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2025年6月14日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』が開催された。バンタム級(5分3R)では、ガサンザデに一本勝ちした安藤達也、鹿志村仁之介に判定勝ちした後藤丈治のほか、中島太一がCOROに1R KO勝ち。中島は、韓国大会でキム・スーチョルを下した佐藤将光に宣戦布告している。
▼第6試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
〇中島太一(ロータス世田谷)19勝13敗1分
[1R 1分34秒 TKO] ※左フック→パウンド
×CORO(JAPAN TOP TEAM)20勝22敗5分
中島太一「(佐藤将光は)いろいろ考えると一番いい相手」
──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
「まあ嬉しいんですけど、納得のいく内容ではなかったので、うん。まあ、反省点だらけじゃないですかね」
──反省点とは具体的にどういった点でしょうか。
「今回、自分の強さを全面に出して相手に何もさせず、ということを、まあ厳しい戦いになる可能性もあるのですけど、しっかり自分の強さを出して倒すっていうのがテーマだったのですけど、CORO選手のほうがガッツあったな、ていう。自分のテクニックに助けられただけというか、はい」
──CORO選手とはかつて対戦したことがあり、先ほど仰った「ガッツ」なのかもしれませんが、何か当時と変わったことはありましたか?
「やっぱり相手も3連敗しているっていうことで、かなりこの試合に懸けてきたのは1R最初のコンタクトで感じました。勝ったんですけど、僕より覚悟があったのかなと思います」
──ただ、勝利後、花道を逆走していました。奥さんを探しに行ったのではないかと中継で話題になっていましたが、あれはどういうことだったのですか。
「妻は家で観戦していたので。1RKOってのが久しぶりだったのでその嬉しさはあったのでちょっと走っちゃいました」
──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
「上位陣とやらせてほしいです」
──佐藤将光選手の名前を挙げていました。やはり、こだわりのある選手だからこそ、あえて具体名を出した感じなのでしょうか。
「そうですね。いろいろ考えると一番いい相手なんじゃないかなと思います」
──ぜひRIZINで組んでほしいということですね?
「そうです」
──試合後のマイクで、「舐めんな」という言葉が出ました。喜びよりも先に怒りを表現した意図は?
「まあ、RIZINのなかでは僕はまだまだ力を出し切れていないので、評価されていないなと思うし、対戦相手のCORO選手にも正直そういうのがありました。PANCRASEでチャンピオンになれず他団体に行って。僕は、残り続けてちゃんと(PANCRASEのベルトを)獲ってるので、そういう部分もあったし。いろんな感情があって、自分の言いたいことを言いました」
──それは、RIZINに対しても、思うところがあると。
「うん、まあそうですね。いろんな感情があって、中島太一を舐めんじゃねえぞと」
──今回試合も早く終わりました。ご自身の納得のいっていない部分も含めて早いペースでRIZINで次の試合をしたいという考えも?
「いいオファーがあればじゃないですかね」
──青木選手とは試合後どのような話をしましたか。
「ダメ出ししかないです」
──具体的にはどのような?
「いや、今さっき僕が言ったような、『CORO選手のほうがファイトしてきたよね、ガッツがあったよね』と。僕が決めていたテーマ通りに最初行けなかったので。格闘技で勝っただけっていう話です」
──改善に取り組んで次の試合に臨んでいきたいと。
「はい。本当に、満足することってないんですよね。どんなにいい勝ち方したって、そこに反省点だったりあるだろうし、100パーセントいい試合ってないと思うので。逆に『100パーセントよかった』って言えたらダメだと思うし、常に自分の改善点を見つけてどんどんアップグレードしていくっていう考えなので」
──ご家族は自宅で観戦とのことでしたが、勝利の報告はしましたか?
「スタンプ1個だけ送っておきました」
──返信はありましたか?
「いや、まだです。あとでゆっくり話そうかと思います。妻が何て言うかね? 青木さんと同じこと言いそうですよ、怖いです。だからもう聞かないようにしようかな(笑)」
──ご自身としては、サポートしてくれたことへの感謝はしっかり伝えたいですか。
「そうですね、本当に4月(に試合)やって今回やって、結構長い間、僕のために尽くしてくれたし我慢してくれたし。だから旅行行って、おいしいもの作って、家族の時間の幸せを噛み締めたいです」







