2025年6月7日(土)20時より東京・芝の増上寺 特設ステージにて、RIZINが緊急記者会見。7月27日(日)さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンにて『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』を開催することを発表。 RIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチ5分3Rで、王者・井上直樹(Kill Cliff FC)vs.挑戦者・福田龍彌(MIBURO)が決定した。 井上は、朝倉海が返上した王座をかけ、24年9月にキム・スーチョルと対戦。1R TKO勝ちでバンタム級王者に。25年3月、元谷友貴と再戦し、スプリット判定勝ち。史上初めてRIZINバンタム級王座の防衛に成功した。今回、DEEP同級王者の福田龍彌が持つハンターの本能を、王者としての殺しの才能で凌駕し、V2を果たすか。 福田は、24年3月にフライ級からバンタム級に上げて、DEEPで雅駿介を1RKO。9月には瀧澤謙太を失神KOに下し、DEEP同級暫定王座を獲得、二階級制覇を達成した。大晦日のRIZINでは芦澤竜誠を1Rわずか54秒、左フックでKO。25年5月の前戦はDEEPバンタム級王座戦で挑戦者・牛久絢太郎からダウンを奪う5R判定勝利で初防衛を果たしている。井上との戦いで2団体ベルト獲得なるか。 会見に出席した福田は、ファンからの声援に照れながらも「偉大なチャンプと戦わせてもらえるってことで。今ここでやりたいぐらいワクワクしてるんですけれど、しっかり7月27日にみんなとヒリヒリ楽しみたいと思っているので、楽しみにしててください。敬意を持って狩りに行きたいと思います。よろしくお願いします」と、井上を“狩る”と宣言。
その言葉に軽くうなずいた井上は「超RIZINご成功を祈って先ほど祈りました。成功ももちろん祈るんですが、自分自身しっかり防衛して、このベルトの価値を上げていくように頑張っていきますので、よろしくお願いします。さいたまでお会いしましょう。ありがとうございます」と、増上寺という場所柄のコメントをした。
互いのイメージと自分がフィニッシュするイメージについて、福田は「もうコンプリートファイターって感じで。本当洗練された選手やなっていうイメージですね。フィニッシュする時は…いつも通りって感じですか」、井上は「自分は打撃でも寝技でも、しっかりKOでも一本でも狙って倒しに行きたいと思います」ときっぱり。
福田はこのタイトル戦の話が来た時の気持ちを聞かれると、「いつも試合をする時のモチベーションって、誰とやるってのよりも当日、その日一番見入るものを提供したいと思ってやってるんですよ。普段DEEPとかでも後楽園でやってきてるんですけれど。それはRIZINに来てもやることは一緒なので。素晴らしい相手と素晴らしい機会で戦わせてもらえるんでね。全身全霊で戦うことで沸かしに行こうと思います、当日は」と、相手が誰でも観客に最高の試合を提供することしか考えていないとする。
井上にも、福田が挑戦者と聞かされてどう思うか、との質問がされたが「特に何も思ってないです。一つの試合としてしっかりベルトを守っていく。しっかり防衛してこのベルトの価値を上げていくって想いでやっています。福田選手はDEEPでこの前もベルトを守っていたので、いい相手だなっていうふうには思いました」と、福田を挑戦者として評価しながらも相手が誰であっても関係ないとした。