K-1K-1
K-1
レポート

【Krush】大岩龍矢が延長戦で力尽きアギーレの判定勝ち、近藤魁成が不可思から2度のダウンを奪う大差判定勝ち、新美貴士が予告通りの初回KO勝ちでK-1王者に挑戦アピール、璃久が判定勝ちで再起、天野颯大が西元也史を初回KO!鈴木万李弥が接戦を制す、斎藤祐斗がTKO勝ち

2024/11/23 14:11

▼第4試合 女子-55kg契約 3分3R延長1R
〇鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×Hotaru(Continue)
※本戦の判定は30-29、30-30×2。


 鈴木は空手のバックボーンを持ち、2016年にキックボクシングでプロデビュー。MMAでは2勝3敗の二刀流ファイターとして活躍し、エキシビションマッチながら中井りんとも対戦経験を持つ。流血もいとわない激しいファイトを信条とし、付いたキャッチフレーズは“流血のマドンナ”。そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている。


 K-1 GROUPには2022年3月から参戦。クロスポイント吉祥寺に移籍して2023年7月に1年1カ月ぶりの試合を行ったが、☆SAHO☆に敗れK-1グループで初黒星。10月の「第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」では準決勝で麻央に敗れ連敗を喫したが、2024年4月のKNOCK OUTでNA☆NAに勝利。7月に韓国で-58kgのタイトルマッチに挑むも判定負け。10月にはOFGキックボクシングに初挑戦でルークナームに判定で惜敗した。戦績は12勝(3KO)9敗。

 対戦相手のHotaruは2022年10月に『HOOST CUP』でプロデビュー、ピーター・アーツの長女モンタナと引き分けた。その後はDEEP☆KICKで2連勝、2023年7月と8月にはRISEに参戦している。戦績は3勝1敗1分。

 1R、右ローを蹴っていくHotaruに鈴木は前に出て左右フック。鈴木はジャブを伸ばして右ストレート、右ロー。左ミドルから右ストレートと前へ出ていく。Hotaruは左ミドルを蹴り、クリンチからの離れ際に右ハイを放つ。終盤から手数を増やすHotaruだが、鈴木はもらいっぱなしにならず必ず攻撃を返す。

 2R、鈴木が右の蹴りからパンチにつなげて前に出るとHotaruも右の蹴りを返す。積極的に前へ出る鈴木にHotaruはバックハンドブロー。鈴木は左ミドルから入るように変えてパンチの連打へ。Hotaruもローから細かくパンチを当てていく。それでも鈴木が馬力を活かして前へ出て、蹴りからのパンチでHotaruを下がらせた。

 3R、鈴木の右ストレートがヒットし、下がるHotaruだが右ローからのワンツーで反撃。鈴木は左ミドルを蹴るがHotaruは右ローから左ミドル。このラウンドはHotaruがギアを上げて手数を出す。鈴木が右ミドルから左右連打を入れるが、Hotaruの右ストレートで後退。左ミドルの連打で前へ出る鈴木はヒザも蹴る。Hotaruのワンツーを被弾しながらもヒザを蹴る鈴木。ワンツーから左ミドル、さらに連打と攻める鈴木にHotaruも負けじと打ち返して足を止めての打ち合いに。最後は鈴木の右アッパーがヒット。

 本戦は鈴木1-0のドローで延長戦へ。両者とも雄叫びをあげて戦闘開始。両者蹴りからパンチ、前へ出るのは鈴木だ。離れて前蹴り&左ミドル、近付いてヒザの鈴木にHotaruもヒザで対抗。鈴木が左ロー、ワンツー、ヒザで前へ出る。Hotaruのパンチも鈴木の顔面を捉えるが鈴木は下がらない。左右の連打とヒザで勝負をかける鈴木にHotaruも左右フックで打ち合った。

 終了のゴングが鳴ると両者抱き合う。判定は3-0で鈴木が勝利。鈴木は嬉し涙、Hotaruは悔し涙を流した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント