▼第11試合 スーパーバンタム級(55.34kg) 3分3R
○チョークディー・PKセンチャイジム(タイ/PK.センチャイムエタイジム/WMC世界スーパーフライ級王者)
KO 2R 1分58秒 ※左ヒジ
×Jyosei(誠至会/NJKF&WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)

Jyoseiは、中嶋平八、宮島教晋、北野克樹、中野椋太といったチャンピオン勢を輩出している名門・誠至会に所属。2016年にプロデビューし、NJKFを主戦場に活躍。2023年2月に日下滉大を下してNJKFスーパーバンタム級王者に。2024年2月には、前田大尊とのWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座決定戦を制して2冠王となった。5月の前戦では、HOOST CUP日本バンタム級王座決定戦で國本真義に僅差で判定負けを喫し、今回1年ぶりの再起戦となる。

対するチョークディーは激闘派としてタイで人気を誇った選手で、これまでの死闘で縫った針の数は顔だけで170針以上。2017年12月の『BOM』で初来日し、2018年9月にはWMC世界バンタム級王座決定戦で一撃KO勝ちで世界王座に就いた。2019年2月のKNOCK OUTでは大﨑一貴にも勝利している。昨年6月にはKNOCK OUTに参戦し、壱・センチャイジムと激闘を繰り広げた末に3RTKO負けを喫した。

1Rが始まると同時にチョークディーは右ロー、Jyoseiもすかさず左ローを返す。Jyoseiは右カーフ、左インカーフを蹴り、左ミドルから右ストレート。これで下がったチョークディーにJyoseiが連打から右ストレートをクリーンヒットさせる。さらに左三日月から左ハイ、右フックで大きくグラつかせて、左三日月からの左ハイを蹴る。右ストレートを直撃させたかと思えば、右カーフを蹴るJyosei。チョークディーは前へ出てくるがJyoseiはジャブを当てる。

2R、Jyoseiは前へ出てくるチョークディーにジャブを当て、左の蹴りを上中下に蹴り分ける。チョークディーは前へ出てくるが、Jyoseiにワンツーでダウンを奪われた。Jyoseiは倒れたチョークディーに顔面蹴りを見舞ってしまい注意。Jyoseiが左三日月を連打、左インロー。Jyoseiに先手を取られるチョークディーは右ミドルに活路を見出し、前へ出ていくがJyoseiは下がりながらパンチ、蹴りを当てていく。

しかしここで、チョークディーが踏み込んで左ヒジ一閃! この一発でJyoseiはばったりと大の字に倒れ、チョークディーの逆転KO勝ちとなった。


