準々決勝は難敵ヴァスケスをオーバータイムで下す
▼バンタム級準々決勝 1R8分
〇高橋“SUBMISSION”雄己(日本)
[オーバータイム]
×マニー・ヴァスケス(メキシコ)
準々決勝の相手は、MMA12勝4敗でBellatorで1勝。DWCSにも出場している10th Planet Lombardのマニー・ヴァスケス。1回戦でエドゥアルド・ヴィラーをボディトライアングルからのリアネイキドチョークを極めている。
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— UFC FIGHT PASS (@UFCFightPass) July 28, 2025
組手争いから引き込んだ高橋は、ガードから掌底。ハーフガードからバタフライ。ヴァスケスは右の掌底を真っ直ぐ、アッパー気味に打ち分け叩き込む。煽り跳ね上げる高橋。右で脇差しシッティングで頭を肩につけて密着。フックガードから両足を股間に入れて跳ね上げて立ち上がり。
長身から後ろ頭を掴んで圧力をかけるヴァスケスに、高橋は引き込みシッティング。ヴァスケスは両ヒザを着いて左で頭を押えて固定し、右アッパー掌底を叩く。頭で頭を押して掌のひらでも頭を叩くヴァスケスに、潜りを狙う高橋。ヴァスケスはボディロックでパスを狙うと、高橋はチョイバーの仕掛け。さらに自身の頭を遠ざけて、右の掌底でヴァスケスを叩く。
腕をクラッチしてから引き抜いたヴァスケス。組手争いで押し込むが、高橋はみたびシッティングでバタフライガード。左ヒザを外に出して左前腕を顔に当てて固定し、右の掌底のヴァスケスに、高橋はニーシールドを外して潜り! 足を手繰りに行くがヴァスケスにも足を飛ばして、両者立ち上がり。
引き込む高橋にボディロックパスを狙うヴァスケス。バタフライにする高橋は頭を引き付けアゴ下に頭をつけて左の掌底を連打。ヴァスケスも右の掌底をボディ、頭と打ち分けるが振りかぶっての強い打撃は高橋も打たせず。
オーバータイム。最初はヴァスケスがバックから。ボディトライアングルに組んだヴァスケスに脇を潜り、腰をずらして正対した高橋。39秒エスケープ。
次は高橋がバックを選択。たすきからワンハンドで肩を抱いて首を狙う高橋。ヴァスケスの正対に、マウントを合わるも37秒。
2回目のオーバータイム、ヴァスケスは、またもバックから身体を反らせてすぐにボディトライアングル。ダブルアンダーで両脇を差してから右で首を狙うヴァスケスに左を向いて横ローリングの高橋は、背後からのヴァスケスの掌底も防ぎながら腰を回して正対し脱出。

高橋は再びバック。上半身を少し横にずらしながらもおたつロックを組むと、ボディトライアングルで伸ばした右足をヴァスケスの左足にかける。ヴァスケスは右足首を高橋の右足首にかけておたつロックを解除しようとするが、諦める。正対を試みるヴァスケスだが、右足のフックが効いて向き直れず。再び右足首で解除しようとしたところでホーン。
3回目のオーバータイム。ヴァスケスはバックから。ここも後方に引き込み、一気にボディトライアングルを組んだヴァスケスは左ヒザ裏で4の字を組むと、伸ばした左足を高橋の左ヒザ裏に外からフック。そのフックを外そうとする高橋に左腕でアゴ上から絞めに。ここを凌いだ高橋! 左脇を潜り、右回転。外側のおたつロックで正対を防ぐヴァスケスに、さらにもう1回転でロックを外して向き直り、エスケープ! 場内が大きく沸く。
今度は高橋が3度目のバックから。足をおたつに組ませないように手を伸ばすヴァスケスに内側のおたつロックを組んだ高橋。上はたすきで頭をヴァスケスの横につける。
手のクラッチを剥がすヴァスケスにすぐに組み直す高橋。非常に力のこもるハンドファイトの攻防に「頑張れ」の声。指のクラッチを剥がされると自身の手首を掴んでクラッチする高橋。ヴァスケスはおたつロックを足で外して胸を合わせてホーン。
エスケープのタイム差で高橋の手が挙げられた。高橋が準決勝進出へ。









