▼第3試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R
〇登島優音(NEXT LEVEL渋谷/同級3位)
判定3-0 ※29-27、30-28、30-27
×夢空(Croire/同級6位)
登島は王者を多数輩出した女子キックボクシングの名門NEXT LEVEL渋谷所属で、高校2年生のJKファイター。アマチュアでは2022年Amateur RISE Nova全日本女子トーナメント-52kg級優勝の実績を持つ。人気深夜番組『月曜から夜更かし』に出演して話題となった。前戦は2024年11月にワン・チンロンから延長戦で勝利を手にした。戦績は6勝(1KO)2敗2分。シンガーソングライターも目指している。
夢空は2022年6月にK-1でプロデビュー。4戦目でAyakaに初黒星を喫した。RISEには2024年10月から参戦し、岩永唯伽と引き分け。2025年1月にはきたりこから判定勝ちを収めており、2連続参戦となる。戦績は5勝1敗1分。
1R、両者慎重な出足。サウスポーの夢空が近距離で左右フックを回転させると登島も下がらず打ち合い、首をつかんでのヒザ。両者とも距離がまだつかめていない様子だが、登島が入ってくるところに夢空が右フック、登島も右を打ち返す展開に。
2R、夢空は左インロー、左ミドル。登島は右ボディを、右ミドル、組んでのヒザ。蹴りからパンチで接近戦を挑む夢空に登島はヒザ。夢空は左三日月、登島も右ボディストレートを貸す。両者とも空振りが目立つ。
3Rが始まってすぐ、登島が夢空の右フックに合わせた左ハイキックでダウンを奪う。ダウンを奪い返そうと前へ出る夢空が左ボディを打つところに登島は今度は右ハイ。その後も登島は夢空がパンチを売るところに左右ハイを狙い撃ち、夢空のパンチをもらいながらも右フックを返す。夢空に攻められながらもバックハンドブローを決める登島。フラフラになりながらも夢空の猛攻に打ち返す。
判定は3-0で登島が勝利。勝っても負けても涙の登島は、この勝利にも涙した。ダウンを奪ったハイキックは、ついに登島が覚醒したかのような一撃だった。