減量も練習も全て上手くいったと自信に満ち溢れていたロッタン
2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXTで独占PPVライブ配信)に出場する選手の個別インタビューが、19日(水)都内にて行われた。
メインイベント(第14試合)のONEフライ級(61.2kg)キックボクシングスーパーファイト3分5Rで同級2位・武尊(日本/team VASILEUS)対戦する、同級1位ロッタン・ジットムアンノン(タイ)が出席。
「1日1日がゆっくり感じられる。16日に来日して3日しか経っていないけれど、早く23日になって欲しい。武尊と戦いたくてたまらない」と、武尊との試合が待ち遠しいと話した。
17日の記者会見では武尊とフェイスオフ。これまで何度もフェイスオフで向かい合ってきたが、試合が近付いてきて違う感情はあったかと聞かれると「特に違った気持ちはないね。フェイスオフはただ顔を合わせるだけだから。早く試合がしたいと思っただけだよ」と、そこに感情は特になかったという。
ONEの公式サイトに載ったコメント「この試合で僕は武尊を地面に埋めるつもりだ」の真意を聞かれると「あれはKOするという意味(マットに沈めると同じ意味だという)。僕たち2人に共通している武器はパワーがあることなので、どちらがいいタイミングを見つけられてKO出来るかって試合になると思う」と、KOを狙っていくと説明。
さらに「自分がダウンを奪われることはないし、KOされることもない。リングの上で実際はどんな試合になるか今は分からないけれど、今はそういう気持ちでいる。今回の試合は武尊よりも自分の方がアグレッシブになるし、今までで一番アグレッシブな試合をする」と、過去最高にアグレッシブなロッタンで行くと宣言した。
過去2試合で体重超過、計量をパス出来なかったことで(試合はキャッチウェイトで実施された)今回も減量が心配されるところだが、「減量に関しては、今回は凄く自信がある。きちんと準備してきたからね。練習に関してもしっかりやってきた。朝の練習は普段はやっていないけれど(ムエタイ選手は朝と夕方に練習するのが一般的)今回は朝練もやってきた。あと休日も、普段は休むけれど走ったりして練習を積んできたんだ」と、いつも以上に練習して減量も計画的にやってきたと自信の表情。
「早く試合を終わらせて、焼肉を食べに行きたい」と、お気に入りの焼肉屋に行くのが楽しみだ、とも。
終始リラックスして笑顔を見せ、ハキハキと質問に答えるロッタン。特別に調子がいいからなのかと聞かれると「僕はいつもと変わらないよ。試合をするのが好きなので試合前はいつもリラックスしている。僕はファイターだし、試合をするのが楽しみなのであまり試合前にストレスを感じることはないんだ。リングに上がるのが楽しみで仕方ないよ」と、いつものことだと余裕さえ感じさせる笑みを浮かべて答えた。
また、ネット番組で「那須川天心とボクシングで再戦したい。前回は俺が体重を合わせたんだから次は俺に合わせろ」と発言したことについて「もちろん天心とボクシングを凄くやりたいと思う。体重に関してはお互いがいいところで合わせてやれればいいと思っているよ」と、那須川とのボクシング対決を熱望していた。