日本人対決って何のメリットも無い
──今回勝利した後のビジョンはありますか? 3月の日本大会が発表されていますが、今回の試合結果で意識していますか?
「意識はしますね。それこそザキロフ自体、ボカン(マスンヤネ)やランキングトップ選手より強いんじゃないかと僕は思っているので。それに勝ったら、次は(ジョシュア)パシオでも(ジャレッド)ブルックスでもどちらでもいいし、タイトル戦をやらして欲しいと生意気なことを言おうかなと思っていました。
けど、彼らが2月(『ONE 171:カタール』大会)で世界王座統一戦をすることが決まっているじゃないですか。ブルックスなんて皆やっつけちゃってるし。ランキング外の僕とかがタイトル戦やらしてくれって言ったら、もしかしたら引っかかるかなとか思ったんですけど、2月に彼らの試合が決まっちゃったんで、3月は物理的にほぼ無理かなって思ってます。ただ、僕が今回無事に怪我なく勝ったとして、3月の日本大会は、もちろん魅力あって出たいっていうのはあるんですけど、やりたいヤツがいるかと問われると、別にいないというか。
3月がタイトル戦だったら、1月に多少の怪我をしても出場したいなとか思っていた。これも自分の勝手な話ですけど。1月戦って無傷とは限らないし、相手もよく分からない選手だったら、別に無理する必要もないかなとは思うし。全ては試合終わってからのコンディションとノリ、テンションというか。そういうノリになれば、大きくアピールしたいと思います」
──3月の日本大会でタイトル挑戦が難しい状況の中で、仮に日本人対決は興味ありますか? ランキング内には箕輪ひろば選手、山北渓人選手がいますが。
「はっきり言って興味はないですが、やれと言われたらやるかもしれない。ただ日本人対決って何のメリットもないんですよね。僕も竹中(大地)選手とONEでやりましたけど(2021年10月5日『Road to ONE: 5th Sexyama Edition』)。僕、竹中選手に勝っても別に世間からの何の評価も上がってないし、逆に竹中選手はそれ以来、ONEで試合組まれなかったし。やっつけても世間は何にも響かない。仮に箕輪選手をやっつけても何にも響かない。大会自体も別に響かないというか。そういう気がするんで、積極的に日本人とやりたいですっていう気持ちは別にないですが、やれと言われれば、やるかもしれないです」
──なるほど。因みに、パシオvs.ブルックスの勝敗予想は?
「ブルックスが勝っちゃうと思います、普通に。ただ、ブルックスはこの前(フライ級マッチで)リース・マクラーレンに負けている。試合見ても、まあこんな感じかと。こんなもんかなっていうか、強いのは分かるけど、なんか別にビックリするような強さじゃない。なるほどねって感じでは見ていました」
──あの試合を通して、ブルックスの攻略が見つかった感じですか?
「そうですね、攻略方法と言うか、強さは分かるんですけど、それほどびっくりするほどではなかったので、色々な場面で勝負できるなっていう風には改めて思いました」
──最後にファンへのメッセージをお願いします。
「良い相手を当てて貰えたので、その中で僕とザキロフが色々なスキルをぶつけ合って戦うと思います。そういったところを楽しんで観てもらえたら嬉しいです」