MMA
インタビュー

【RIZIN】バンタム級で安藤達也、中島太一「ナメんじゃねえぞ」、後藤丈治が勝利「ATTの選手に挑戦させてもらいたい」

2025/06/17 21:06

後藤丈治「今の時代でも腕次第だと思っている」

 第9試合のバンタム級(61.0kg)では、後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)が、鹿志村仁之介(BatlleBox)に判定勝ち。後藤は、3月のPANCRASEに続き2連勝。RIZINでは3連勝をマークした。

▼第9試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
〇後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)18勝8敗1分
[判定3-0]
×鹿志村仁之介(BatlleBox)8勝5敗

 試合は、左のストライカーの後藤の打撃に対し、柔術黒帯グラップラーの鹿志村がいかに組んで極めるかの構図のなか、序盤は立ち合った鹿志村に、後藤がカーフキックを効かせる展開に。2Rに鹿志村が詰めてダースチョークを仕掛けるも、後藤がディフェンス。3Rも後藤が鹿志村の組みを断ち切って、左ボディを効かせるなど打撃を入れて判定勝ち。

 後藤は、試合前から今後について「アメリカントップチームの選手、元谷友貴選手、ダニー・サバテロ選手とやりたい」と発言していたが、元谷がフライ級復帰のいま、RIZINバンタム級では、王者の井上直樹(vs.7.27 福田龍彌)、佐藤将光(※スーチョルに判定勝ち)、サバテロ(※太田忍にTKO勝ち)、太田忍(※アーチュレッタと米国合宿中)、中島太一(※COROにKO勝ち)、安藤達也(※ガサンザデに一本勝ち)らが名を連ねている。

 果たして地元・北海道大会から、継続参戦はあるか。

後藤「踏み切れなかったのは課題」

──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

「勝てたんですけど、30点くらいの試合だったかなと思っています」

──その理由を教えていただけますか

「気持ち30点、あと全部0点みたいな感じで。気持ちの部分は自分の武器なので最後まで保てたのですけど、純粋なグラップラーに対してもっとできることあったなっていう課題が見えたので、30点をつけました」

──鹿志村選手と実際に戦った印象を教えてください。

「対戦前のイメージと違ったところは正直そんなにない、想定していたものかなと思います」

──セコンドからゲキが飛んでいました。どういったことを言われていたのでしょうか。

「『フィニッシュできた』っていうアドバイスは長南(亮・TRIBE代表)さんからいただいて、グラウンドの展開でもっと相手に、殺せる攻撃を出せたっていうのは裏で反省を。練習でやってきたので。来週からそういう練習からやっていきたいと思います」

──地元開催でした、ファンと触れ合うことはできましたか。

「自分が、それこそ地下格闘技出ていた10代の高校生の頃に練習させてもらっていた外国人とかいるんですけど、彼らが英語で『ジョージ!』って言ってくれたりしてすぐ気づくことができました。10年ぶりに応援に来てくれてすごい嬉しかったです」

──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

「RIZINで3戦させてもらって全部一応勝っているので、自分たちTRIBE TOKYO MMAの目標としては、世界のトップチーム目指して日々やっているので、もしもう1回RIZINで試合のチャンスをいただけるんだったら、アメリカントップチーム(の選手)とか、ちょっと挑戦させてもらいたいなとは思ってます」

──長南亮さんからの「フィニッシュできた」というのは具体的な場面のことですか? それとも全体的なことですか?

「どちらかと言うと部分的なことで、腹効かせたあとの倒し方だったり、カーフ、ローなど足を効かせたあとの倒し方、具体的にこうしたほうがよかったというのを冷静に教えてもらったという感じです」

──相手が攻めさせなかった部分、サブミッションの強さを警戒してもう1歩いけないところがあったのですか。

「そうですね、そこは対面しなきゃわからない壁っていうか。これ以上行ったら相手の制空圏だというのをすごい感じたので、そこを踏み切れなかったのは課題かなと思います」

──2Rに首を狙われたのは冷静に対処ができましたか。

「正直まったくあそこは問題なかったです。あのシチュエーションも何回もやってきたしイメージでもやってきたので、全く焦ることなく対処できたかなと思います」

──中島太一選手や安藤達也選手の、同階級の選手たちの早期フィニッシュを見て意識しましたか。

「正直そこはまったくなくて、同じ階級でふたりとも歴史作ってきた選手なので。どちらもチャンピオンになっているし、純粋にすごい勝ち方だったなという尊敬もこめて見ていました」

──煽りVTRのなかで、「トラッシュトークをするな」と長南さんに言われていたそうですが、個性を出していくのが試合だけだと難しい部分があるのではと思いますがバランスはどう考えていますか。

「トラッシュトークはするつもりはないけど、自分は思っていることは言うので、思っていることを伝えていって、そこが刺さる人に刺さってくれればいいと思っているし、煽りやインタビューでも言っているけど、今の時代でも腕次第だと思っているので、そこを追求していきたいと思います」

──地元で盛大な祝勝会になりますか。

「終わったらまず嫁のところに行って勝利を伝えて、それからみんなのところに挨拶に行こうと思います」

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