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2025年7月13日(日)大阪・おおきにアリーナ舞洲で開催される『BreakingDown 16』のカードが発表された。
第29試合のセミファイナルでは、キックルールの無差別級ワンマッチとして、エストニア出身の元大関でRIZIN3勝1敗の把瑠都と、MMA6勝6敗の赤沢幸典がキックで対戦。赤沢は2024年5月のDEEPで140kgのベンツに1R TKO勝ちして以来の試合。把瑠都は、2016年大晦日RIZINでミルコ・クロコップに1R KO負け以来の試合となる。
朝倉未来は、この把瑠都vs.赤沢について、自身のYouTubeで「制裁マッチでしょう。でも(赤沢が)試合とかは出ていきたいみたいな中で、一度人生においてミスをした人が新しくやり戻せるってところがBreakingDown。良くないことやりましたっていうのは良くないんだけど、一応黙ってられることもできた中で、勇気を持って告発してくれたってことは評価するべきだと思って。張本人の方は普通に全然何にもなく(試合を)やろうとしてる中で(※平本蓮はドラッグテスト陰性)、その本人じゃなくて、勇気を出した方がこのままチャンスを得られないっていうのもおかしな話なんで、ここはドーピングしてようが、してまいが関係ないぐらいデカいやつを当てようと」と、赤沢の復帰戦のマッチアップについて説明した。
続けて、把瑠都について「見ましたか? あのデカさ。198cm、170kgです。もう打ってきてください(笑)。本当に俺、握手した時にバケモンだと思って。こんな握手痛いの、GACKTさんか把瑠都ぐらい。GACKTさんは多分結構力入れてんじゃん。だけど把瑠都に関しては普通に握ってるだけでクソ痛くて。俺(右手に)ボルト入ってるから、取れると思うぐらい痛かった。赤沢さんがデカいとはいえ、あのパンチもらってみ? 赤沢選手が快く引き受けたんで、この試合は見届けましょう」と、期待を寄せている。
また、第27試合ではキックルールのライト級ワンマッチで、井原良太郎と西谷大成が対戦。MMAでは4連敗中の西谷だが、BreakingDownキックルールは、YURAにKO負け以外は勝利し、6勝1敗。2023年11月の『FIGHT CLUB』では山口裕人にも1R TKO勝ちしている。
対する井原は、2024年12月のフェザー級1dayトーナメント準決勝でYURAに判定負け後、2025年3月の『BreakingDown 15』で細川一颯に判定勝ち。YURAにしか負けていない両者の戦いに。
ともにハードパンチャー同士の対戦に、朝倉は、「どっちにも負けてほしくない。井原君に負けられてもBreakingDown的には困るし、西谷負けても仲間として困るし」と、複雑な心境を吐露。
その上で「俺は正直、西谷勝つと思う。パンチ力は同じ、硬さでは。でも打たれ強さが井原君の方が強いんだよね。(白川陸斗の「西谷、本当にズカズカ入っていくから井原君が上手いこと合わせそうな感じがする」の予想に)いや、ズカズカ入っていくから俺、勝てると思うんだよ。井原君に対し、距離感を取って綺麗に戦おうとするからみんな負けるんだよ。最後焦って行っちゃって。だから本当、戦略次第だとは思うんだけど、まあ西谷君のパンチもらったらタダじゃ済まないと思うんだよね、井原君も。だから本当楽しみだね、この試合は。全然メインでも良かった」と、西谷の圧力が井原を上回ると、予想した。
第28試合は、キックルールで「ライト級タイトルマッチ」として、細川一颯とNAOが対戦。
細川は、2023年11月『BreakingDown 10』で才賀紀左衛門にKO勝ち後、2024年12月のフェザー級1dayトーナメント1回戦で現RISE参戦中のYURAに判定負け。
大晦日『RIZIN DECADE』で宇佐美正パトリックとキックルールで対戦し、2R TKO負け。2025年3月の『BreakingDown15』で、井原良太郎に延長判定負けで2連敗中。
才賀を師に持つNAOは、『BreakingDown 14』でリキとの再戦でKO勝ちで7連勝も、2024年12月のフェザー級1dayトーナメント決勝でYURAに1R KO負け。
第30試合のメインイベントでは、キックルールのライトヘビー級戦で飯田将成とSATORUが対戦。
飯田は、プロボクサーとして元日本ウェルター級10位。テコンドー8年、キックボクシング3年の経験を持つ。2023年5月の『BreakingDown 8』でパク・ウォンシクに再延長の判定勝ち以来の試合。ボクシングベースのSATORUは、24年12月に溝口勇児に逆転KO負けしている。
また、第26試合では「MMAルール」のバンタム級ワンマッチとして、秋元優志とジョリーが対戦する。
秋元優志は、RIZINで活躍中の秋元強真の実兄。NexusSPROUTでK-clannの酒寄創輝に判定勝ちするなどアマチュアで経験を積み、2023年12月にDEEPフライ級アマチュアSPルールで琥と対戦。オーソからの左フックを、琥に左フックを合わされて1R KO負けからの再起戦となる。
ジョリーのMMAは、2017年の全日本アマチュア修斗で2回戦敗退後、2018年にGLADIATORで上田祐起、井口翔太にTKO勝ち。BreakingDownキックルールを経て、2024年6月にMMAでYUSHIに1R 左ヒザ蹴りでKO勝ち。2025年3月の『BreakingDown15』では、冨澤大智の左ヒザにKO負けを喫している。

















