キックボクシング
レポート

【SPACE ONE×BOM】城戸康裕が涙のリベンジ&初防衛「人生で一番きつい試練をくらって、マジで円形脱毛症になった」、吉成名高が相手寄せ付けず119秒で圧倒KO、松田龍聖がワンサイドで勝利、竜哉は初OFGで完勝、元K-1王者・黒田斗真が55秒でKO勝ち、朝陽はダウン応酬の激闘でKO勝ち

2025/05/11 21:05

▼第9試合 SPACE ONEキックボクシングルール 54.50kg契約 3分3R
○松田龍聖(大原道場/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)=54.34kg
判定3-0 ※30-26×3
×盛一倬(=シェン・イージュオ/中国)=54.62kg


 19歳の松田の戦績は13勝(5KO)1敗1分。2024年4月の『RWS JAPAN』に初参戦すると、初のムエタイルールにも関わらず石井一成を苦しめドロー。7月に41戦負け無し(1引き分けを含む)という快進撃を続け、ムエタイのトップを走っていたラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5kg)王者クンスックレックに挑戦し、2RでKOするという大番狂わせを起こした。


 ムエタイルールわずか2戦目にしてムエタイのトップ中のトップファイターをKOし、ラジャダムナン王座に就いた快挙を達成したことで吉成名高は「人類最速のラジャ王者」と称した。9月にはタイ・ラジャダムナンスタジアムでクンスックレックとのダイレクトリマッチで初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ初黒星を喫した。2024年12月のRWS JAPANでは強敵ゴッダオに判定勝ち。


 盛も19歳で9勝(3KO)3敗。55kgと57kgでいくつかのタイトルを獲っているという。


 1R、長身の盛はジャブで前へ出ていき右ハイ、松田はかわして軸足を払って転倒させる。松田がジャブ、盛の右ストレートをかわして左フック。盛が組んでくると松田は離れる前にバックハンドブロー、すぐに右を当てていく。


 前に出る盛に左ボディを連打する松田。盛が攻めようとすると回り込んでかわす。そしてジャブを当てる。盛の右ストレートをかわしてワンツー、すぐに右フック。ワンツーから盛が返した右ストレートをかわして右ストレート。


 2R、松田は前蹴りに来た盛に右フック、盛のパンチ連打をかわして左ボディ。入ってくる盛に右フック。松田は急に飛び込んでの左ボディとほぼ一方的にパンチを当てる。盛は飛びヒザを見せるが松田はステップで軽々とかわす。松田は左ボディから左フック、さらに右フックでダウンを奪う。


 盛はふらつきながらも立ち上がり、松田はバックハンドブロー、右フック、左右フックの連打。右アッパーを打つと盛はたまらず組み付く。


 3R、松田は右カーフ、盛の左フックに左フックを合わせる。松田が右ボディから左フック、右カーフ。松田は右カーフを連打し、右フックから左ボディ。松田はノーガードで挑発。松田が右カーフから左フック、右ボディから左右連打。さらに右ボディを打ち、盛の返しの右はあっさりとかわす。


 相手の攻撃を全くもらわず、自分の攻撃だけを当てるまさにワンサイドの展開で松田が判定勝ち。松田の完勝となった。

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