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2025年8月22日(金)中国・上海の上海インドア・アリーナで開催される『ROAD TO UFCシーズン4』準決勝のセミメインイベント「UFCスペシャルマッチ」に、鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)の出場が決定、モンゴルのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルとフライ級(5分3R)で対戦する。これで8月はUFCで日本人6選手がオクタゴンに毎週連続参戦することになった。
▼フライ級 5分3R
鶴屋 怜(THE BLACKBELT JAPAN)MMA10勝1敗(UFC1勝1敗)23歳
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)MMA8勝1敗(UFC0勝1敗)27歳
鶴屋は、2023年の『ROAD TO UFC』で優勝。24年6月のカルロス・ヘルナンデス戦でUFCデビュー、判定3-0で勝利すると、25年3月に欠場したブルーノ・シウバの代わりにジョシュア・ヴァンと緊急対戦。判定0-3で敗れ、MMA初黒星を喫している。鶴屋に勝ったヴァンは、その後、25年6月にフライ級1位のブランドン・ロイバルも撃破しており、トップクラスの強豪であったことが分かっている。UFCフライ級最年少23歳の鶴屋は、上海RTUで再起を飾ることが出来るか。
対するニャムジャルガル・トゥメンデムベレルは、MMA8勝1敗(UFC0勝1敗)。2023年3月にNavEを1R TKOでGladiatorフライ級王者となり、Road to UFC出場。RTUワンマッチでトップノイにスプリット判定勝ち、ピーター・ダナソーに1R リアネイキドチョークで一本勝ちし、UFCと契約を果たした。24年11月のUFCマカオ大会では、平良達郎(2R TKO負け)、鶴屋怜(判定負け)と対戦しているカーロス・ヘルナンデスにスプリット判定負け。25年2月にパク・ヒョンソンと対戦が決まるも「ニャムジャルガルの体重管理の問題により試合中止」となっていた。27歳。
8勝中2つのKO・TKO勝ちと5つの一本勝ちとフィニュシュ率は高く、ニャムジャルガルの身長170cmに比べ、リーチは180cmと鶴屋より7cm長く、回転の速い右の強打ではNavEをわずか7秒でマットに沈めている。また、そのリーチを活かしたリアネイキドチョークで3つの一本勝ち、1つのギロチンチョークでの勝利も記録。際で背中を譲ると厄介な相手でもある。
一方で、前戦では立ち技出身のヘルナンデスに前に出て長い右を当てたものの、テイクダウン&バッククリンチのコントロールにスプリット判定で敗れており、鶴屋としては距離設定に注意しながら組みで上回りたい相手だ。
この日は、日本からRTU準決勝に唯一勝ち上がった中村京一郎がリー・カイウェンと対戦するフェザー級戦も組まれており、鶴屋はサムライジャパン・夏の大決戦のトリで戦うことになりそうだ。
▼ROAD TO UFC 4 フェザー級トーナメント準決勝 5分3R
リー・カイウェン(中国)15勝6敗
中村京一郎(日本)6勝1敗
22日の『ROAD TO UFC: Shanghai エピソード5&6』では、日本人で1回戦を唯一突破した中村京一郎(6勝1敗)が、中国のリー・カイウェン(15勝6敗)とフェザー級準決勝で対戦するなど、4階級の準決勝8試合が行われる。トーナメント優勝者はUFCとの複数試合契約を勝ち取る。









