Krushバンタム級王座を2019年11月に失って以来のベルトを巻いた晃貴を兄貴分・武尊も祝福(C)Bigbang(第8試合~第11試合)
ビッグバン・統一への道 其の52
2025年6月1日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント第2試合(第13試合)スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
×良星(KSR GYM/王者)
判定0-2 ※29-29、29-30×2
〇晃貴(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Krushバンタム級王者/挑戦者)
※晃貴が新王座に就く。良星は初防衛に失敗。

ダブルメインイベント第2試合(第13試合)Bigbangスーパーバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rでは、RISEで活躍する同級王者の良星が、K-1グループで戦う第4代Krushバンタム級王者の晃貴を相手に初防衛戦を行う。

良星は、16年9月の大野貴志戦で勝利し第4代Bigbangスーパーバンタム級王者に輝いた。3回の防衛戦を経てRISEを主戦場に戦い、昨年9月の『ビッグバン・統一への道 其の50』で6年ぶりにBigbangに出場。内田晶(チームタイガーホーク)を判定で下し、Bigbangスーパーバンタム級王者に返り咲いた。


一方の晃貴は、武尊の後輩で19年1月の第4代Krushバンタム級王座決定戦で萩原秀斗に勝利し、同級王座を獲得。スーパー・バンタム級転向後、Krushで2連勝するも21年9月にK-1で金子晃大とのリベンジマッチに敗退。22年3月に小倉尚也との激しい打ち合いに勝利も、怪我により約1年間の欠場に。復帰後の1月は一航からKO勝ちも岩尾力にKO負けを喫したが、前回は24年12月に大鹿統毅から判定勝ちを収め再起している。

1R、良星はいきなり顔面前蹴りを見舞うと、カーフキック、三日月、ヒザ蹴りとスピードのある多彩な蹴りを繰り出す。これで良星がペースをつかんだかに見えたが、晃貴が右フックで逆襲。左右フックにアッパーを交えたコンビネーション。攻守が目まぐるしく入れ替わるスリリングな展開に。


2Rも序盤にペースを握るのは良星。多彩な蹴り技とそれにつなぐパンチで優勢になるが、ロープを背負っていた晃貴が飛びヒザ蹴りをヒットさせて良星が下がり、晃貴がパンチでラッシュをかける。良星はピンチに陥るが、ヒザを入れて逆襲に転じる。


3Rは激しい打ち合いに。ワンキャッチのヒザ蹴りとプッシュも駆使してワンツーにつなぐ良星、右フックと右ストレートを強打する晃貴。良星はハイキックや顔面前蹴りも織り交ぜるが、晃貴は飛びヒザ蹴りで対抗。

終盤になると良星のパンチにパワーがなくなり、手を前に出しているだけのような状態に。晃貴のパワーは衰えることなく右フック、右アッパーを強打していく。

判定は2-0で晃貴が勝利。熱戦を制して新王者となり、良星は悔し涙を流した。

マイクを持った晃貴は「ビッグバンのベルトが欲しかったので凄い嬉しいです。自分、ベルトを撮ったら昔から言ってたことがあって武尊くんに肩車されるのが夢だったのでやらせてください」と、武尊に肩車をおねだり。武尊も笑顔で応じて、弟分の晃貴を肩車して2人で写真に収まった。



