ポポフも右を突くが単発に。ロマノフはヒザを突き、アッパーフックとラッシュ。さらにクリンチボクシングから左アッパー! 右ヒジの打ち降ろしも。四つに持ち込むポポフ。しかしがぶりからヒザ突くロマノフ。1、2Rはポポフ。3、4Rはロマノフのラウンドか。
5R、勝負の最終ラウンド。右から左の突進はロマノフ。組んで四つは互いに崩せず。ブレーク。ヒザを突くロマノフに、ポポフはヒザを打ち返して、ローブローに。中断後、再開。左カーフのポポフ。ロマノフの左ハイは空振り。詰めるロマノフはシングルレッグ狙いも切るポポフはバックフィストから右を突く。
四つに組むロマノフはヒザ。押し込まれるポポフはケージを背に。互いに細かいヒザ。ブレーク。右ジャブのロマノフは組んでケージまでドライブ。差し返そうとするポポフは左フックを突くが距離が足りない。ヒザを突くロマノフ。ブレーク。互いにワンツー。ロマノフはここで後ろ廻しも空振り。組んだポポフは突き放して右も。ロマノフは左ハイを見せてゴング。
互いに両ヒザをマットに着いて頭を合わせて健闘を称えた。判定は2-1のスプリットに割れ、49-48, 49-46がポポフ, 48-47でロマノフは1票。昨年準優勝のチームヒョードルのポポフが決勝を制し、悲願の優勝を果たした。
Oleg Popov is your 2025 PFL Heavyweight Tournament Champion! 🏆
— PFL (@PFLMMA) August 22, 2025
[ #PFLWorldTournament | NOW ESPN ] pic.twitter.com/lqqKVjfdGn


















