▼第7試合 女子アトム級 5分2R
×ヒヤマNFC(NFC)47.4kg
[2R 3分16秒 腕十字]
〇徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN)47.4kg
2024年の全日本アマチュア修斗選手権ストロー級を制した徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN)が、今回待望のプロデビュー戦を迎える。
全日本選手権の決勝戦では8月に行われた『COLORS Vol.3』でトライアウトで戦った片山智絵との再戦となったが、下からの腕十字を極めて涙の戴冠。先にデビューを果たしている同門のerikaと共にTHE BLACKBELT JAPANが女子2階級制覇を果たした。
そんな“期待の新星”徳本と戦うのがヒヤマNFC。徳本から10年遡って2014年の全日本アマ修斗王者だ。
今までに本名の檜山美樹子で戦ってきたが心機一転、今大会から改名することとなった。プロとしての経験値はヒヤマNFCが圧倒的に有利。胸を貸すヒヤマNFCがプロの洗練を浴びせるか、それともインフィニティリーグ初戦で勝利を収めたerikaに続きTHE BLACKBELT JAPAN女子が2連勝となるか?
前日計量でヒヤマは、「今まで誰がどれだけ気づいたのかなとは思うんですけれども、実は名前変わりまして“ヒヤマNFC”になってますんで、私もできればフレッシュに戦いたいと思います」と心機一転の意気込み。
徳本は「プロデビュー戦ですが、盛り上げるし、盛り上げられる試合をしたいと思います」と、力強く語った。
1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取る徳本は左の前足を上げてから突き刺すムエタイ式の前蹴り。ヒヤマはサークリング。徳本はジャブから右ローを当てると、さらに左インローも。ヒヤマの打ち返しをスウェイでかわす徳本。右のスナップを効かせたハイキックも見せる。
かわしたヒヤマに左インロー。さらに強い右ロー。ガードを下げて左。ヒヤマの右をかわす。さらに右ローと出入りの徳本は、右の蹴りのフェイント。さらに右を突くが、ここはヒヤマもかわして右オーバーハンドから組みに。右で四つも体を入れ替えた徳本は首相撲からヒザ! さらにボディロックテイクダウン。引き込む形になったヒヤマは四角から腰を切り、腕十字へ。
引っ張る形でヒジを抜いた徳本に、ヒヤマはなおも下から潜って左で腰を抱き、右手を徳本の左足を押し上げてスイープで上に! しかしここですぐに立つ徳本にヒヤマはダブルレッグからボディロックで小外がけ狙いも、徳本も右小手で投げさせず。
2R、ヒザから先が見えにくい右ハイの徳本。さらに左前蹴りで前に出る。ヒヤマも右ストレートを胸元に返して押し戻すと、さらに右ストレートで前に。そこに組んだ徳本はボディロックも四つに。互いにヒザの打ち合いから押し込む徳本は右ヒジ!
ヒヤマもワンツーでコーナーに押し込むが、体を入れ替えた徳本はヒザ蹴り。右で差して小外狙いのヒヤマに残した徳本はボディロックテイクダウン!
サイドからマウントの際で亀になるヒヤマの右腕を左腕で抱えていた徳本は、うつ伏せからヒヤマを前転させて腕十字! 左足もかけてタップを奪った。
試合後、マイクを渡された18歳の徳本は、「KOで勝ちたかったんですけど、でも一本取れて嬉しいです。これからもっと強くなって、上の選手と戦っていきたいと思っているんで、応援よろしくお願いします」と語った。





















