(C)Zuffa LLC/UFC
2025年2月1日(土)日本時間23時から、サウジアラビのANB Arenaにて『UFC Fight Night: Adesanya vs. Imavov』(U-NEXT配信)が開催された。
メインイベントでは、35歳の元ミドル級王者アデサニヤが、2019年2月のアンデウソン・シウバ戦以来のノンタイトル戦を戦った。
シウバに勝利後、ケルヴィン・ガステラムに勝利し暫定王座を獲得したアデサニヤは、その後、実に12試合をミドル級とライトヘビー級で「王座戦」を戦っている。
ミドル級ではアレックス・ペレイラとの2戦で1勝1敗。その後、2023年9月にショーン・ストリックランドに判定負けで王座陥落。2024年8月には、ストリックランドから王座を獲得したドリカス・デュ・プレシに挑戦し、4Rにリアネイキドチョークで一本負けで王座奪還ならず。2連敗中だった。
対するダゲスタン出身フランス国籍の28歳のイマボフは、UFC3連勝中。2023年1月にストリックランドに判定負けも、クリス・カーティスとのバッティングNCを経て、ロマン・ドリーゼに判定勝ち、ジャレッド・キャノニアを4R TKO。2024年9月の前戦でブレンダン・アレンを判定で下している。
ナッソージン・イマボフの一撃👊💥💥💥#UFCSaudiArabia | @RiyadhSeason | #RiyadhSeason pic.twitter.com/fdFlKyIhrf
— UFC Japan (@ufc_jp) February 1, 2025
試合は、1Rにイマボフのテイクダウンを切って上を取る場面も見せたアデサニヤが、ジャブ&右カーフキックをヒット。イマボフの右アッパーストレートを被弾しながらも、左ミドルを返して、ジャッジ3者が10-9でアデサニヤを支持する初回に。
しかし、2Rにアデサニヤのミドルを掴んだイマボフが間合いを崩し、アデサニヤがオーソにスイッチした瞬間に右オーバーハンドを当てると、金網背にヒザを着いたアデサニヤに左アッパー。ダウンしたアデサニヤが背中を見せたところにイマボフがパウンドを連打しKO勝ちを決めた。
勝者は、「僕の方が優れたストライカーだと証明できたはず。(2月8日に王者ドリカス・デュ・プレシにショーン・ストリックランドが挑戦するが)次は僕の番だろう。ベルトをかけた試合がしたい。この1年でトップ5に2度勝ち、2度ともフィニッシュしている」と王座挑戦をアピールした。