(C)ONE Championship/安村発(メインとコー・メイン撮影)
ONE Friday Fights 114
2025年6月27日(金)タイ・ルンピニースタジアム
※U-NEXTでLIVE配信
▼第11試合 キャッチウェイト (-63.5kg) キックボクシング 3分3R
×サンガルティット(セーンアティット)・ルークサイコーンディン(タイ)
判定0-3
〇スーブラック・トー・プラン49(タイ/Tor Pran49)
サンガルティット(セーンアティット)はプロボクシングで19戦無敗(9KO)、WBAアジア・スーパーライト級王者(6度防衛)となっている。今年初めにONEと契約し、2025年3月にデビュー。キックボクシングでスーパー・ヤイ・チャンと対戦し、右フックでダウンを奪って勝利した。ロッタンの義理の弟で、ロッタンがセコンドに就く。
スーブラックは2023年6月の『ONE Friday Fights 20』で初参戦。タンヌンウンに2RでKO勝ちすると、8月にイタリアのレニー・ブラジに3RでTKO勝ち、9月に鈴木真治にKO勝ち、12月にクレイグ・コークレイにKO勝ちと4連続KO勝ち&3連続ボーナスの激闘男で人気がある。2024年1月にFight Nightで本戦初登場するとステファン・コロディに判定勝ち、4月にはウラジーミル・クズミンにも判定勝ちとONEでの戦績は6戦全勝(4KO)だったが、6月にカムラン・ナバティに初回KO負けで初黒星。9月にクラップダムにKO負け、2025年1月にドミトリー・コフトゥンに判定負けと3連敗を喫してしまった。戦績は60勝21敗。

1R、サンガルティットが右ミドルで先制、サウスポーのスーブラックは左ミドルを返す。右インローを蹴るサンガルティットにスーブラックは左ハイ。さらに左ミドルからの左ストレート。サンガルティットの右ミドルに、スーブラックはなんと後ろ廻し蹴り。

サンガルティットの左フックで後ろに倒れるスーブラックだがこれはスリップ。サンガルティットが右ストレート、右ミドル連打。スーブラックは前蹴りと左ミドル。サンガルティットの左にスーブラックが左のカウンターを合わせ、あわやヒットの場面も。

2R、サンガルティットが右インローを蹴ってワンツー、スーブラックは距離をとって左ミドルを蹴ると、今度は胴廻し回転蹴り気味の飛び技を繰り出す。サンガルティットのジャブをスーブラックは上から叩き、すかさず左ストレートを打ってサンガルティットをフラつかせる。

サンガルティットの右ミドルにスーブラックが左ストレート。前に出て左ストレートをヒットさせたスーブラックはまたも後ろ廻し蹴りを2発放ってサンガルティットを脅かす。スーブラックは左ミドルからの左ストレート、ジャブも2発ヒットさせる。ハイキックから後ろ蹴りを当てると、飛び後ろ廻し蹴りまで繰り出すスーブラック。

3R、サンガルティットは距離を詰めて左ボディ。右ボディ、右ストレートと完全にパンチにシフトして前へ出て行くサンガルティット。スーブラックは左ハイキックからなんと飛び後ろ廻し蹴りでダウンを奪う!

立ち上がったサンガルティットは右ストレート、右フック、左ボディを打っていくがスーブラックは組み付いてパンチコンビネーションを回転させない。ワンツーで前へ出てくるサンガルティットに左フック、さらにテンカオ。前に来たサンガルティットにスーブラックが後ろ廻し蹴りを放ち、サンガルティットが倒れダウンが宣告される。




