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UFC世界フライ級王者のアレシャンドレ・ パントージャ(ブラジル)が、同門のアメリカントップチームの堀口恭司(ATT)を「ベルトを賭けて戦いたい唯一の男」と語り、6月21日(日本時間22日)にタギル・ウランベコフ(ロシア)を相手にオクタゴン復帰戦が決まった堀口も「きっと良い試合になる」と呼応した。
UFCライト級10位のヘナート・モイカノ(ブラジル)は自身のYouTube『Overdogs Brasil』を更新、ATTのマルコス“パルンピーニャ”コーチと対談し、パントージャの知られざる一面を語った。
パルンピーニャに、「あなたはパントージャのマスターで、長い間彼と一緒にいて、彼がチャンピオンになるのを見てきた。誰よりもパントージャのことを知っている。パントージャはジムでは本当に特別な男で、みんなの面倒を見てくれるし、おしゃべりも上手だ。パントージャはアカデミーの特別な兄弟だよね」と語りかけたモイカノは、王者のATTでのふるまいについて明かした。
「彼はトレーニングパートナーを愛している。スパーリングパートナーを助けるために全力を尽くす。そうだろう? UFCの収録をしていたんだけど、彼はアドリアーノ・モラエス(元ONEフライ級王者)をUFCのメディアに出すために連れてきたんだ。突然、彼はモラエスをプッシュした。だから、パントージャはあそこにいるべき男なんだ。そして、仲間がいるとき、彼は自由になる。彼が“やらないこと”のひとつは誰かを見下すことだ。彼は冗談を言ったり、あちこちでからかったりすることはあっても、無礼なことはしない」と、パントージャが練習仲間に敬意と感謝の心で接しているとした。
その上で、パントージャと同門の同じフライ級の堀口恭司のUFCカムバックについての秘話を、モイカノは語り始めた。
「この話は話す価値があると思う。ダン・ランバート、ATTのオーナーだ。ダンはとてもいい男で、パントージャは彼が最も好きな男の一人だ。彼はいつもこう言う、『マイブラザー、パントージャ』と。堀口恭司がUFCで戦うことが発表されたよね。ダンはパントージャに『恭司がUFCに戻るけど大丈夫か?』と聞いたそうだ。パントージャは『あなたの判断はおかしくないよ、僕がベルトを賭けて戦いたい男が一人いるとしたら、それは堀口恭司、彼なんだ』と答えたそうだ。パントージャは悪意のない男なんだ。人として1000点の男だ。だから、彼らのことをもっと伝えたい。そうすることでPPVがもっと売れるようになるんだから、それはより彼という王者を作ることになる」と、UFC世界王者になるまで、そして朝倉海戦も含め、王座を防衛するまでに幾度となく共に練習した堀口が、ベルトを賭けて戦うのに相応しい相手、とパントージャが後押ししていたことを明かした。




